国内では2016年7月に発売されたファイナルエディションで生産を終了したカワサキのW800が、2019年モデルで復活するかも知れない。早ければ11月のミラノショーでの発表が期待される。
11月6日にミラノショーでデビュー?!
日本と欧州で発売されていたW800は、排ガス規制のユーロ4やそれに準ずる平成28年排ガス規制の導入に伴って2016年限りで生産を終了し、現在は一部のアジア地域で販売が続けられている。それが規制対応を実施し、2019年型で復活するという情報だ。復活する地域が日本だけなのか、欧州も含めたグローバル展開なのかは不明だが、欧州でも販売するとなると11月のミラノショーでの発表が期待できそうだ。一方、日本国内でのみ復活する場合は、’19年春のモーターサイクルショーで発表というケースもあり得るだろう。
バリエーション展開にも期待
Wといえば、Z、Ninjaに並ぶカワサキ3大ブランドのひとつ。W800の販売が続けられているインドネシアでは、800を筆頭にエストレヤがW250というネーミングで続き、独自モデルのW175までライナップしている。将来的にはこのような縦軸のライナップが理想的な製品展開となるだろう。一方、横軸でもW800のスクランブラータイプなど、トライアンフのツインシリーズのように幅を広げてもいいかも知れない。2018年10月のパリモーターショーでは、カワサキブースに旧W800と’60年代のW2TTが並べて展示されていたので、ひょっとするとカワサキもそれを意識しているのかも知れない。
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