ワークマンのリトルモンスターパーカーとシャツ、パンツで真冬のバイクも寒さ知らずです

  • [CREATOR POST]相京雅行

●文:[クリエイターチャンネル] 相京雅行

数年前からミリタリージャケットの「モンスターパーカー」をモチーフにした製品がアパレルメーカーから販売されるようになりました。

ワークマンからもモンスターパーカーは販売され、オンラインストアのレビュー件数は1100件を超えています。

そもそもモンスターパーカーとは米軍のエクワックスという重ね着システム中の一着。7着設定される中の一番外側に着用する極寒地向け任務で使われる前提で開発されたものなので、中綿の量が多くシルエットもゆったりしています。

オリジナルのモンスターパーカーはビックリするぐらいシルエットがゆったりしているので、ワークマンをはじめとするアパレルメーカー製品は街着で使いやすいように少し細めに設定されていますが、それでもライダー目線だと丈が長くシルエットが太めなのでバタつきそうな印象を受けました。

ですが今年はリトルモンスターパーカーという丈が少し短く、シルエットが見直された製品がリリースされています。

他にも今年のモンスターシリーズはパンツやミドルレイヤーでも使えるシャツなどもリリースされているため、まとめて着用してみたら気温10度前半のバイクで使ってもバッチリの暖かさでした。

イージスは良いけど、でかけた先であのライムグリーンはちょっと・・・という方。モンスターシリーズなら街中で浮くことはありません。今回はモンスターシリーズ共通の特徴と3着の製品をご紹介します。

モンスターシリーズ共通の特徴

今回紹介するモンスターシリーズには共通の特徴があります。まずはそちらを紹介しましょう。

フュージョンダウン+

冬に暖かく過ごしたいなら中綿入りの洋服が必要になります。暖かい空気を蓄え、外の冷たい空気を伝えないようにする為です。

中綿素材の中で保温力が特に優れているといわれているのがダウンです。ですがダウンはメンテナンスに少々手間がかかり、乾燥機のない洗濯機では洗うことができません。

ワークマンのフュージョンダウンはダウンの他に吸湿発熱性を備えた化学繊維綿をブレンドすることで気軽に洗濯できるようになりました。

特にフュージョンダウン+は水に強い化学繊維綿の量を増量することで暖かさはそのままに洗濯後の乾きやすさや綿の偏りを軽減しています。

フレイムテック

フレイムテックは火の粉などで生地表面に穴が空きにくくする防融処理の事です。秋から冬のキャンプでは寒さを凌ぐためにダウン製品が重宝しますが、表面生地に穴が空いてしまうと中のダウンが飛び出してしまいます。

そのため一般的なダウン製品は焚き火の時に使うことはできませんが、フレイムテック製品は比較的安心して使うことができます。

加えて撥水性もあります。防融撥水能力は洗濯を繰り返すと能力が落ちていくので過信することはできません。

ブラックアルミプリント

裏地の一部にブラックアルミプリントを採用しています。アルミプリントは着用者の体温を効率的に反射することで保温性をアップします。

アルミプリントはワークマン定番の技術ですが、近年ではシルバーからブラックプリントに進化しています。

ブラックアルミはシルバーアルミの約1.5倍の熱反射力を備えています。

表生地にフレイムテック、中綿にフュージョンダウン+、裏地にブラックアルミプリントの3つが共通の特徴です。

洗えるフュージョンダウンリトルモンスターパーカー

  • 品番:FL1001
  • 商品名:洗えるフュージョンダウンリトルモンスターパーカー
  • サイズ:M・L
  • カラー:フレイムイエロー・フレイムネイビー
  • 価格:4900円

ワークマンのモンスターパーカーをベースに丈を短く、シルエットも細めに調整されたのがリトルモンスターパーカーです。

防風フィルムは入っておらずワークマンの機能表記でも「防風」は見当たりませんが、バイクでそれなりのスピードで走ってみても風が入ってくることはありません。

フュージョンダウンを採用したワークマンンの製品中でも中綿の量がトップクラスで、冷たい風や外気を寄せ付けません。

風が入りやすい前ファスナーには前後にタテが配置されているため対策はバッチリ。

首周りには保温性に優れた裏起毛を採用し、両脇のポケットはファスナーがないので走行中に物を入れておくのは怖いですが、ポケットの中が裏起毛なのでハンドウォーマーとして使うことができます。

他に内ポケットと胸ポケットを備えていますが、走行中に使えるのはファスナー付きの胸ポケットのみでしょう。ストラップ付で開閉がしやすく、容量も大きめなので使い勝手は悪くありません。

