【今週末は桜花賞!】過去にはあのクルマの名前の馬が勝ってる!? “ウマ車”なG1勝利馬たち〈サクラローレル/サトノクラウンetc.〉

ジャパンカップ2022

先週の大阪杯で始まりを告げた春のG1シーズン。世代レベルが低いと言われていた4歳のベラジオオペラが勝利し、絶対王者のいない芝古馬路線は群雄割拠でますます楽しみに。そして日曜日は3歳牝馬の今後を占うG1『桜花賞』。仕事そっちのけで過去の勝利馬を調べているとそこには、あるクルマの名前が入った馬の名前が。ほかにもクルマの名前の付くG1勝利馬がたくさんいたので、クルマと一緒にご紹介! さらに(オマケとして)、月刊自家用車編集部きっての競馬マニア・Tが、2024年の桜花賞を大胆予想する!


●文:月刊自家用車編集部(T)

レガシーワールド

スバル レガシィ
画像は初代レガシィ ツーリングワゴン
レガシーは、1989年にスバルが前身となるレオーネからエンジンとプラットフォームを刷新し発売したモデル。特にステーションワゴンモデルが国内外で人気を集めた。

1991年8月に函館でデビュー。気性難の影響でなかなか勝利することはできなかったが、去勢後に本格化。菊花賞トライアルのセントライト記念ではライスシャワーを破り、その年の有馬記念ではトウカイテイオーの2着という成績を残した。翌年のAJCCでは1番人気に推されるも惜敗。その後、骨折のため京都大賞典を復帰戦とし、2着。ようやく迎えたジャパンカップでは河内洋を背に、逃げるメジロパーマーの2番手につけ直線で抜け出し勝利した。このジャパンカップがレガシーワールドの生涯最後の勝利となった。

主な勝ち鞍
ジャパンカップ(G1)
セントライト記念(G2)

サクラローレル

日産 ローレル
画像は初代ローレル
ローレルは1968年に「ハイオーナーカー」として登場。4ドアセダン、2ドアハードトップが設定され2003年まで生産された。

1994年1月に中山でデビュー。体質が弱く4歳からのスタートとなった。新馬戦では足元に不安がありながらも1番人気に推されたが9着。初勝利は不安な足元を考慮し転向した3戦目のダート戦で挙げている。この頃からは、足元も安定してきたため間隔を詰めて出走することができ、ダービートライアルの青葉賞では3着で入選したが、右後肢の球節炎が発症してしまいダービーの出走は叶わなかった。翌年は、金杯で重賞初勝利を達成。目黒記念2着、骨折明けの1996年の中山記念1着と本格化し、天皇賞春では1.7倍と圧倒的人気のナリタブライアンを破りG1初勝利を達成。その年の有馬記念も勝利しJRA年度代表馬に選出されている。

主な勝ち鞍
有馬記念(G1)
天皇賞春(G1)

キョウエイマーチ

日産 マーチ
画像は初代マーチ
マーチは1982年に「経済的で使いやすく、しかもしゃれたセンスと高品質感をあわせもった新時代のニューベ-シックカー」をコンセプトに発売。初代発売当初は若者から人気を博した。

1996年11月に阪神ダート1200m戦でデビュー。新馬戦を圧勝し、続く芝1600mの千両賞は3着。年明けの寒梅賞、エルフィンSを連勝し、桜花賞トライアルの報知杯4歳牝馬特別で初重賞勝利を収めた。迎えた桜花賞では1番人気に推され……

※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。