【ドゥカティ大阪ノース】日本初の最新店舗デザイン「CI-Level2」を掲げ、国内最大級の旗艦店としてグランドオープン

すでに様々なメディアで報じられている通り、日本初となるストアデザインを纏うドゥカティ大阪ノースが2026年10月10日にグランドオープンを迎えた。今回の記事では、プレスリリースだけでは伝えきれない、オープンイベント1週間後の店舗の様子をレポートする。実際に新店舗を訪問し、新たに店長に就任した藤井氏へ、新店舗の特色と今後の展開について改めてお話をお聞きした。
●文:ミヤシーノ宮下豊史 ●写真:夏目健司 ●写真提供:光岡自動車 ●BRAND POST提供:ドゥカティ大阪ノース(光岡自動車)
目と鼻の先からの移転オープン
ドゥカティ大阪ノースが2026年9月まで店を構えていたのは、新店舗から東へ150メートルほど進んだ場所だ。目の前にある横断歩道を渡るとすぐの場所で、引っ越しは自分たちスタッフ総出でおこなったとのことだ。
同店は、旧店舗時代(光岡自動車が前運営会社から事業継承する前)から数えると、この大阪地区で2004年からドゥカティを販売し続けている老舗ショップである。旧店舗は8年ほど前にオープンしている。尚、光岡自動車としてのドゥカティ事業は今年で10年目という節目の年での移転オープンとなった。
旧店舗は、大阪北部の主要道路である国道423号沿いに位置していたが、建物の老朽化が進んでいたことに加え、間口や駐車場が狭く、4輪車での来店がしづらいため「気になるけど行き辛い店」というイメージを持たれがちだったという。
そこで、既存のユーザーはもちろん、これからドゥカティを迎え入れる新規ユーザーへの対応も見据え、新たなショップを建築する運びとなった。
ドゥカティ大阪ノース(新店舗)大阪府箕面市萱野4丁目3-16
移転先は、旧店舗からまさに「目と鼻の先」である萱野交差点の角地。建設中から開店を心待ちにしていたユーザーも非常に多かったようで、オープン後に訪れた方からは「ずっと楽しみにしていた」という声を耳にしたと藤井店長は嬉しそうに語る。
店内で迎えてくれたのは、筋金入りのドゥカティスト・藤井新店長
7月から店長に就任した藤井さんは、前職から通算して22年ものあいだドゥカティ正規ディーラーのスタッフとして経験を積んできた、筋金入りのドゥカティストだ。新店舗に切り替わる前からの長い付き合いで、彼を頼りにして来店するユーザーも多い。10月10日のオープニングセレモニー当日、そしてそこからの1週間は、多くの常連客がお祝いを伝えるために次々と来店したそうだ。
店長への挨拶を済ませて取材を始めると、まず説明を受けたのは「日本初」、そして「世界でも数少ない」という最先端のストアデザインについてだった。
ドゥカティ大阪ノース 藤井新店長
ドゥカティの進めるCI-Level2とは?
イタリアのドゥカティ本社が定めている「CI(コーポレート・アイデンティティ)の店舗基準」には、規模や設備の設定に応じて「Level1」「Level2」「Level3」という3つの区分が存在する。ドゥカティ大阪ノースはその中の「CI-Level2」を日本で初めて導入した店だ(なお、現時点で他の国内店舗はすべてCI-Level1に相当する)。
エントランスをくぐると、まず白く美しいレセプションカウンターが目に飛び込んでくる。このカウンターも日本初の調度品だ。セールスアシスタントのスタッフが笑顔で応対し、丁寧にお客様の用件を伺う。なお、取材を行った10月19日の時点では、移転オープンを記念した数量限定のオリジナルノベルティが来店順に配布されていたので、気になる方は早めの訪問をおすすめしたい。
入口の脇には新型車両やイチオシのモデルが美しくディスプレイされ、右手奥には「スクランブラー」の世界観を表現した専用コーナーが広がる。さらに店の奥へと足を進めると、ドゥカティの現行フルラインナップがずらりと並ぶ。その大半が、鮮やかなイタリアンレッドを身にまとった眩い新車たちだ。
車両背面の壁面デザインも「日本初」となる。イラストの背面から明かりが灯されているグラフィックアートエリアだ。
奥まで進んで振り返ると、壁面に100インチの大型モニターが設置された広々としたラウンジエリアが目に入る。ここではドゥカティの魅力を伝えるプロモーションビデオや、熱いレースシーンなどが常時放映されている。
床面や店内の随所にある壁面には、自然の木目を活かしたウッド調のデザインが取り入れられている。藤井店長によると、これも今までの国内店舗にはなかった初めてのデザインであり、世界基準の「CI-Level2」ならではの特徴のひとつだという。
