予約制駐車場でお馴染みのアキッパ(akippa)。同社が8月19日の”バイクの日”にちなんで、過去に車種「オートバイ」を選択して駐車場を予約した全国のバイクユーザーを対象に、アンケート調査を実施(有効回答数268)。本アンケートは毎年行われているが、今年も困りごとのトップは「目的地にバイク駐車場がない」というものだったという。
●文:田中淳麿(ヤングマシン編集部)
困りごとのトップに来るのが”駐車場不足”
アキッパが”バイクの日”に行ったアンケート調査では、以下のような事柄についての質問が行われた。
- バイクの利用目的
- バイク利用の頻度
- 今夏のツーリングなどバイク移動の予定
- 今夏ツーリングに行きたい都道府県
- バイクに乗る時の暑さ対策
- バイクあるある
- 駐車場情報を含むバイクに関する情報源
- バイク移動での困りごと
その結果について、”バイク移動についての困りごと”に注目。その回答は、「目的地にバイク駐車場がないこと」「あったとしても満車や混雑で停められない」という回答が、8割を超えて圧倒的多数となった。
また、「バイク駐車場を探すことが手間であること」「駐車料金が高いこと」も多くの割合を占めていた。さらに、バイクあるあるに関する質問では「駅近でバイク置き場がない」や「都心は駐輪場があるが郊外は少ない」といった駐車場に関する回答も寄せられていた。
駐車場に関する情報源も不足か
これらのことから浮き彫りになったのは、やはり「バイク駐車場がない」「足りていない」という課題だ。
「バイクに関連する情報源(駐車場情報を含む)として何を活用していますか。」という質問においては、ウェブサイトが57.5%、YouTube動画が41.0%と高い結果を示している。
インターネットを利用した情報収集が主流になるなか「ツーリング仲間や家族からの口コミ」 も22.4%と一定数挙げられているのも興味深く、信頼できる身近な知人や家族からの口コミやアドバイスは、具体的でリアルな情報源として重宝されているようだ。
XやInstagramなどのSNSも利用されているが、バイク駐車場に関する情報はウェブサイトやYouTube動画もより、活用すべきだろう。
アキッパのようなシェアサービスを始めとして、”多様な情報を多様に”発信する必要性が感じられた。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事([連載] 2輪車利用環境改善部会)
三級自動車整備士資格が統合、”二輪”も含まれることに 原動機研究部はそもそも、「高校生年代からバイクやクルマなどのモビリティに親しんでほしい」という願いのもと活動している地域クラブ。 静岡県は条件付き[…]
※特定原付:’23年7月に施行された新しい車両区分「特定小型原動機付自転車」について国交省が定めた略称。特定小型原付とも呼称される。 学校に戻ってから内容を伝える“伝達講習会” この取り組みは、高校生[…]
モビリティハブ機能を果たす鉄道駅 今後の駐車場整備は、歩行者中心の街づくりとともに進められる。鉄道の駅は公共交通機関の集積地であり、シェアサービスも含め、パーソナルモビリティを活用したモビリティハブの[…]
自分と他人の命を守ること コロナ禍開けの2023年は県内の二輪車交通事故が2331件と微増したが、そのような状況でも県内高校生の二輪車事故は減少傾向にあり、2023年は2022年に続いて死亡事故が発生[…]
自動二輪駐車施設拡大の難しさ 札幌市は、国土交通省の通達(2010年)に基づき、2018年6月に駐車場条例を改正し、自転車駐輪場に125cc以下のバイクを受け入れてきた。また、それ以上の排気量について[…]
最新の関連記事(交通/社会問題)
一般人でも許される現行犯逮捕とは? 「逮捕」とは、犯罪の容疑がある人の身柄を強制的に拘束する手続きです。 原則として、事前に裁判官の審査を受けて許可を取り、令状の発付を得てからでなければ、たとえ警察で[…]
最高出力を4kW以下に制限した125cc以下のバイクが“新基準原付”として2025年4月1日からは原付免許で運転できるようになると報道があった。 警察庁が原付免許で運転できる二輪車の範囲を広げつ改正道[…]
自賠責保険をカバーする任意加入の保険 自賠責保険との違い 任意保険は、自賠責保険と同じく、事故で生じた莫大な損害を金銭で解決するため仕組みではありますが、両者では賠償額および適用範囲が異なっています。[…]
面倒でもプロテクター着用はゼッタイ大事! バイク走行中の事故は、ライダーなら誰にでも起こり得ます。とくに高速走行時の転倒や事故は大きな衝撃を伴い、最悪は命に関わることもあります。そんなときライダーを守[…]
半ヘルで普通自動二輪車を運転すると交通違反? 「126cc以上のバイクを半ヘルで運転するのは違反」という話をよく耳にしますが、じつを言えばそれは正しくありません。乗車用ヘルメットについて記載された道路[…]
人気記事ランキング(全体)
4気筒CBRシリーズの末弟として登場か EICMA 2024が盛況のうちに終了し、各メーカーの2025年モデルが出そろったのち、ホンダが「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことがわかった[…]
125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限[…]
電熱インナートップス ジャージタイプで使いやすいインナージャケット EK-106 ポリエステルのジャージ生地を採用した、ふだん使いをしても違和感のないインナージャケット。38度/44度/54度と、3段[…]
第1位:X-Fifteen[SHOEI] 2024年10月時点での1位は、SHOEIのスポーツモデル「X-Fifteen」。東雲店ではスポーツモデルが人気とのことで「とにかく一番いいモデルが欲しい」と[…]
コンパクトな車体に味わいのエンジンを搭載 カワサキの新型モデル「W230」と「メグロS1」がついに正式発表! ジャパンモビリティショー2023に参考出品されてから約1年、W230は白と青の2色、メグロ[…]
最新の投稿記事(全体)
Vストローム250SX[59万1800円] vs Vストローム250[66万8800円] 2023年8月に発売された、スズキ自慢の油冷単気筒エンジンを搭載したアドベンチャーモデル「Vストローム250S[…]
126~250ccスクーターは16歳から取得可能な“AT限定普通二輪免許”で運転できる 250ccクラス(軽二輪)のスクーターを運転できるのは「AT限定普通二輪免許」もしくは「普通二輪免許」以上だ。 […]
一般人でも許される現行犯逮捕とは? 「逮捕」とは、犯罪の容疑がある人の身柄を強制的に拘束する手続きです。 原則として、事前に裁判官の審査を受けて許可を取り、令状の発付を得てからでなければ、たとえ警察で[…]
バイクのスピード感をイメージさせる象徴的なグラフィックモデル登場 ネオテック3のグラフィックモデル第3弾となるアンセムは、バイクを走らせているときに感じる風を思わせる、スピード感ある模様が特徴だ。ブラ[…]
バイクのパーツと“夜行”をポップアートに描いたホットでクールなグラフィックモデル Z-8 ヤギョウは、ネオンカラーなどの極彩色で彩られた現代ポップアートなグラフィックが特徴だ。グラフィックにはタイヤと[…]
- 1
- 2