東京モーターショー出品車紹介

CB1000Rの原型現る!

ホンダが公開したティザー映像によると、116日のミラノショーで「Neo Sport Cafe」(ネオスポーツカフェ)という新作を発表するという。これを待たずに、東京モーターショーでコンセプトモデルが披露。まさに本誌スクープどおりとなった。ジックリ見れば、「市販バージョン」の姿が見えてくるに違いない――。

次期CB1000Rと同じタンクを使用

これぞ我々が長年追いかけてきた「次期CB1000R」のカスタムコンセプト――と本誌は予想する。詳細は明らかにされていないが、ホンダの発表によると、「根元的な楽しさ、美しさと、新世代の車体パッケージングを融合させたネイキッドスポーツ」であり、「スポーツバイクと共に過ごしてきた長い経験を持つ大人のライダーに向けた、次世代ネイキッドスポーツのコンセプトスタディー」という。刺激的かつ上質な走りを予感させるデザインが実に見事だ。特に圧巻はタンク。サイドに張り出した前半部から有機的な曲線を描き、ニーグリップ部で深く絞られる。鋼板ならではの造形で、工芸品のような出来映え。実はこれ、次期CB1000Rと同じパーツを使用しているとの情報なのだ。

【HONDA Neo Sport Cafe Concept 2017東京モーターショー コンセプトモデル】
「丸眼1眼ヘッドライトのネイキッド」という実にシンプルな構成。しかしながら、ボリュームのあるタンクにミニマムなリヤセクション、金属の質感を活かしたディティールなど、各部の要素を丹念に磨き上げることで、今までにないエレガントな佇まいを見せる。ウインカーなど保安部品は備えず、カスタム仕様との見方も可能だ

 

CB1000Rの直4と外観は同一だ

エンジンに関してもアナウンスはないが、外観は現行CB1000Rと同一の直列4気筒。新たにシリンダーヘッド下とクラッチカバーにアクセントをあしらう。これは、初代CBR1000RRの直4を低中速域寄りにリセッティングしたユニットで、最新RRより75×56.5mmと若干ロングストローク。鋭くも扱いやすい出力特性だったが、新型でどうなるか注目したい。

エンジンは現行CB1000Rと同じ直4。金属の質感を活かしたアクセントが追加されている。マフラーは右1本出しで、エンド部はレーシーなメッシュタイプ。その奥に排気口が2つ見える。なおエアクリーナーは非装備だ。フレームはモノバックボーンだが、現行CB1000Rのアルミバックボーンとは形状が異なる。

 

大人の感性に訴えるマシン、11月に市販版も発表へ

ストリートファイターの現行CB1000Rに対し、その名の示す通りカフェ指向のデザインを採用。全体のテイストは既に公開されたCB150R似だが、今回のコンセプトモデルはより大胆かつレトロモダンだ。特に美麗なタンクは、ぜひ実物で確認してほしい。まさしく、ホンダが解説するように「大人の感性に訴えかける提案」と言えるモデルだ。今回の東モではコンセプトモデルを展示し、半月後のミラノでいよいよ市販バージョンを正式発表する流れとなる。ヤングマシン12月号では、その姿を詳細に予想しているのでぜひご覧を。

ヘッドライトとテールランプはU字型に発光。ティザー映像には、同様のLEDポジションランプが映し出される。

コンセプト版のメーターはシンプルな四角形状でフルパネルの反転液晶だが、ティザー映像からすると市販版のCB1000Rでは丸型と角型のコンビネーションになると思われる。(画像下がティザー映像のキャプチャー)

足まわりは、フロントに現行1000RRのトキコ製と同一のラジアルマウントキャリパーを採用。リヤは現行CB1000Rと同様、片持ちのプロアームを踏襲する。タイヤはダンロップ製D214で、F=120/70ZR17、R=190/55/ZR17。ホイールは現行CB1000Rと異なる軽量スポークタイプだ。

諸元■全長2080 全幅790 全高1090(各mm

現行CB1000R■全長2105 全幅805 全高1095(各mm) ※海外モデル

 

【ティザー動画♯2】

ヌマ王

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ヤングマシン編集部出身の敏腕フリーライター。特にバイクの社会&時事ネタに詳しく、20年以上にわたって特ダネを追い続けている。趣味はユーラシア大陸横断。

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