環境規制が調和している日本と欧州では生産終了がアナウンスされたSR400だが、アメリカは別。これまでのまま生産も販売もできることから、2018年モデルの新色が9月21日に発表された。
鮮やかなギャラクシーブルーが新登場
国内でSR400が終了となった理由は、平成28年排ガス規制をクリアするのに開発期間が必要なため。また平成28年排ガス規制と欧州のユーロ4は内容が一致しているのと、ABS規制もあることから欧州でもSR400はラインナップから姿を消している。しかし、それらの縛りのないアメリカではSR400を売ることができるので、晴れて’18モデルの新色が登場となったのだ。アメリカでは、’17モデルとして黒がラインナップされていたが、’18モデルは青に変更。価格は5999ドル据え置きで諸元も不変だ。
実はVAMXも2018年モデルの新色に
国内では生産終了がアナウンスされたVMAXもアメリカでは存続。’17モデルの赤に代わり、艶消し黒の新色が登場した。さらに同じく生産終了したWR250RやXT250(セロー250)、V STAR250(ドラッグスター250)も新色の’18モデルがラインナップしているのだ。
実はこのような形で、各社生産終了モデルがアメリカで生き残っており貴重なモデルの伝統を繋げている。いずれ、何かの拍子で日本や欧州で再び発売しようとなった場合でも、生産が継続している方が対応がしやすいという。少なくとも、ヤマハはSR400とセロー250(とトリッカー)については、次期モデルの開発を宣言しており、他のモデルについても(決して高くはないと思われるが)、可能性は残されているのだ。