車両を見るためだけのショールームではなく、ドゥカティというブランドそのものに触れ、その世界観を感じられる店舗空間となっている。
ドゥカティの世界観をより身近に感じられる空間として用意されている。
他にも、プライバシーに配慮して透明な壁で緩やかに区切られた個室感のあるクリーンな商談スペースを完備。ウェイティングエリアにはゆったりとしたソファーが配された。
さらに、納車説明や整備・カスタム、車検の相談を落ち着いて行うための専用のサービスフロントルームなども新設され、これまでとは格段に異なる快適な空間へと進化を遂げている。
その広さを数字で表すと、244平方メートルのショールーム、134平方メートルのサービスピット、224平方メートル のバイク保管スペースを備えた、延床面積900平方メートル超の国内最大級のドゥカティストアとなる。
ドゥカティブランドの哲学である「デザイン性」「洗練性」「スポーツ性」を表現する要素が、CI-Level1以上に店舗空間へ取り入れることで、ドゥカティとの出会いから、その後のバイクライフまでを一貫して支える体制となっている。
広大な店内で、最高のサービスを提供するために、日々模索
店内がこれだけ広くなり、来店するお客様は快適に、スタッフたちは気持ちよく仕事ができるはずなのに、藤井店長は「まだ自分の定位置が決まっていない」と笑う。
「バックヤードに自分のデスクはあるのですが、そこにこもってしまうとお客様との距離を感じたり、ご入店時にお客様へご挨拶するまでにタイムラグが生まれてしまいます。そのため、今は店内の片隅にパソコンを移動させて仕事をしているのですが、どの位置に身を置くのが最もお客様をお待たせせず、スムーズにサービスを提供できるのか、日々探りながら試しているところです」
続けて藤井店長はこうも語る。
「以前の店舗はコンパクトだったので、すぐに見渡せましたけどね。でも今の店舗のほうが、お客様がゆったりとドゥカティの世界観を楽しめるはずなので、私も早くこの広さに慣れないといけません」と、少し懐かしそうに、しかし、これからの展開に胸を躍らせるように語ってくれた。
今後はこの100インチの特大モニターを活用し、MotoGPやWSBK(スーパーバイク世界選手権)のパブリックビューイングイベントや、様々なストアイベントを企画していきたいとのことだ。
バイクライフを支える整備工場も格段にパワーアップ
続いて、オーナーのモーターサイクルライフの要となるワークショップ(整備工場)に目を向けると、こちらも大幅に進化していた。
これまでは3基だったバイクリフトが4基へと増設され、作業動線も広く確保されている。パーツや預かり車両の保管スペースにも困らないゆとりのある広さと、最新の設備が整えられた。
もちろん工場内は空調が完備されており、メカニックたちは過酷な季節でもストレスなく車両整備に集中できる。この快適な環境が、より確実に効率的でハイクオリティな整備へとつながる。
箕面の街並みに溶け込む美しい外観と、入りやすくなった駐車場
一方で、建物の外観も従来のドゥカティ店舗のイメージから一新されている。敷地の一角には、ドゥカティのロゴマークを最上部にあしらったスタイリッシュなロゴボックスデザインが新たに設置された。これも日本国内の店舗としては初の試みで、従来のバイクショップとは異なる、新しいブランド拠点としての佇まいを作り上げている。
外観のデザインは白を基調とし「ドゥカティのショップであること」が一目で分かるアイコニックさを持ちながらも、景観条例など美しい街並みを重視する箕面エリアに調和するよう、色目や質感が街の雰囲気に自然に溶け込む美しい佇まいに仕上げられている。
また、旧店舗で大きな課題となっていた駐車場問題も見事に解決した。道路との境界に塀がなく見通しが良いため、国道から非常にスムーズに進入できる。合計5台分の4輪車用駐車場と、広々としたバイク専用の駐輪スペースが確保されたことで、既存の常連客やオープンを機に初めて訪れた新規顧客からも「とにかくお店に行きやすくなった」と極めて高い評価を得ているという。
今後は、店舗主催のツーリングの集合場所としてはもちろん、ライダー同士の待ち合わせのスポットとしても気軽に活用してほしいとのことだ。
店舗設備だけではない、「人」のサービスへの注力
今回の移転オープンに伴い、ハードウェアの進化だけでなく、スタッフなどの「ソフトウェア」も大幅に増員・強化されている点に注目したい。
