ハーレーダビッドソンの新ビジョンモデル紹介パート2
ハーレーの水冷975ccストリートファイターにはカウル付きも存在?!
- ヤングマシン編集部
2018年7月30日、ハーレーダビッドソンが「More Roads to Harley-Davidson(ハーレーダビッドソンへのさらなる道)」という2022年までの世界戦略を発表し、新たに販売に乗り出すセグメントのモデルを公開。ここでは「ストリートファイター」と「カスタム」を紹介しよう。
新水冷エンジンは975ccと1250ccの二本立て
ハーレーは、前記事で紹介したパンアメリカ1250だけでなく、2020年に「ストリートファイター」もリリースすることを正式発表した。ストリートファイターのエンジンは975ccと発表されたが、パンアメリカ1250のものと外観は変わらないことからボア×ストローク等違いと思われる。また、パンアメリカには975ccバージョンも存在するという情報もあり、新V水冷V型2気筒エンジンは、スポーツスターシリーズのように2つの排気量帯で展開されることが予想される。
カウル付きもある?! モチーフはあのVR1000
そして、「ストリートファイター」については写真のネイキッドタイプだけでなく、公開された映像からハーフカウル付きのモデルも確認できる。しかも一緒に並んでいるのは、かつてハーレーが打倒ドゥカティを目指して開発した水冷Vツインのスーパーバイク=VR1000(1994年)というから、期待が高まる。今回のハーレーのアナウンスでは、2022年までに新たに進出したセグメントでのラインナップを拡大するための追加モデル投入が示唆されており、VR1000レプリカの登場は間違いない?!
「カスタム」はV-RODの生まれ変わり?!
新水冷V型2気筒エンジンを搭載したシリーズには「カスタム」も存在し、2021年リリースの見込みだ。こちらの排気量は1250ccと発表されており、従来の水冷ハーレー、2017年限りでラインナップから姿を消したV-RODの代わりとなりそうだ。元々はVR1000からV-RODが生まれており、上記のカウル付きだけではなくパフォーマンスクルーザーが用意されるのは自然な流れと言える。また、排気量はV-RODの後期型が採用した1246ccに近いが、エンジンは明らかにコンパクトに見えるので、日本人には大きかった感も否めない車格もダウンサイジングされることが期待できそうだ。
ニュース提供:米国ハーレーダビッドソン
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