2018年3月16日〜18日に開催された大阪モーターサイクルショーは前年比106%の7万664名の入場者で賑わった。そして今週は東京モーターサイクルショーが3月23日から開催される。その盛り上げのために大阪で撮り下ろした注目マシンを掲載していくシリーズの第二回。この大阪で国内初公開となった新型フォルツァの新情報も公開。
本誌の予想通り欧州の300と同じ姿だった
すでに本誌スクープと当WEBで何度か掲載してきた2018新型フォルツァに関する情報。概要としては、2015年に欧州で発売されたFroza125が発売3年で3万台の大ヒットとなり、そのスタイルやコンセプトを受け継いだ新型Forza300が欧州で3月8日に発表。矢継ぎ早に国内仕様の新型「フォルツァ」が3月16日に大阪モーターサイクルショーで公開されたのだ。新型フォルツァは車名に排気量表示がないが、大阪で248ccと発表されている。つまりこれが、フォルツァSiの後継機であることが明らかになった。
またがってるみとやはりシートは高め
大阪で発表された2018新型フォルツァのスペックは全長2140mm×全幅750mm×全高1355mm。欧州のフォルツァ300は2140mm×755mm×1470mmで高さが大きく異なる。これは110mmの可変幅がある電動スクリーンの高さの状態による違いだろう。また、全長は同一で幅もほぼ一緒なので基本的にサイズはフォルツァ300に近いとみていいだろう。300のシート高は780mmで従来のフォルツァSiの715mmよりも65mmも高くなるが、またがってるみと実際にその通りだった。
装備は300と同じ、価格はXMAX250と同等か
新型フォルツァ250のライバルはずばりヤマハのXMAX250。F15/R14インチホイールの足まわりやヘルメットが2つ入るラゲッジスペース、スマートキー、トラクションコントロールなどの基本装備は互角。しかし唯一フォルツァ250にしかないのは電動スクリーンで、300では140mmの可変幅で任意の高さに設定できるとしている。電動式だと街乗りで軽快に走りたい時や高速でクルーズする時など最適な高さに即座に調整することができるのだ。それでいて価格は税抜60万円以下を目指しているというので、税込だとXMAXの64万2600円に対して64万8000円以下となり、ほぼ同価格となることが東京モーターサイクルショーでの取材で判明した。装備の違いを考えるとフォルツァの方がお買い得となるかも知れない。
●撮影:石村英治(フォトスペースRS)
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