見えてきた次期Ninja250の実像

逆襲のカワサキ 2018新型Ninja250登場へ

なんとアメリカに次期Ninja400の実車が出現! これで今までナゾに包まれていたNinja250とともにその姿がグッと明確になった。同時に、エンジンや車体の詳細な情報までキャッチ。その実像を探ってみた!

テーマは軽快感、馬力も最強38psのRRに迫る!?

米国ミルウォーキーと言えば、ハーレーのお膝元。ここで7月、あるニューモデルのCM撮影が行われ、地元TVでも報道された。映像の外観やナンバーの車名を確認したところ、このマシンこそ「次期Ninja400」に間違いないだろう! まず注目すべきは正立フォーク。最大のライバル、CBR250RRに合わせ、倒立を採用する噂はあったが、正立を踏襲している。さらに前後ラジアルタイヤやロングスイングアームなどが確認できた。

ナンバープレート部分の化粧板には「Ninja 400」と書かれているように見える。明らかに正立フォークを採用しており、情報筋は「250も正立」だという。

インドネシアの情報筋は、「Ninja400と250はエンジン以外ほぼ共通」と話す。そして「次期型は、徹底的な軽量化が目玉」と言う。そのため、敢えて軽量な正立フォークを採用したようだ。

並列2気筒は「現行をベースにヘッドが新作となり、バルブの大径化や燃焼室形状を変更。中低速の過渡特性を重視し、ピーク到達までの時間を短縮した模様。エンジンキャラクターでも軽快感を狙う」と話す。ヘッドの変更でダウンドラフト化→ラムエア採用をぜひ期待したいが……どうなるか?

肝心の馬力は「RRの38psを若干下回かも知れないが、最高速は同等」と言うから朗報。フレームは新設計で、マスの集中化を図るようだ。戦闘力を増強しながら、RR的な高額ガチ路線は狙わず、従来のコスパ&万能キャラを維持すると思しき次期型。期待できそうだ!

従来型よりピボット位置が高めでスイングアームは長そう。情報筋によると「軸距は不変だろう」とのことで、安定感と鋭さの同居を狙ったと見られる。タイヤは前後ともラジアルでCBR250RR国内仕様と同じダンロップGPR-300を履く。

写真は’17Ninja250ABS KRTウインターテストエディション。正立は倒立より軽量で、しなやかな操縦特性がメリット。一方、Fタイヤは120サイズとの情報もあり、ホイールは冬テスト仕様専用の3.00インチワイドリムがぴったり。冬仕様のFタイヤはノーマルと同じ110サイズだが、次期Ninja250&400は幅広120タイヤで、倒立に対抗する?

写真は’17Ninja650。次期Ninja250、400ともこれと同じ星形5本スポークホイールを採用。リヤのタイヤサイズは150という情報もあり、前後ともRRなどライバルよりワイドなのがトピックだ。

最新Ninjaシリーズと共通イメージで間違いなし

並走で撮影された斜め後ろからの顔にはアゴ状のスポイラーが確認できる。つまり、’15NinjaH2以来のイメージが踏襲されているのだろう。

映像では顔が判然としないものの、斜め後ろのアングルからアゴのようなノーズと立体的なヘッドライトが確認できる。このカタチは、’17でリニューアルされたNinja650とソックリ。最新スタイルの650だけに、次期Ninja250&400をその血統に連なるデザインとするのは理に叶っている。

一方、250ならではのサイドカウルの2本フィンは健在。現行型より跳ね上げられたマフラーや、ボリュームのあるシートカウル&LEDテールランプも特徴的だ。その全貌は、今秋のショーで明らかになるだろう!

最新情報から推測した次期Ninja250の姿をCGでビジュアル化。直接的にCBR250RRの影響は受けず、キープコンセプトの正常進化と思われる。しかし、いざレースとなった場合には、五分のポテンシャルを見せつけてくれるハズだ。

来年はヤマハYZF-R25&YZF-R3とガチンコ対決!

新Ninja400は、350㏄前後になる模様。旧650ベースの現行400と違い、250との兄弟車で、現行ニンジャ300(296㏄)に相当するマシンだ。ターゲットは、世界中で人気の高いYZF-R3 。排気量で上回り、打倒する戦略だろう。

YZF-R3はR25のボアを8mm広げて71cc増量し320ccの排気量を獲得。最高出力は36→42psへ向上している。次期Ninja250の最高出力は38ps前後との情報だが、Ninja400は約100ccアップでどこまでの出力を獲得するだろうか。

いち

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本誌編集長。雑誌は生き残りタイアップ全盛期だというのに、ひとり次期型ネタを嗅ぎまわって反感を買う現代のスクープ魔王。
■1972年生まれ
■愛車:BMW R100GS(1988)

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