SHOEIは、クラシカルなフォルムを採り入れたフルフェイスヘルメット『Glamster(グラムスター)』に、新たなグラフィックモデル『Glamster ABIDING(アバイディング)』をを追加する。発売予定は2024年6月だ。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI
古き良きアメリカのレースシーンをよりいっそう深めるグラフィック
「abide」には、「耐える」、「貫く」、「(意思を)守る」といった意味があり、現在進行形になると「長続きする」、「永続的な」になる。
『Glamster ABIDING』は、クラシカルなシルエットとディテールを持つフルフェイスヘルメットに、古き良きアメリカのレースシーンを彷彿とさせるストライプをあしらったグラフィックモデルだ。黒をベースとするTC-1とTC-3には、それぞれ赤と黄をアクセントカラーとして、銀をベースとするTC-10は黒と濃いグレーを使いストライプを描いた。
絶妙なのはグラムスターのフェイスガード左右に設けられたエアインテークがストライプ模様と調和、昇華している点で、グラムスターの特徴的なディテールを強調するとともに、グラフィックモデルとしての完成度を高めている。
旧車、ネオクラシック系、ストリート系のバイクとの相性はもちろんだが、シンプルなグラフィックだから現行車でも合わせやすい。複数台所有する人にも使いやすいモデルだ。
グラムスターは、SHOEIネオクラシックシリーズのオンロード向けフルフェイスモデルで、SHOEIが’20年9月に発売された。エアロパーツなどの装備品がなく、ヘルメット帽体をシンプルしつつ、後端下部のダックテールシェイプ、ロアインテークなどによって、70年代風のデザインとした。
もちろん機能は最新テクノロジーによるもので、フラットでクリアな視界を確保したシールドは、偏心起動を描いて開閉するため操作がしやすくスームズだ。シールドはビスで装着(固定用ビスは硬貨で回せる)されるていが、そのままで微調整できる便利な機構を持つ。雨天走行などでシールド内側が湿気で曇るのを防ぐ、ピンロックシールドにも対応している。
内装システムはもちろんすべて着脱式で、シールドへの映り込みを防ぐスエード調生地、汚れが目立ちにくいレザー調生地などを使い、被り心地は快適。転倒事故の際に、第三者がヘルメットを容易に外せる『E.Q.R.S.』も採用し、万全の安全性と快適性を備えている。
SHOEI Glamster ABIDING
●価格:6万1600円 ●サイズ:S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm) ●色:赤×黒(TC-1)、黄×黒(TC-3)、灰×銀(TC-10) ●規格:JIS ●構造:AIM(Advanced Integrated Matrix) ●付属品:布袋、ステッカー、防曇シート、チンカーテン、シリコンオイル、防曇シート用ピン ●受注販売開始予定:2024年6月
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(SHOEI)
カワサキモータースジャパンは、SHOEIとのコラボレーションモデル『カワサキ X-Fifteen ESCALATE(エスカレート)』を2025年1月8日より全国のカワサキプラザ限定で予約受付を開始する[…]
レーシングコースのイメージを細やかなグラフィックで鮮やかに表現したモデル SHOEIが積極的にグラフィックモデルを投入しているZ-8のニューフェイスは“ニーダウン”で、ずばり“ヒザスリ”だ。ヘルメット[…]
システムヘルメットであることを忘れさせる秀逸なグラフィック ネオテック3のグラフィックモデル第4弾は、ブラックをベースとしてブルーのグラデーションとホワイトを巧みに配したデザインの『フラグメンツ』だ。[…]
アグレッシブで戦闘的なデザインのグラフィックがジェットタイプに登場 ジェットヘルメットのグラフィックは比較的おとなしめのものが多いが、SHOEIの最新ジェットヘルメットは、イエローとオレンジとレッドの[…]
ひと味異なる表情あるグレーでカラーラインナップがさらに充実 GT-Air3に登場する新色のチョークグレーは、明るめの色合いで、グレーといっても表情のある色味が特徴だ。バイクやウエアのカラーを問わず合わ[…]
人気記事ランキング(全体)
私は冬用グローブを使うときにインナーグローブを併用しています。防寒目的もありますし、冬用グローブを清潔に保つ目的もあります。最近、長年使い続けたインナーグローブが破れてしまったこともあり、新品にしよう[…]
アクセルワイヤーが長すぎた!というトラブル ハンドルを交換して長さが合わなくなってしまったり、はたまたケーブルそのものが痛んでしまったり。こうしたアクセルワイヤー(スロットルケーブル)を交換する際、「[…]
白バイ隊員はバイクバカ⁉ 白バイに乗りたい、白バイ隊員になりたい、と白バイ隊員を目指す警察官のなかでバイクに関心のない人はいないと言い切っていいかと思います。少なくとも私が知るなかではひとりもいません[…]
2018 カワサキ ニンジャ400:250と共通設計としたことでツアラーから変貌(2018年8月30日公開記事より) 2018年型でフルモデルチェンジを敢行した際、従来の650共通ではなく250共通設[…]
高回転のバルブ往復にスプリングが追従できないとバルブがピストンに衝突してエンジンを壊すので、赤いゾーンまで回すのは絶対に厳禁! 回転計(タコメーター)の高回転域に表示されるレッドゾーン、赤くなっている[…]
最新の投稿記事(全体)
グローバルサイトでは「e-アドレス」「アドレス125」と表記! スズキが新型バッテリーEV(BEV)スクーター「e-ACCESS(e-アクセス)」、新型スクーター「ACCESS(アクセス)」、バイオエ[…]
従来は縦2連だったメーターが横2連配置に ヤマハは、2004年に欧州で誕生し、2017年より日本を含むアジア市場へ(250として)導入されたスポーツスクーター「XMAX」の2025年モデルを欧州および[…]
時期が合えば水仙と桜の共演も 日本の三大水仙群生地と呼ばれているのが、福井県の越前海岸と、兵庫県の淡路島、そして千葉県の南房総:鋸南町である。鋸南町の水仙は12月中旬から1月下旬が見頃で、2025年も[…]
しっかりとした防寒対策をすれば冬ならではの魅力が楽しめる! じっとしているだけでも寒い季節…さらに走行風を浴びるバイクって何が楽しいの? と思われる方も多いかもしれません。たしかに寒さの感じ方は、人そ[…]
TRIJYA(トライジャ):カフェレーサースタイルのX500 パンアメリカやナイトスターなど水冷ハーレーのカスタムにも力を入れているトライジャ。以前の記事では同社のX350カスタム車を掲載したが、今回[…]
- 1
- 2