
●文:ヤングマシン編集部( DIY道楽テツ)
オフロードヘルメットは花粉症に強い!
バイク乗りにとって苦しい季節がやってきますね~。そう、“花粉症”でございます! 目がかゆくてショボショボするし、ひどくなると視界がぼやける。そして鼻が詰まると平衡感覚が狂い、フラフラしちゃう始末。
さらには強烈なくしゃみ。腹筋から背筋まで使う全身運動なので、体がビクンと反応してしまう。これが操作に影響してかなり危なかったりして。こう考えると、どれもこれもバイク乗りにとっては致命的と言える問題ではないでしょうか。
ちなみに、筆者の友人は「くしゃみのはずみでシフトダウン」してしまい、エンジンをオーバーレブさせてぶっ壊したという伝説を持っています…。そんなわけで、バイク乗りにとってスギ花粉は強敵と言える存在です。そこで、マジでおすすめしたいのが――オフロードヘルメット!
筆者は昔からオフロードヘルメット推しでして、オンロードバイクやスクーターに乗る時でも愛用しております。で、これが花粉症の時期にめちゃくちゃ有効なんですよ!
1つ目:ゴーグルの圧倒的な気密性
オフロードヘルメットは、基本的にゴーグルを装着する前提で設計されています。家の中で気密性の高いゴーグルを装着したあと、そのまま外へ走りに行ってみましょう。途中でゴーグルを外さない限り目をしっかり守ってくれるんです。これ、マジでありがたいポイント。
2つ目:口まわりの広いスペース
フルフェイスヘルメットって、口元が狭い構造なので、息苦しさを感じることもしばしば。自分の吐いた息がこもる感じ、あれがどうにも苦手…。でもオフロードヘルメットなら、先端が尖った形状ゆえに口元に広い空間が確保されていて、じつに開放感がある!
さらにこの空間のおかげで、立体マスクを着けたままヘルメットが被れるのもポイント。花粉のピーク時期には、溶接工が使うような立体的な高機能マスクを使うこともあるのですが、オフロードヘルメットならそのまま装着可能なんです。これ、本当に助かります。
3つ目:バイザーの効果は想像以上
オフロードヘルメットにはおなじみの「バイザー」がついています。もともとは、オフロードレースで飛んでくる泥を防ぐためのひさしなんですが、走行中の風が直接顔に当たるのを軽減する効果もあります。つまり、このバイザーが意外なほど風や飛来する花粉を防いでくれるんです。しかも、フルフェイスとは違って、ヘルメットの中に花粉がこもることもない(コレが超重要!)。
もちろん、デザインやスタイルの好みもあるので、全員におすすめできるわけではありませんが…。筆者のようなアラフィフおじさんには、機能優先! この花粉の季節にバイクに乗る時、オフロードヘルメットには何度助けられたかわかりません。正直なところ、自転車に乗る時にも使いたいぐらいなんです。わはは。
花粉症バイク乗りのみなさんへ
花粉シーズンを乗り切る相棒に、オフロードヘルメットは本当にいいですよ。ジェットヘルや半ヘルよりも安全性が高い上に、フルフェイス以上の快適性を兼ね備えた逸品なのです~! この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました~!