メカニックはサービスフロントを含めて4名体制となり、さらに愛車を美しく保つCR-1コーティングサービスの専任スタッフ2名を新たに配置。営業スタッフ3名、営業アシスタント1名、経理スタッフ1名、そして藤井店長を含め、総勢12名の強固なチームとなった。
広大なフロア面積や最先端のデザイン・設備を手に入れたとしても、それらを扱う人間が不足していてはお客様へのサービスが片手落ちになってしまう。ユーザーへのホスピタリティを最優先に考え、「人」への投資もしっかりと行う。これこそが同店、そして運営を担う光岡自動車グループの一貫した理念だ。
10月10日のオープニングセレモニーでスタッフ一同と共に挨拶をする藤井店長。
藤井店長からの所信表明
最後に、藤井店長から今後の展望とメッセージをいただいた。
「新しい店舗では、可能な限りオールラインナップの車両を揃え、最新のストアデザイン、アパレルやパーツ、そしてそれらを丁寧にご説明するスタッフを含め、店内に一歩足を踏み入れるたびにドゥカティの素晴らしい世界観を全身で感じていただけるようにしています」
「ストアの規模や、バイクショップとしてはあまりにもきらびやかな佇まいに、もしかしたら『少し敷居が高いな』と感じてしまうお客様もいらっしゃるかもしれません。しかし私たちは、ドゥカティというプレミアムなブランドイメージを大切に守りながらも、お客様の最高の趣味である『バイクに乗る喜び』をアットホームに、かつ全力でサポートできるよう、メリハリのある誠実なサービスを心がけていきます。ドゥカティの記念すべき100周年にふさわしいショップとして、皆様をお迎えいたします」
「これまで以上に、お車でもバイクでも、そして駅から徒歩5分という好立地を活かしてもご来店いただきやすい環境が整いました。大阪府内はもちろん、近隣の他府県エリアの皆様にも質の高いサービスを提供していく考えです」
「現在、2027年新型パニガーレも発表され、店頭には随時最新情報が届いています。この秋冬にかけては欧米でEICMA(ミラノショー)などの大きなモーターサイクルショーも開催されますので、さらに新しい車両や限定モデルがリリースされていくはずです。ぜひ、新しくなった店舗へ足を運んでいただき、どこよりも早い最新情報をキャッチしてください」
「また、車両に先行して2027年モデルの新作アパレルも随時入荷予定です。100周年記念のキーホルダーやTシャツなどの魅力的な小物はすでにご用意しております。イタリアンデザインの象徴でもあるドゥカティを、車両だけでなく日常のライフスタイルでも身近に感じられる高品質なグッズを、ぜひ手に取ってご覧ください」
「一方で店頭には、ちょうど2026年モデルが出揃った最高のタイミングです。どのモデルも魅力あふれるデザイン、美しいカラー、そして最先端技術が注ぎ込まれた素晴らしい車両に仕上がっています。ただ跨ってポジションを確認するだけでなく、当店では試乗車も豊富にご用意しています。例えば、V4エンジンとV2エンジンのフィーリングの違いを肌で確かめる、あるいは、パニガーレとストリートファイターのライディングポジションや乗り味をじっくりと乗り比べる、といった贅沢な体験も可能です。皆様のご来店を、スタッフ一同心よりお待ちしております」
最先端の設備と、ドゥカティを愛してやまない熟練のスタッフたちが融合したドゥカティ大阪ノース。ここは単なるバイクショップの枠を超え、関西のモーターサイクルカルチャーを牽引する新たな聖地となりそうだ。
店頭には試乗車が並び、気軽に足つきやポジション、乗車フィーリングを試すことができる。
2026年10月10日のオープニングレセプションの一コマ。
ドゥカティジャパン株式会社 代表取締役社長 マッツ・リンドストレーム氏と光岡自動車代表の大野 貢氏によるテープカットが行われた。オープニング・レセプションには関係各位はもちろん、長年ドゥカティ大阪ノースを支えてきてくれたユーザーが駆けつけてくれた。
■ 店舗概要
店舗名:ドゥカティ大阪ノース
所在地:〒562-0014 大阪府箕面市萱野4丁目3-16
電話:072-749-3003
営業時間:10:00~18:00
定休日:火曜日、第2・第3水曜日
https://www.ducati-osakanorth.com/
積極的、ドゥカティの新型車の解説や、その魅力を店長自ら語る、ドゥカティ大阪ノースのYoutubeチャンネル。
https://www.youtube.com/@ducatiosakanorth
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