厳しい排出ガス規制をクリアしながら実用領域での扱いやすさと軽量化を両立した新型Hayabusa用ストライカー製4-2-1フルエキゾースト

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新型Hayabusa用マフラーの開発の前に大きく立ちはだかる新排出ガスの規制値。そのあまりに大きなハードルにストライカーとしてこだわって開発していた4-2-1が頓挫しそうになった時、なんと光明が現れた!ストライカーならでは「格好良さ」にこだわった新型Hayabusa用の1本出しフルエキゾーストがここに完成!

●文と写真:栗田晃 ●BRAND POST提供:ストライカー

新型Hayabusa用マフラーの開発をスタートしたものの…

1999年に初代モデルがデビューするや否や、世界中で大ヒットモデルとなったHayabusa。2022年に登場した第三世代となる現行モデルも、メガツアラーとして多くのユーザーから支持を集めている。

マフラーを筆頭としたカスタムパーツ製造を行うストライカーも、第二世代で好評だった4-2-1タイプのフルエキゾーストマフラーの開発に着手。カスタム好きのライダーの間ではストライカー製マフラーと言えば4-2-1スタイル、いわゆる「1本出し」への期待値が高く、開発も4-2-1でスタートした。

4-2-1ならではの軽快なスタイリングを期待するユーザーからのリクエストも多く寄せられたが、3型Hayabusaのマフラー開発は一筋縄ではいかなかった。

Hayabusaのみならず、現行メガスポーツのマフラーは左右2本出しが定番である。2本出しにすることでエンジン下の膨張室やサイレンサー容量を稼ぐことができ、騒音対策や排出ガス規制の対応に有利となるのが採用理由の一つだが、リヤ周りのボリューム感やマフラー全体の重量増加につながるのも事実。

それに比べて4-2-1タイプはデザイン的な軽快感はもちろん軽量化というメリットもある。なによりストライカーが作りだすフルエキゾーストは、エキゾーストパイプからサイレンサーエンドに至る美しいラインと高品質な仕上げに定評がある。多くのHayabusaユーザーが期待を寄せるのも当然のことだった。

排出ガス規制値の強化が開発の障壁となった

「ユーロ3からユーロ5への変更で排ガス規制値が半分から1/3になり、2型で使っていた触媒では全く能力不足だと分かった時には“どう対処したらいいのか……”とかなり深刻に悩みました」と語る、カラーズインターナショナル高橋秀行取締役。

安心して公道を走行できる政府認証マフラーを開発する際に避けて通れないのが、排気音量と排出ガス規制値への対応である。

第三世代のHayabusa用マフラーの開発では、排出ガス規制値が大きな壁となった。1本出しで排気音量を規制値内に抑える技術は、第二世代用マフラーで獲得しておりさほど難しくなかった。問題は、従来の技術やパーツではどうにもクリアできない、年を追うごとに厳しくなる排出ガス規制値にあった。第二世代が登場した頃に適用されていた排ガス基準はユーロ3で、第三世代はユーロ5となっている。

ユーザーがその違いを認識する場面はほぼないが、パーツコンストラクターにとっては大問題。生産年度で規定されるユーロ5に対応するためには、ユーロ3に対して排出ガス中のCO(一酸化炭素)を半減、HC(炭化水素)を1/3、NOx(窒素酸化物)は60%減らさなくてはならないからだ。排出ガスの処理はマフラー内部の触媒で行っているため、各項目の排出値を半分にするには触媒の必要量は2倍になる。しかし美しいカーブラインを描くパイプの中に従来の2倍の触媒を収めることは物理的に不可能。

現在、第三世代Hayabusa向けに発売されている社外マフラーがすべて2本出しなのは、シンメトリーなデザインを好むライダーのニーズに応えているのも確かだが、厳しくなった排出ガス規制値をクリアするための触媒搭載スペースを確保する意味もある。どう頑張っても、4-2-1スタイルでは既存の触媒を2連で装備するスペースが確保できないと分かったことで開発自体も行き詰まり、一時は2本出しで開発せざるを得ない窮地に追い込まれた。

新型触媒で厳しい排出ガス規制値をクリアしてスポーティな4-2-1スタイルを実現

そんな八方塞がりの状況を打開したのが、排気ガス浄化能力が大幅に向上した新型触媒の登場だった。従来品と遜色ないサイズで最新の排ガス規制値をクリアできる触媒と出会ったことで、停滞していた開発が再びスタートし、完成したのが「STRIKER INTER MODEL SC FULL EXHAUST OFF-TYPE B JMCA」である。

チタンヒートパイプの中間に挟まれたシャンパンゴールド風のパイプ部分が新型触媒。ストレート構造なので曲げ部分には装着できないが、従来品と同等のサイズで排ガス浄化性能が大幅に向上したことからこの位置に無事に収まった。

ストライカーのスタッフ自身が「4-2-1を諦めなくて良かった」と語るように、スポーティでスタイリッシュなスタイルは1本出しならでは。エキゾーストパイプからサイレンサーまでフルチタン化することで、約20kgの純正マフラーが5kg台となり、約75%の軽量化を実現。260kgを越える車体重量からマフラー交換だけで15kg削減できるのだから、軽量化にとっても絶大な効果がある。

ノーマルサイレンサーのボリューム感とデザインを知るユーザーは、スリムで軽快なスタイルに驚くことだろう。サイレンサー容量は小さいものの充分な消音性能が確保されており、当然ながら近接、加速騒音のいずれも規制値をクリアしている。

車体後部までつながる重くて長い純正サイレンサーを取り外すことで、相対的にマスの集中化が実現し、その軽快感は押し歩きの際の取り回しでも実感できる。もちろん、実際の走りでもマフラー交換の効果は体感でき、低回転から高回転まで淀みなくスムーズで、パワフルながら扱いやすい特性となっている。

4本のエキゾーストパイプが2本ずつ集合し、その2本がさらに1本に集合するのが4-2-1スタイル。4本から2本に至る左右対称のパイプレイアウトが美しい。

アンダーカウルから見える範囲は限定的だが、2気筒分のエキゾーストパイプが1本につながる集合部、その2本がテールパイプにつながる集合部分も見せ所のひとつ。異形カーボンエンドを採用したスリムなチタン製サイレンサーは、素材感を生かした「チタンソリッド」、青い焼き色が特徴的な「チタンヒートカラー」、シックな「チタンブラック」の3タイプが用意されており、ボディカラーやカスタムの方向性に合わせた選択が可能。

全長380mmのサイレンサーもチタン製で軽量。画像は両端に青い焼き色がついたチタンヒートカラーで、これ以外にチタンソリッド、チタンブラックを選択できる

パフォーマンスの向上や軽量化はもちろんだが、スタイリングにこだわるオーナーが多いHayabusaにとっては、このマフラーを装着することでシンプルに格好良くなることも重要なポイントとなるだろう。圧倒的な高速性能を誇るHayabusaと軽快なハンドリングは向かうベクトルが違うように感じるかもしれないが、ストライカーの新型マフラーは相反する条件を見事に両立させている。

サイレンサーエンドはクロスの網目が美しいカーボン製。

製品名:STRIKER INTER MODEL SC FULL EXHAUST OFF-TYPE B JMCA

※税込定価/サイレンサー色

  • ¥341,000 チタンソリッド
  • ¥352,000 チタンヒートカラー
  • ¥357,500 チタンブラック

※本記事はストライカーが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。