
2025年4月13日に開幕する「2025年日本国際博覧会(大阪万博)」。さまざまな催しや出展が行われる同イベントのうち、計12社が展示を行う最大級のパビリオン「未来の都市」の概要が発表された。ここでカワサキが発表する「2050年を想定したパーソナル水素モビリティ」が、何やら“エクストリーム”なヤツらしいのだ!!
●文:ヤングマシン編集部(マツ) ●外部リンク:2025年 日本国際博覧会「未来の都市」パビリオン
自動運転な世の中でも“ファントゥライド”を問う!
【パビリオン「未来の都市」外観イメージ】 ●提供:2025 年日本国際博覧会協会(画像は開発中のイメージです)
大阪万博で公開される“未来の都市”は「ソサエティ5.0が目指す未来の都市」を体験できるというパビリオン。全長150mにも及ぶ建屋は会場最大の規模で、つまりは大阪万博の中心的存在となるものだ。このパビリオンでは12の企業・団体が未来都市を提唱する出展を行うが、その中で「交通・モビリティ」を担当しているのがカワサキ(川崎重工)だ。
今回はカワサキブース全体の「移動本能」というテーマや出展物の概要が発表されたが、注目したいのは“コンセプト01”と名付けられたコンセプト車。外観などは一切明かされなかったものの「カワサキのモーターサイクルが持つファントゥライドを大切にした、ソサエティ5.0時代にふさわしい新感覚のパーソナルモビリティ」と説明されており、水素エネルギーが当たり前となる2050年ごろをイメージした車両になるという。
このコンセプトモデルの詳細は今後、万博の開幕に向けて小出しにされていくが、どうやら道なき道を踏破するような、エクストリームな楽しみ方を今よりずっと安全に楽しめるモビリティとなる模様。リアルと情報空間が密接につながり、安全性が担保しやすくなるソサエティ5.0時代ならではの提案を目指しているようだ。
担当者によると「自動運転が当たり前の世の中になっても、カワサキのパーソナルモビリティは“ファントゥライド”が大前提。そこに技術革新で付加価値を付けていく。たとえば、既存モビリティでは絶対に行けないような場所にも安全に到達できるような…」とのこと。ちなみに鈴鹿8耐でデモランした水素エンジン車とはまったく違うものだそう。
ちなみにこのコンセプト01、乗車定員は2人で、数多くのカワサキ2輪に関わってきた“レジェンド”なデザイナーが関与しているらしい。それってもう、バイクかそれに近いものと言ってもいいですよね…というわけで、ヤングマシンは大阪万博で「2050年式のカワサキ・エクストリーム水素バイク」が見られると勝手に断定してしまいます!
カワサキブースのテーマは「移動本能」。人には移動することの喜びが遺伝子レベルで、つまり本能的に組み込まれている…というのがその意図するところ。ちなみにカワサキは未来の公共交通機関を想定した「コンセプト02」というマスモビリティも展示予定。こちらも水素エネルギーを利用しつつ「陸・海・空を知る、カワサキならではの交通システムの提案」になるとのことだ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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