夏の快適ツーリングに! これだけは揃えたいメッシュジャケット&パンツ4選
快適なメッシュジャケット&パンツで夏を乗り切ろう!
地球温暖化かヒートアイランドが原因なのかは知りませんが、年々夏場の熱さが厳しくなってきているように思います。バイクで走り始めると路上には日影が少なく、常に直射日光に照らされるのでライダーには過酷な時期と言えるでしょう。
できるだけ涼しい格好で走りたいなら、半袖半ズボンという考えがよぎるかもしれませんが、バイクのエンジンからは絶えず熱が放射されているため、半ズボンだと余計に熱さを感じることに。万が一に備えることを考えると、防御力も不安になります。
上半身に関しては常に日差しを受けるために日焼けすることになりますが、日を浴び続けると日焼けを通り越して火傷してしまい、翌日には水ぶくれが出けてしまう事だってあります。
つまり、夏のライダーにとって一番涼しい格好はメッシュジャケットとエンジンの熱を防ぐパンツということになります。
今回は今まで筆者が着用してきた中でとくに涼しいと感じたメッシュジャケットと熱対策に優れたパンツをご紹介します。
コミネ JK-164 シュプリームプロテクトメッシュジャケット
数あるコミネのメッシュジャケットの中でも防御力に特化した製品としてラインナップされているのがこちら。サイズはSから6XLBまであり、大きめのサイズを探している人も安心です。肝心のプロテクターは肩肘背中胸の他に脇腹にも標準装備で、いずれもCEレベル2。さらには肩スライダーまで装備しています。
個人的な推しポイントは3Dメッシュ構造にあります。表と裏地のメッシュの間に空間を設けたことで、風が抜けやすくなり、たとえばリュックを背負っていたとしても背中に風が抜けていくのを感じることができます。
ウィークポイントとしてはカラーがブラックしか選べない事。日差しが強い日は走っていれば涼しく感じますが、停車している際には熱さを多少感じやすくなります。
ラフアンドロード ダイレクトエアメッシュジャケットFP
お手頃な価格と風抜けの良さで人気なのが、ラフアンドロードのダイレクトエアメッシュジャケットFPです。カラーはP.シルバー、エンボスブラック、ガンメタ、ブラック×ホワイトの4色がラインナップされていて、日差しの影響を最小限に抑えることを考えると、ガンメタやP.シルバーがお勧めです。
プロテクターは肩肘背中胸にエアスルーソフトパットを装備しているので風抜けが良く、体の動きを妨げることがありません。
表地のメッシュ生地にはビッグホールメッシュを採用。一般的なメッシュに比べて穴が大きく風抜けを良くしていますが、生地に強度があるため簡単に破れたりほつれたりはしません。さらに裏地には吸汗速乾素材を採用されており、常にドライな着心地を確保できるように工夫されています。
コミネ3Dエアメッシュインナーベスト
すでにメッシュジャケットを使っていて、イマイチ涼しさを体感できないという人に追加で使って欲しいのが、コミネの3Dメッシュライニングベストです。空調服や水冷服など機械的な工夫で涼しさが得られるグッズも登場してきていますが、個人的にはまずシンプルなこちらの商品を試していただきたいと思っています。
前述した3Dメッシュを採用しており、価格もお手頃ですが、この上にメッシュジャケットを着ると体のまわりを風が抜けるような感覚が得られ、涼しさが倍増します。筆者のように常にリュックを持ち歩くライダーにもお勧めで、リュックを背負っていても背中に風が抜けるので蒸れることがなくなります。
デグナー メンズテキスタイルメッシュパンツ
フルメッシュで走行風を取りこむ構造を採用しつつ、排熱の影響を受ける内ももから裾まで牛革のヒートガードでカバーしているのが、デグナーのメンズテキスタイルメッシュパンツです。膝・腰にプロテクターを備えつつ、膝上にはシャーリングをレイアウトすることで、足の動きを阻害しないよう仕上げられています。
スーパースポーツバイクなどは内もも、クルーザータイプだとふくらはぎなど、バイクによって排熱の影響を受ける箇所は異なりますが、内ももから裾まで牛革をレイアウトすることで幅広い車種に対応しています。
さらにはメイン生地にはメッシュを採用することで、走行風を取り込むことができるので蒸れを感じることがありません。ただバイクによってはメッシュ部分が排熱を取り込んでしまうこともあるので、その場合には同社のヒートガード付きデニムパンツなどがお勧めです。
車種にあった装備を選んで快適にバイクに乗ろう
夏ライダーの服装として、上着はメッシュジャケット一択だと思いますが、パンツに関しては車種に合わせて選ぶと良いでしょう。たとえばスクーターや排気量の小さいバイクなどの場合には、メッシュパンツや乾きやすく涼しい化繊のパンツなんかもお勧めです。
バイクに乗る際には防御力も十分に意識してほしいですが、熱さで意識がもうろうとしている状態での運転はとくに危険です。バイクで出かける際には、十分に熱さに対応できる格好をしているかを、しっかりチェックしてから出かけるようにしましょう。
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