
サンデーメカニックに人気の工具メーカー/ショップのストレートが販売する工具やケミカルの中で、モトメカニック編集部がおすすめしたい便利ツールを5点紹介しよう。
●写真/文:モトメカニック編集部 ●外部リンク:ストレート
リベッター/ナッター/ニブラーの1台3役。工作好きなら持っておきたい便利ツール
ボルトオンパーツで楽しむのも良いが、ちょっとした加工だけで幅が広がり楽しみが増えるのがカスタムやモディファイの世界。その第一歩として最適なのが、リベッターやナッターを使った作業である。
板状の部品を重ね合わせる際、その後取り外す必要がないのならボルトナットよりリベットの方がかさばらず、リベッターを使えば裏側に手が入らなくても固定できる。またアクセサリーを取り付けるプレートにブラインドナットを取り付けておけば、ビスやボルト1本で着脱が可能になる。これは雌ネジが上がった際の補修にも便利。
ストレートの新製品は、リベッターとナッターに加えてアルミやスチール板を切断できるニブラーとしても使える3in1タイプ。ドライバーやソケットレンチほど使用頻度は高くないが、ちょっとした工作で使い勝手が良いのは間違いない。
【ストレート リベッター&ナッター&ニブラーセット 12-1265】プライヤー形状の本体のハンドルを開くことでブラインドリベットとナットを固定し、ハサミのように繰り返し開閉することで金属板を切断できるマルチツール。アルミの帯板を組み合わせて追加メータのーステーやゼッケンステーを製作する際に、リベッターとナッターがあるだけで工作の自由度がアップする。●ストレート会員価格:6860円
3種類の機能は、本体先端のアタッチメントを取り替えて使い分ける。リベッターもナッターも金属を引き込むため本体強度が必要で、堅牢な作りが特徴だ。グリップを握り込む製品が多い中、グリップを開いてリベットやナッターを固定するのは独特。本体とアタッチメントはひとつのケースに収納できるので、部品紛失の心配は無用。
左はブラインドリベット用のアタッチメント一式。先端ピースを交換してアルミ2.4/3.2/4.0/4.8/6.4mm、スチール&ステンレス2.4/3.2/4.0/4.8mmのリベットに対応する。
【ニブラーで切断すれば金属板が反り返らない】金切りバサミで薄いアルミ板や鉄板を切ると反り返るのがお約束だが、板を食い切るように切断するニブラーを使えば変形しないのが特徴。切断能力はアルミニウムとスチールが1.5mm、ステンレスが1.0mm。切断面の形状が異なる2種類のアタッチメントが付属する。
【ナットリベットをかしめれば、ボルトナット固定からナットを省略できる】ワンオフステーやプレートにナットリベットをかしめることで、ボルトナット固定のパーツをボルト固定にできるナッター。使用するボルト径に合わせたナットリベット外径に応じた下穴を開け、ナッターアタッチメントでかしめれば、恒久的にナットをセットできる。
持ち運びに便利な2段引き出しチェストはシンプルながら充実した機能が魅力
ガレージ内に据え置き型があり、持ち運びする出先用の工具を収納するのに便利なツールチェスト。深めの2段引き出しはベアリング付きで、集合住宅の駐輪場や屋外で作業する際にはメイン収納として使える。鍵付きなのでトランポの車載用やサーキットでも便利。
【ストレート ツールチェスト 2段式 レッド 09-2920】●ストレート会員価格:1万4500円
外寸は幅534×高さ290×奥行222mmで、引き出しの深さは78.5mmなので、かさばる工具を入れても引っかかりづらい。内容物が増えて重くなると上部ハンドルで持ち運ぶのが心配だが、両サイドにも頑丈なハンドルがあるので安心だ。
ワンタッチロックで確実ホールド。パイプ取り付けタイプのスマホホルダー
バイクやクルマの必需品となったスマホホルダーにはさまざまな製品があるが、取り付けが容易でリーズナブルなのがストレート製の特長。ハンドルバーやパイプに対応したクランプ式で、スマホは四隅のラバーガードでしっかり保持でき、画面は縦横どちらでも固定可能。
【ストレート スマートフォン用ホルダー 26-431】●ストレート会員価格:1620円
開口幅は130~180mm、クランプ対応径18~32mm。クランプとスマホ取り付け部のボールジョイントにダンパー機能はないので、スマートフォンの機種に要注意。
絶版車のキャブメンテの必需品。豊かな泡で汚れを包むスプレータイプ
長期放置車や不動車のメンテナンス必須ケミカルのひとつがキャブレタークリーナー。燃料系の汚れはパーツクリーナーだけでは落ちづらいが、独特のツンとした匂いの泡タイプのクリーナーなら、フロートチャンバーのワニスやジェットの緑青も強力に除去できる。
