ソロ用インカムとして不足なし! サイン・ハウス B+COM PLAY 試用インプレッション

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サイン・ハウスのB+COMシリーズに新たな仲間が加わった。かつて「聴く」ことだけに特化したミュージックというモデルが存在したが、それにワイヤーマイクを追加して「話す」という機能をプラスしたのがこの新製品だ。

●文:ヤングマシン編集部(大屋雄一) ●写真:長谷川徹 ●BRAND POST提供:サイン・ハウス

驚くほどにコンパクト。シンプルな操作も魅力

高機能なインカムが増えつつある昨今、そのカウンターパンチとして実にシンプルな製品が誕生した。

このB+COMプレイ、ソロユースに特化しており、他のライダーとのインカム通話機能を省略。デバイスは2台まで接続でき、スマホ経由で音楽やラジオを聴きながらナビの音声案内を聞くことが可能。またマイクが付いているので、携帯電話のハンズフリー通話や、スマホの音声認識機能を起動させることも。つまり、通勤通学やソロツーリングならこれで十分と言える内容なのだ。

実際に使ってみて、まず感心するのは本体のコンパクトさだ。他社製も含めてハイエンドなインカムを見慣れた目には「ちっさ!」と驚くほどだ。小さいとはいえ、グローブを介して伝わるボタンのサイズ感は上位機種とほぼ変わらず、操作性は特に問題なし。また、機能がシンプルなだけに、操作内容を覚えやすいというのも初心者には美点だろう。

ソフトウエアの更新に関して、上位機種はウィンドウズPC経由のみなのに対し、近日中に配信予定のスマホ専用アプリで行えるというのもライトユーザーにとってはうれしい。これで1万2980円は非常にお買い得だろう。

【サイン・ハウス B+COM PLAY】本体の色はマットゴールド/マットメタリックブルー/ブラック/ホワイト/ガンメタリックの5種類をラインナップ。●連続使用時間:最大12時間 ●防水防塵:IP67相当 ●Bluetoothバージョン:Bluetooth5.1 ●価格:1万2980円

【ソロユース特化で軽量コンパクトに】機能を絞ったことでバッテリーの小容量化が可能に。ハイエンドのSB6X が800mA、プレイは160mAと大差だが、音楽再生連続使用時間はSB6Xの約18時間に対して約12時間と十分な長さを確保。本体重量はSB6Xの53gに対して半分以下の22gだ。

操作ボタンが3つのみというシンプルさもプレイの特徴だ。ボタン自体の突起は低いが、上下と側面に配置されているので、グローブのままでも操作性良好。

【汎用性の高いUSBタイプC端子を採用】スピーカーユニットとの接続にはUSBタイプC端子を採用し、これが充電ポートを兼ねる。なお、充電の際には付属のケーブル以外は使用不可とされる。マイクはワイヤータイプのみで、各種ヘルメットに対応。

【サイン・ハウス B+COMワイヤーマイクホルダー】オプションとして、各メーカーのヘルメットの形状に合わせたワイヤーマイクホルダーを用意。チンガードのないヘルメットを使う場合にオススメだ。 ●価格:2420円


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