前掲バイクの場合はフードのバタつきが気になるところですが、こちらは収納することができます。

また丈が長めのジャケットは下からの巻き上げの風が気になりますが、ドローコードである程度調整することができます。

袖部分は二重袖になっており風の侵入を防ぐ設計です。こちらは今期M、Lサイズのみの設定となりますが、サイズ感はかなり大きめ。Mサイズを着用してみましたが着こむことができます。

サイズバリエーションの少なさからもワークマンが実験的に導入した一着と考えられます。売れ行き次第では、来年はバリエーションが広がりそうです。

フレイムテック洗えるフュージョンダウン2WAYシャツジャケット

  • 品番:FLR1001
  • 商品名:フレイムテック洗えるフュージョンダウン2WAYシャツジャケット
  • サイズ:M・L・LL
  • カラー:フレイムベージュ・フレイムフォレスト・フレイムネイビー
  • 価格:3500円

全身に中綿を薄く入れたいわゆる「ライトダウン」のシャツタイプがこちら。

特徴的なのは襟部分がボタンで脱着できる点です。

アウターによって襟が邪魔になることもあるはず。そのため他のメーカーでは襟付き、襟なしを別にラインナップするのが一般的ですが、ワークマンは脱着機能を採用しています。

襟にもしっかり中綿が入っており首周りの保温性が上がるので通常はつけておいた方が良いでしょう。

中綿の量が少ないので普段着のアウターとして使うことはできますが、バイクで試用する際には走行風で冷えてしまうのでお勧めできません。

ライディングジャケットのインナーやリトルモンスターパーカーの中に着れば保温性をプラスすることができるので、ミドルレイヤーとして使うのがお勧め。

ポケットは両脇、両胸に備えていますが、ボタン付きは左胸のみ。走行中に物を入れておくなら左胸一択になるでしょう。

ただサイズ的には小さめなので、近年大型化しているスマートフォンを収めるのは難しそうです。

こちらもMサイズを着用してみましたが、普段はSサイズなのでサイズ的にゆとりがありました。ミドルレイヤーとして使う用途が多いと思うので、基本的には普段通りのサイズを選ぶと良いでしょう。

フレイムテック洗えるフュージョンダウンモンスターパンツ

  • 品番:FL1003
  • 商品名:フレイムテック洗えるフュージョンダウンモンスターパンツ
  • サイズ:M・L・LL
  • カラー:フレイムネイビー・フレイムベージュ・フレイムイエロー
  • 価格:3900円

昨年からワークマンはダウンパンツを販売しています。リペアテック洗えるフュージョンダウンライトパンツという製品ですが、フュージョンダウンモンスターパンツの方が中綿量が増量されています。

またリペアテック洗えるフュージョンダウンライトパンツはインナーでも使えるシルエットになっていましたが、フレイムテック洗えるフュージョンダウンモンスターパンツは太めなので難しそう。

直接履くかオーバーパンツとして使うと良さそうです。シルエットにゆとりがあり、生地が適度にストレッチするのでオーバーパンツとして使っても動きにくさがありません。

腰部にはアウトドア用のパンツに装備されることが多い簡易的なベルトを装備していて、直履きやオーバーパンツで履く時で調整できるのもありがたいポイント。

ポケットは全部で6か所ありますが、そのうち4か所は裏起毛なのでハンドウォーマーとしても使うことが可能で、前側のハンドウォーマーポケットの周りには収納力抜群の大型ポケットを備えます。

裾はゴムで絞られており、太もも回りに比べてシルエットは細め。加えて太く見えるのは中綿が入っているからなので、少しつぶせばブーツインすることができました。

今回はMサイズを着用してみましたが、かなり太めで余裕があります。太めのパンツの上からオーバーパンツ使用も可能なシルエットです。

164cm、短足体系の筆者はバイク乗車時に膝を曲げても余裕がありましたが、身長が高い方や足が長い方はバイク用ではないので裾が短く感じるかもしれません。

大きめのサイズにするか、ブーツをミドル丈、もしくはロング丈にした方が良いでしょう。

バイク用以外では防寒性は圧倒的

バイク使用を想定したイージスは中綿の量を多めにし、風を防ぐための防風フィルムや前立てなど防寒性を徹底しています。

また夜間の走行などを想定し、一色展開の今期はライムグリーンが設定されました。

イージス紹介動画のコメント欄を見てみると「視認性が良くなるからライムグリーンはありです!」というものもありますが「色が派手すぎる」というものも。

今回紹介した製品3着で走ってみると、とても暖かかったので少なくとも東京の冬は越せる防寒性はありそうです。

地域によってはメリノウールのインナーなどを使って更に防寒性をあげると良いでしょう。


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