
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:スズキ
スズキは、5月から7月にかけて横浜・名古屋・オンラインで開催される「人とくるまのテクノロジー展 2025」(主催:公益社団法人自動車技術会)に出展する概要を発表した。
今回のスズキブースでは、2025年2月に発表した新中期経営計画における技術戦略の内容やその取り組み、国内でのBEV軽トラックを活用した実証実験、スズキの主力市場であるインドに投入する新型「e-ACCESS(e-アクセス)」、バイオエタノール85%までの混合燃料に対応した「GIXXER SF 250 FFV(ジクサー SF 250 FFV)」を実機展示やパネル、動画などで紹介する。
当WEBでは初出となるBEV軽トラックは、4月25日に『軽トラック「キャリイ」をベースにした電気自動車を製作し、農業を営むユーザーに一定期間貸し出し、使用してもらう実証実験』として発表されたもので、農家でのBEV軽トラックの使い勝手やV2H(ヴィークルtoホーム)システムを通じて太陽光発電エネルギーを有効活用できる使い方を、2025年中に検証開始する予定だ。
スズキブースイメージ
1.BEV軽トラックの実証実験 <四輪技術展示車両> 「BEV軽トラック」
軽トラック「キャリイ」をベースとした「BEV軽トラック」を製作。農業を営むユーザーに一定期間貸し出し、「BEV軽トラック」の潜在需要やBEVの電池を活用した太陽光発電エネルギーの自産自消について検討する実証実験を2025年度中に開始する。ブース内では、車両に搭載する電池パックモデルの展示や説明パネル・動画・スポットイベントなどで取り組みを紹介。
2.二輪車におけるBEV世界戦略車第一弾 <参考出品車> 新型「e-ACCESS」(海外仕様モデル)
新型「e-ACCESS」は、十分な航続可能距離と洗練された外観を持つ実用性に優れたスクーター。スズキが長年、二輪車で培ってきた「走る、曲がる、止まる」といった基本性能を追求した作りこみや高負荷なテストによる品質の高さによって、スズキ従来の二輪車と同様にライダーの意思に忠実な走行フィーリングを提供する。ブース内では新型「e-ACCESS」の特長などをパネル・動画で紹介。
3.バイオエタノール燃料に対応した二輪車 <参考出品車> 「GIXXER SF 250 FFV」(海外仕様モデル)
「GIXXER SF 250」は、スズキ独自の油冷エンジンを搭載した250ccロードスポーツバイク。スズキはこのモデルをベースにインジェクターや燃料ポンプ、エンジン制御等を改良して、バイオエタノール85%までの混合燃料を使用出来るフレックス燃料車(FFV)を開発し、インドで発売した。植物を原料とするバイオエタノール燃料を使用することで従来の化石燃料に比べてCO2削減に貢献する。ブース内では「GIXXER SF 250 FFV」の特長などをパネルで紹介。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(メカニズム/テクノロジー)
夏場は100℃超えも珍しくないけれど… いまやバイクのエンジンは“水冷”が主流。安定した冷却性能によってエンジンパワーを確実に引き出すだけでなく、排出ガス/燃費/静粛性の面でも水冷の方が空冷より有利な[…]
LEDのメリット「長寿命、省電力、コンパクト化が可能」 バイクやクルマといったモビリティに限らず、家庭で利用する照明器具や信号機といった身近な電気製品まで、光を発する機能部分にはLEDを使うのが当たり[…]
ケーヒン/ショーワ/ニッシン/日立を統合した“日立Astemo(アステモ)”が4月より“Astemo”へ 自動車業界で「100年に一度」と言われる変革期を迎えるなか、キャブレターや電子制御スロットル、[…]
【冒頭解説】ECUをサスペンションに一体化、フロントフォークに自動車高調整を初採用 2021年1月に日立オートモティブシステムズ、ケーヒン、ショーワ、日信工業が経営統合して誕生した日立Astemo(ア[…]
