クロームメッキの表面には無数の穴があり、そこから浸入した水分によって下地が錆びて点サビとなる。NAKARAIが開発した「サビトリキング」「ミガキング」「メッキング」は、デリケートなクロームメッキのためのケミカルである。その特徴と使用時の注意点を記載したので、参考にしてほしい。
●文/写真:モトメカニック編集部 ●外部リンク:NAKARAI
硬質クロームメッキも“最鏡”保護!
メッキのプロであるNAKARAIの「サビトリキング」「ミガキング」「メッキング」のトリプルキングは、クロームメッキのサビを事前に食い止め、発生したサビは軽度なうちに取り除くためのケミカルである。
点サビ除去に有効なのが、クロームメッキの下にあるニッケルメッキや素地のサビに反応する「サビトリキング」。通常の研磨剤は表面を擦るだけだが、これはサビ自体に反応するのが特長。強く擦る必要がないので、メッキに優しいのもポイントだ。
特殊なシリコーンでクロームメッキ表面にコーティング被膜を形成する「メッキング」は、メッキ表面とともにメッキの穴やクラックに浸透し、水分の通り道を埋めるのが特長。したがってサビが発生する前に塗布するのが望ましい。
装飾メッキはもちろんだが、メッキングはフロントフォークのインナーチューブやリヤサスペンションロッドの硬質クロームメッキにも有効だ。装飾メッキに比べて被膜が厚い硬質クロームメッキは、傷が付きにくく錆びにくい。
だが目に見えない穴やクラックは存在するため、点サビが発生するリスクはあり、オイルシールを傷めたりフォークオイル漏れの原因となる。メッキングは硬質クロームメッキに対する密着性も良いため、防錆効果が高いのだ。
クロームメッキはサビを発生させないことがもっとも重要だが、サビを見つけた際にはNAKARAIのトリプルキングで適切に対処しよう。
クロームメッキの汚れを取る「ミガキング」
クロームメッキの浅いサビには「サビトリキング」
こんなくすみこそ磨きたい!!
表面を保護する「メッキング」
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