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
12億リーチの衝撃! バイクとロボットの融合 CORLEOは、2025年の大阪・関西万博で披露され、SNSでは累計約12億リーチという驚異的な注目を集めたモビリティだ。 その名の由来はラテン語で「獅子[…]
Q:雪道や凍結路は通れるの? チェーンやスタッドレスってある?? 一部の冒険好きバイク乗りと雪国の職業ライダー以外にはあまり知られていないが、バイク用のスノーチェーンやスタッドレスタイヤもある。 スタ[…]
驚愕の650ccツイン×2基搭載! 魔改造すぎる怪物「VITA」爆誕 まず会場の度肝を抜いたのが、滋賀県を拠点に世界の名だたるショーでアワードをかっさらってきた実力派「CUSTOM WORKS ZON[…]
大型バイクのカスタムはクルーザーからアドベンチャーまで 台湾から世界的なカスタムビルダーも登場したこともあって、カスタムエリアでは車種を問わずさまざまな仕様が展開されていた。「SPEED&CRAFTS[…]
上旬発売:アライ アストロGXオルロイ アライヘルメットからは、ツーリングユースに特化したフルフェイス「アストロGX」のニューグラフィック「ORLOJ(オルロイ)」が12月上旬に登場する。この独特なネ[…]
最新の関連記事(DIY道楽テツ)
お待たせしました経過報告です 前回のラバゲイン記事、おかげさまで大反響をいただきました。ありがとうございます! そして同時に、「続編が知りたい!」「その後どうなったの?」「どれぐらい持つの?」「いつま[…]
「マスダンパー」って知ってる? バイクに乗っていると、エンジンや路面から細かい振動がハンドルやステップに伝わってきます。その振動を“重り”の力で抑え込むパーツが、いわゆるマスダンパー(mass dam[…]
主流のワンウェイタイプ作業失敗時の課題 結束バンドには、繰り返し使える「リピートタイ」も存在するが、市場では一度締め込むと外すことができない「ワンウェイ(使い捨て)」タイプが主流だ。ワンウェイタイプは[…]
まずは「ふるさと納税」の仕組みをざっくりと ふるさと納税の仕組みに関して筆者はどうも多くの勘違いをしていたので、そんな自分でも理解できるようにまとめてみました。おさらいしておこう、自分! ふるさと納税[…]
APトライク250って高速道路で通用するの? チョイ乗り系トライクとして知られるAPトライク125は、125ccという排気量ながら「側車付き軽二輪」という区分のおかげで高速道路を走れます。しかしながら[…]
人気記事ランキング(全体)
インカムが使えない状況は突然やって来る!ハンドサインは現代でも有効 走行中は基本的に1人きりになるバイク。たとえ複数人でのマスツーリングだとしても、運転中は他のライダーと会話ができないため、何か伝えた[…]
寒暖差が大きくても着替えずに対応できる! ワークマンのヒーターウエア『WindCore(ウインドコア)』シリーズは、電熱ヒーターを内蔵する防寒アイテム。別売りのバッテリー(4900円)は必要だが、もの[…]
お待たせしました経過報告です 前回のラバゲイン記事、おかげさまで大反響をいただきました。ありがとうございます! そして同時に、「続編が知りたい!」「その後どうなったの?」「どれぐらい持つの?」「いつま[…]
昔ながらの構成で爆発的な人気を獲得 ゼファーはレーサーレプリカ時代に終止符を打ち、以後のネイキッドの基盤を構築したモデルで、近年のネオクラシックブームの原点と言えなくもない存在。改めて振り返ると、’8[…]
BLESS CREATIONのカーボン外装をまとう カーボン外装メーカー・ブレスクリエイションの高い質感と造形の美しさのX350専用外装に惚れ、編集部号にも装着することにした。フロントフェンダー/ラジ[…]
最新の投稿記事(全体)
Nプロジェクトを彷彿とさせる魅力的なデザイン スクエアX125最大の魅力は、その名の通り「スクエア(四角)」を体現した、垂直の箱型ボディだ。空気抵抗を減らすカウルを持つことが主流の現代のスクーターデザ[…]
知識ゼロから飛び込んだ継承への挑戦 このデニム、ただの復刻ではない。SFG前オーナーの強い想いに突き動かされ、全てを見直して完成させた「ライダー向け」の工夫が詰まっているのだ。 G RIDEが起業して[…]
250cc水冷90°V型2気筒でDOHC8バルブが、たった2年でいとも容易くパワーアップ! ホンダが1982年5月、V型エンジン・レボリューションのVF750Fに次ぐ第2弾としてVT250Fをリリース[…]
バニャイアにとって「新しいモノはいいモノ」じゃなかった MotoGPマシンがあまりにも速くなりすぎたこともあって、再来年にはレギュレーションが大きく改定されることになった。 エンジンは850ccに、空[…]
戦闘力を高めるヘッドギア「ダインギア ヘッドアーマー」 クロスカブ110の個性をさらに際立たせ、カスタムの方向性を決定づけるほどの高いデザイン性を持つパーツが登場した。それがダイバディプロダクションが[…]
- 1
- 2








