【ストレート キャブレタークリーナー(4ストローク ガソリンエンジン専用)240ml 36-006】●ストレート会員価格:810円
漬け込みタイプに対して、スプレーのガス圧も武器になるのが泡タイプのクリーナー。付属ノズルでキャブボディ内のあらゆる通路に吹き込み、パーツクリーナーで洗い流す。
オイル/グリス汚れ/錆を強力に落とす、人と地球に優しいプロ用ケミカル
ラストリムーバーは揮発性有機溶剤やリン酸を使わず、スプレー塗布とともに漬け置きも可能なサビ取りケミカル。コンストラクターズソルベントは、グリス/オイル/強力ガムテープの糊残りなどを溶解除去できる。どちらの商品とも手ごろな価格も魅力だ。
【ディゾルビット(De-Solv-it) ラストリムーバー 375ml RR-375 36-1010/コンストラクターズソルベント(強力ステッカー剥がし) 375ml CS-375 36-1011】●ストレート会員価格1380円/1980円
固まると落としにくいドライブスプロケット周辺に付着したチェーンルブは、コンストラクターズソルベントを吹き付けて10分程度待ってからブラシで擦ると落としやすい。
有紀塩を主成分としたラストリムーバーは人と環境に優しいのも特長。サビの程度により数分から数時間浸透させてブラシで擦り、作業後は表面に残らないよう水ですすぐ。
※本記事は“モトメカニック”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
乗りっ放しだった原付バイクのエンジン部品を取り外すと、内側がブローバイガスによるカーボン汚れで、真っ黒になっていることが多い。しかし、このBMWのエンジン内は、アルミ部品や鉄部品がマテリアル色そのもの[…]
ステップを押さえつける発想が斬新! リスクレーシングのオフ車用グッズが日本上陸 トランポ時におけるバイク車体の固定については、タイダウンベルトでフロントフォークを縮めて、サスペンションの反力で車体を安[…]
ハンドルが振りにくい狭い場所で使い勝手の良さを発揮 修理やメンテナンスにまつわる醍醐味はトラブルシューティングに尽きる、というメカニックは多い。バイクや自動車メーカーが開催するメカニックコンテストでも[…]
交換パーツに「規格部品」という新たなジャンルを確立 オイル交換からレストアに近い大仕事に至るまで、また実動車/不動車にかかわらず、メンテナンスを行う際は交換パーツが必要になることが大半だ。この時、どん[…]
片持ち式リヤハブを採用するBMWでタイヤ交換を実践 今回タイヤ交換実践したモデルは、片持ち式リヤハブを採用するBMW。センターロック式のホイール固定方法ではないので、中央に小さな穴があり、そこへアクス[…]
人気記事ランキング(全体)
悪質な交通違反の一つ、「無免許運転」 今回は無免許運転をして捕まってしまったときに、軽微な違反とはどのような違いがあるのか紹介していきます。 ■違反内容により異なる処理無免許運転の人が違反で捕まった場[…]
6999ドルで入手したバイク「VOGER」、ハーレーよりでっかい箱で到着! タンクの中が明るいぞ! 彼女を乗せたらどこに足を置けばいいんだ? ヘッドカバーがプラスチック?! アメリカの人気YouTub[…]
充実してきた普通二輪クラスの輸入モデル この記事で取り上げるのは、日本に本格上陸を果たす注目の輸入ネオクラシックモデルばかりだ。それが、中国のVツインクルーザー「ベンダ ナポレオンボブ250」、英国老[…]
進化した単気筒TRエンジンは5%パワーアップの42psを発揮! トライアンフは、2026年モデルとして400シリーズの最新作×2を発表した。すでにインドで先行発表されていたカフェレーサースタイルの「ス[…]
バッテリーで発熱する「着るコタツ」で冬を快適に ワークマンの「ヒーターウエア」シリーズは、ウエア内に電熱ヒーターを内蔵した防寒アイテム。スイッチひとつで温まることから「着るコタツ」として人気が拡大し、[…]
最新の記事
- 【限定】ホンダ新型「スーパーカブ110」登場! コンビブレーキと新色採用、さらに特別装備の「富士山エディション」も!【海外】
- 「空冷2ストのハーレー?!」のちに水冷化された2ストレーサー「RR250」は普通にディーラーで買えた
- ヤマハ新型オフロード「WR125R」ついに国内登場! 縦目2灯フェイスで2色ラインナップ、1月30日発売
- 【国産名車】ヤマハ(YAMAHA)SR400/SR500カラー大図鑑:王道のブラック系を年式ごとに紹介
- 125ccバイクおすすめ15選! 小型限定普通二輪で乗れるMT/ATモデルのメリット・デメリット総まとめ【2025年12月版】
- 1
- 2




























