
2024年10月4日〜6日の3日間、世界最高峰の2輪レース「MotoGP日本GP」がモビリティリゾートもてぎ(栃木県)で開催されます。およそ6万8000席と、国内トップクラスのキャパシティを誇る同サーキットでは、レース当日に向けて、屋内で快適に観戦できるグランデッキや、パーティーテーブルシート、ドームテントシートなどが備え付けられたビクトリーコーナーテラスなど、さまざまな席種が用意されていますが、レースを目前に控えた現時点(9月末)で、どのような席が残っているのでしょうか?
●文/写真:ピーコックブルー(ヤングマシン編集部)
レース直前でも買える席はココ! それぞれのポイントは?
9月末現在で残っているシートはのは、ビクトリースタンド(V席)/グランドスタンド(A席)/V字コーナー席/Z席/G席の5種類。オーバルサイドコースキャンプステイ/レーシングコースコースサイドキャンプステイや、前述のビクトリーコーナーテラスなどのグランピングスタイルで観戦できる座席は、とても人気が高く、発売開始からすぐに売り切れてしまったようです。
しかし、残っている座席にもそれぞれの魅力があるのは間違いないでしょう。
たとえば、V席はV1〜V6の6つのブロックに分けられています。V1ブロックではスタート直後に集団で通過していくマシンを間近で見ることができたり、V2ブロックでは高速からのハードブレーキングでマシンを抜き去る様子が見られるなど、ブロックごとに特色があります。
V席は全体的に残席に余裕があるものの、とくにビジョン/表彰台/ピットなど感動的なシーンを見ることができるV4ブロックや、スターティンググリッド目前でスタート直前の緊張感が感じられるV5ブロックの座席が多く残っているようです。
一方で、ホームストレート最高速度到達地点かつ正面の仮設ビジョンでレース展開も把握しやすいV3ブロックや、ビクトリーコーナーに近く他ブロックよりゆったりした席幅のV6ブロックは人気が高く、残席も残り少なくなっています。
そしてA席はホームストレート/ピット正面に設置されており、コース全体を見渡せるほかビジョンでの観戦も可能です。そのため、お子さま連れ/初めてレース観戦をされる人などにもおすすめの座席とされています。
現在、A席は全体的に空きが見られるので、家族や友人などの大人数で足を運んでも問題なく並んで観戦することができそうです。
続いてV字コーナー席は、130RからV字までのワイドビューの観戦ができる座席です。高度なテクニックが要求されるコーナリングをマシンが通過していく様子を間近で見られるので、手に汗握ること間違いありません。
ただ、残席があるとはいえ、V字コーナーはモビリティリゾートもてぎの名物というだけあってかなり人気が高く、残席は少なくなっています。
そしてZ席/G席は、90度コーナーを通過する豪快な走りを楽しむことができる座席です。
とくにZ席は、90度コーナーという難関を通過する上で、選手たちがいつ減速するのかわかりやすいのが魅力。またお手洗いも近く、ビジョンも見やすいなど多くの特色がある座席です。
カーブに差しかかる際にいつブレーキを踏んで減速するかは、バイクレースの勝敗に大きくかかわってくるポイントのひとつ。早く減速しすぎると後続のマシンに抜かされてしまいますが、減速が遅いと90度コーナーを曲がりきれず、コースアウトしてしまいます。
Z席はA席と同価格で販売されていますが、こういった選手同士の駆け引きやテクニックをより間近で見られる、“ツウこそ知っている穴場席”と言えるかもしれません。予約サイトを確認すると、Z席はG席/A席よりもかなり埋まっていることが確認できます。
Z席は完全屋外でエリア端ではあるが、その景観はいかに…?
90度コーナーが目前!迫力満点のレースを楽しめることは間違いないだろう
そして今回、実際にZ席へ足を運び、座席の座り心地をチェックしてみることに。
Z席に座ってみたところ、座席はかなり硬めに設計されている上に足元が砂利で少し滑りやすいので、座り続けていると疲労が溜まりやすいかもしれない……と感じました。さらに完全な屋外であり、近隣に大きな建物がないため、日中は日差しが眩しい/雨天の影響を受けやすそうです。
より快適に観戦するためにも、急な雨/暑さに対応するための携帯式雨カッパ/タオル、疲労を軽減するためにアウトドア用の持ち運びクッションなどを持参していけばよいと感じました。
「バイクレース」と聞くと、マニアックでバイク初心者には難しいものなのでは……と思う人も少なくないかもしれません。しかし、グルメや音楽フェスを楽しんだり都会の喧騒から離れ森の澄んだ空気を味わったりなど、バイクレース以外にさまざまな楽しみ方ができるのがMotoGP日本GPの魅力です。
開催まで1週間を切ったMotoGP日本GP。今年はどのような熱いドラマが生まれるのか、実際にその目で確かめて見てはいかがでしょうか?