ヤマハ発動機と三菱重工業は、200kgの貨物を搭載可能な中型マルチコプター型無人機(以下、中型無人機)の開発に向けた共同研究を行っていることを発表した。 パワーユニットには、ヤマハが2023年にコンセ[…]
最新の関連記事(スズキ [SUZUKI])
前年モデルでTFTディスプレイを獲得した無印 北米スズキは、2005年型GSX-R1000(通称K5)由来の痛快な並列4気筒エンジンを搭載するスポーツネイキッド「GSX-S1000」およびスポーツツア[…]
10/1発売:カワサキ「Ninja ZX-25R SE/RR」 250ccクラスで孤高の存在感を放つ4気筒モデル、「Ninja ZX-25R」の2026年モデルが早くも登場する。今回のモデルチェンジで[…]
「世界初の量産250ccDOHC水冷4気筒エンジン」が生み出す最上の乗り味 1983年3月。デビューしたてのGS250FWに乗った印象といえば「速い!というよりすべてがスムーズ。鋭い加速感はないけど必[…]
新型「アドレス125」がコスパ最強で登場! 原付二種スクーターのド定番「アドレス125」が、9月10日にフルモデルチェンジして発売された。フレームを新設計して剛性を上げつつ軽量化し、エンジンもカムシャ[…]
鮮やかなブルーでスポーティな外観に 欧州に続き北米でもスズキ「ハヤブサ」が2026年モデルへと更新された。アルティメットスポーツを標ぼうするマシンは基本的に2025年モデルを踏襲しながら、レギュラーカ[…]
人気記事ランキング(全体)
フレディ・スペンサー、CB1000Fを語る ──CB1000Fのインプレッションを聞かせてください。 とにかくすごく良くて、気持ちよかったよ。僕は何年もの間、新しいバイクのテストをしてきた。HRCのテ[…]
お手頃価格のヘルメットが目白押し! 【山城】YH-002 フルフェイスヘルメットが38%OFF コストパフォーマンスと信頼性を両立させた山城の「YH-002」フルフェイスヘルメット。大型ベンチレーショ[…]
後発のライバルとは異なる独創的なメカニズム 近年では、日本製並列4気筒車の基盤を作ったと言われているCB750フォア。もっとも細部を観察すると、この車両のエンジンには、以後の日本製並列4気筒とは一線を[…]
まさかのコラボ! クロミちゃんがホンダバイクと出会う ホンダがサンリオの人気キャラクター「クロミ」と、まさかのコラボレーションを発表した。クロミがバイクに乗りたくなるというストーリーのオリジナルアニメ[…]
世界初公開のプロトタイプ&コンセプトモデルも登場予定! ホンダが公式素材として配布した写真はモーターサイクルショー展示車および鈴鹿8耐時点のもの、つまりミラー未装着の車両だが、JMS展示車はミラー付き[…]
最新の投稿記事(全体)
前年モデルでTFTディスプレイを獲得した無印 北米スズキは、2005年型GSX-R1000(通称K5)由来の痛快な並列4気筒エンジンを搭載するスポーツネイキッド「GSX-S1000」およびスポーツツア[…]
2025年モデルでエンジンのパフォーマンスアップ、電サスや6軸IMUも採用 ホンダは欧州で2026年型「NT1100」を発表した。2022年に初登場したNT1100は、CRF1100Lアフリカツインの[…]
アメリカで僕もCB1000Fが欲しいなと思っている ──CB1000Fの印象から教えてもらえますか? 前日はHSR九州のサーキットをかなり本気で走行しましたが、その感想も含めてお願いします。 フレディ[…]
低く長いデザインが個性マシマシ! レトロモダンなボバークルーザー 中国から新たな刺客がやってきた! ベンダは2016年設立の新興メーカーで、独自設計のエンジンを搭載したクルーザーを中心に、ネイキッドな[…]
7.3リッターとなる心臓部はコスワースがカスタマイズ 今でこそアストンマーティンの限定車はさほど珍しくもありませんが、2000年代初頭、すなわちフォード傘下から放り出された頃の彼らにとってスペシャルモ[…]
- 1
- 2