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(モトGP)
タイヤの負担を抑える、正統派ライディングスタイルで勝利を獲得 MotoGP第10戦オランダGPで、ついに小椋藍選手(SuperFile Trackhouse MotoGP Team)が優勝しましたね![…]
小椋藍が最高峰で魅せた!王者マルケスを脅かす「25歳」の覚醒 MotoGP第9戦は小椋藍選手がポールポジションを獲得し、スプリントレース、決勝レースともに2位という素晴らしい成績を収めたレースです。決[…]
小椋藍、チェコGPで日本人6年ぶりのPPを獲得。フィニッシュでも2位! 見えてきた「夢の頂点」への課題 小椋藍選手(SuperFile Trackhouse MotoGP Team)が大活躍したMot[…]
第5戦フランスGPで勢力図激変。最強ドゥカティを襲う異変とは? 小椋藍くんの3位表彰台によって、アプリリアは第5戦フランスGPで同社最高峰クラス史上初の1-2-3を達成した。第5戦フランスGP終了時点[…]
取るべくして取った、最高峰クラスの初表彰台 ヨーロッパラウンドに入り、MotoGPのシーズンが加速している。ほぼ毎週のようにレースが開催されるので、キャッチアップも大変だ(笑)。 波乱の第6戦カタルニ[…]
最新の関連記事(レース)
予測不能な雨の鈴鹿、極限状態に挑む熱気 2026年7月5日、「2026 FIM世界耐久選手権 “コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第47回大会」が開催された。昨年に続き2度目の観戦となる若月[…]
悪天候を吹き飛ばすステージの盛り上がり メインステージではIKURAさんを筆頭に数々のライブや、会場に並べられたカスタムマシンの紹介やアワードなどで盛り上がり、グランドスタンド裏はガレージセールや有名[…]
GPZ250Rなど80年代のマシンも参戦 2026 もてぎ7時間耐久ロードレース“もて耐”が7月18日(土)、19日(日)に開催されました。1998年からスタートし、コロナ禍でも中止を免れ、今年で29[…]
600台が夢を追った”アマチュアの甲子園”と彼女たちの夏 1980(昭和55)年にスタートした「鈴鹿4耐ロードレース」は、またたく間にバイクブームに沸く若者たちの情熱の受け皿となった。1980年代後半[…]
ホンダが強さを見せた雨の決勝レース 今年の鈴鹿8耐は、例年より1ヶ月早く開催されたこともあり、梅雨も明けておらず予想された通り雨の鈴鹿8耐になりました。 気温もそれほど高くなく、体力的には、レースをや[…]
人気記事ランキング(全体)
激動の物価高を乗り切る「価格据え置き」の価値 世界的なインフレによってあらゆるパーツや原材料が高騰するなか、スズキは2026年8月発売の新型でも、2025年7月18日発売の前年モデルの価格である98万[…]
7.0リッターV8ツインターボ×軽量カーボンボディ まずは、750馬力を絞り出すエンジンこそサリーンの真骨頂かと。フォード製の巨大な7.0リッターV8エンジンに、ギャレット製のターボをツイン装備。しか[…]
350cc単気筒から648cc並列2気筒へ!伝統のファミリーに宿る力強い鼓動 2023年に発表された「BULLET 350」は、350ccのJシリーズ単気筒エンジンを搭載したシンプルな空冷モデルだった[…]
Screenshot 真夏のツーリングを終えて帰宅すると、暑さと疲れから「早くバイクをガレージにしまいたい」と思うものです。しかし、走行直後のバイクには虫汚れが付着していたり、発汗によるヘルメットやジ[…]
軽快さや速さを強調しない従順なグランドツアラー ’71年からスズキが発売を開始した、2スト並列3気筒のGTシリーズを語るうえで、好対照の機種としてよく話題に上るのが、同じ時代に販売され、同様のエンジン[…]
最新の投稿記事(全体)
スマートさでエレクトロタップを圧倒するのがギボシ端子による接続 スマートフォンより大きな画面で情報が読み取りやすく、ドライブレコーダー一体式の製品もあり、価格的にもスマホよりリーズナブルなものも多いこ[…]
ファンによる空冷+気化熱で体温を冷やせ!! 最近、熱中症対策として巷で見かけることが多くなった空調系の作業服。ファンを回して外気をウエア内に導入し、内部の空気を強制排出することで体温を下げるというアイ[…]
カフェレーサーから市販レーサーへの変化 今後の主役はイレブン。ヤマハが’78年に発売したXS1100が、欧米で大ヒットした時点で、おそらく他の国産3社はそう感じたに違いない。 事実、当時のスズキとカワ[…]
時代を先駆けた動力性能と信頼性の歴史を辿る:『カワサキ650-W1の系譜』 最初の紹介記事は、約9年間に及ぶ販売期間の中で生産されたW1シリーズの変遷を体系的にまとめた「W1の系譜」だ。W1の人気が最[…]
「バブ」と親しまれた、ホンダ・ホークCB250Tの系譜と魅力 1977年、ホンダが250ccクラスに投入した初代「ホークCB250T」は、空冷4ストローク並列2気筒OHC3バルブエンジンを搭載し、最高[…]
- 1
- 2






































