
ヤマハは、スポーツスクーター「TMAX560」および「TMAX560 Tech MAX(テックマックス)」にニューカラーを設定し、2024年モデルとして3月29日に発売すると発表した。2022年のモデルチェンジで軽量なスピンフォージドホイール&新タイヤなどを採用し、よりスポーティに生まれ変わっている。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ヤマハ
TMAX560にマットブラック、TMAX560テックマックスにはマットダークレディッシュグレー登場
ヤマハは、「TMAX560」および「TMAX560 Tech MAX(テックマックス)」の2024年モデルを発表。標準モデルのTMAX560および上級モデルのテックマックスにそれぞれ1色のニューカラーを設定し、テックマックスのマットダークグレーは継続となる。価格は据え置きで、主要諸元に変更はない。
2022年にはマイナーチェンジが施され、基本骨格と360度クランク561ccの並列2気筒エンジン(最新排出ガス規制に適合済み)は従来型を継承しながらデザインを大幅に進化させ、足まわりにはMT-09で話題になったスピンフォージドホイールと新タイヤを装着。これに合わせてサスペンションセッティングも変更された。
その際に全てが新設計された外装は、コンパクトさとアグレッシブなスタイリングを追求。ウイングレットのようにも見えるエアインテーク風の造形とデュアルLEDヘッドライトは新たな表情をもたらし、テールセクションの『T』の字に見えるテールランプも健在だ。
また、ライディングポジションをよりスポーティにするべく、鍛造アルミ製ハンドルバー、前後に30mmの幅で調整が可能なバックレストを備えるメインシート、前後に面積を広げたステップボードの3点を一新。さらにシート(とボディ)を左右に絞り込むことで足着き性を向上した。調整機構付きのウインドスクリーンは新設計とし、風切り音を低減している。
このほか、スマートフォンに接続可能な新しい7インチTFTフルカラースクリーンは着信と音楽再生などを使用可能。有料のナビアプリを使用すればメーター画面でナビ機能も使える。
これらに加え、上級仕様のTMAX560 Tech MAXは、従来型から温度制御が改善されたシートヒーター&グリップヒーター、クルーズコントロールなどを標準装備した上級仕様だ。リヤサスペンションは調整可能になり、ワンプッシュスタートとバックライト付き左右スイッチも採用。各所をプレミアム素材のインテリアで彩る。
ヤマハ TMAX / テックマックス の全カラーバリエーションとスペック
※画像はCG合成によるイメージで、国内モデルとカラーおよび仕様が一部異なる場合があります。
TMAX560 TECH MAX ABS
TMAX560 ABS
車名 | TMAX560 |
認定型式/原動機打刻型式 | 8BL-SJ19J/J420E |
全長×全幅×全高 | 2195×780×1415mm |
軸距 | 1575mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 800mm |
キャスター/トレール | 26°00′/98mm |
装備重量 | 218kg【220kg】 |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 561cc |
内径×行程 | 70.0×73.0mm |
圧縮比 | 10.9:1 |
最高出力 | 48ps/7500rpm |
最大トルク | 5.7kg-m/5250rpm |
変速機 | Vベルト無段変速(オートマチック) |
燃料タンク容量 | 15L(ハイオク指定) |
WMTCモード燃費 | 22.1km/L(クラス3、サブクラス3-2、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/70R15 |
タイヤサイズ後 | 160/60R15 |
ブレーキ前 | 油圧式ダブルディスク |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 140万8000円【160万500円】 |
車体色 | 艶消し黒+青ホイール【濃茶、艶消し暗灰】 |
発売日 | 2024年3月29日 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ヤマハTMAX560/テックマックスを購入したい! 車両販売情報はこちら
最新の関連記事(TMAX560/テックマックス)
新フロントマスク、コネクティビティ強化、電子制御拡充など ヤマハが新型「TMAX560」および「TNAX560テックマックス」を発表した。新しいフロントマスクの採用とともに、新デザインの7インチTFT[…]
新型ヘッドライト採用、コネクティビティ強化など ヤマハが欧州で新型「TMAX」および「TMAX テックマックス」を発表した。新しい2眼ヘッドライトの採用とともにボディ外観もよりシャープな造形となり、7[…]
究極性能先鋭型から、お手ごろパッケージのグローバル車が時代の寵児に オーバー300km/h時代は外的要因もあって唐突に幕切れ、それでも高性能追求のやまなかったスーパースポーツだったが、スーパーバイク世[…]
価格はそれぞれ4万4000円/4万9500円の上昇 ヤマハは、「TMAX560」および「TMAX560 Tech MAX(テックマックス)」の2023年モデルを発表。スタンダードモデルのTMAXにはマ[…]
【テスター:大屋雄一】’01年デビューの初代TMAXで衝撃を受けたモーターサイクルジャーナリスト。国内外を問わずマキシスクーターの試乗経験も豊富だ。 ケーブルレスの電子制御スロットルに上質なエンジンフ[…]
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA])
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
当時の表記はみんな“並列だった” 現在のヤマハ大型モデルの主軸となるパワーユニットといえば3気筒エンジン。MT-09やトレーサー9GTに搭載されているこのエンジンはDOHC水冷3気筒888cc、120[…]
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
懐かしの四角ライトに極太のブロックタイヤ 1987年に発売されたやまは「TW200」は、フロントに130/80-18、リヤには180/80-14という極太タイヤを履いたファットなオフロードスタイルで人[…]
ヤマハFZ400R:ワークスマシンと同時開発 市販レーサーと同時開発したNS250Rがリリースされた1984年5月。 400クラスにも同様の手法で開発されたマシンが、ヤマハから世に放たれた。 FZ40[…]
人気記事ランキング(全体)
4つの冷却プレート&ペルチェ素子で最強の冷却力を実現 「ペルチェベスト」は、業界最先端の半導体冷却技術を採用し、前後4か所に冷却プレートを搭載した新発想の冷却ウェアです。小型冷蔵庫にも使われるペルチェ[…]
スーパーフォアをベースにシリンダー前傾角を変更、フレームも新設計した4本マフラーのトラディショナル感性! 1997年、ホンダは4本マフラーのCB400FOURをリリース。 すでに1992年からCB40[…]
350ccクラスの破壊者! 現地価格はハンター350やGB350よりも安い BSAモーターサイクルズが新型モデル2機種を発表した。ロンドン開催の国際発表会で公開されたのは、ティーザー展開されていた「バ[…]
RCBテクノロジーを継承し誕生したCB900F CB750FOURの登場から10年ライバル車の追撃から復権するためホンダが選択したのは耐久レース常勝のワークスマシンRCB1000の心臓を持ち既存のバイ[…]
CoolMax素材で快適な着用感を実現 「コミネ クールマックスRフルフェイスインナーマスク AK-090」は、暑い季節や激しい運動時でも皮膚の温度を33.3度に近づけてくれる快適吸汗/即乾素材「Co[…]
最新の投稿記事(全体)
スズキCNチャレンジのファクトリーマシンと同じウイングを装着(一部地域でオプション設定) スズキは、初代GSX-R750から40周年にあたる今年、「GSX-R1000」「GSX-R1000R」の復活を[…]
人気のネオクラシックモデルに、グラフィックデザイナー・加藤ノブキ氏の第3弾 アライの「RAPIDE-NEO(ラパイドネオ)」は、かわす性能を追求した安全性と快適性をクラシカルなデザインでまとめたフルフ[…]
2025年モデル概要:ほぼ全身に手が入った進化版SE 海外では存続していたZ900の上級モデル、Z900SEが国内モデルとしても復活したのは2025年4月のこと。エンジンやフレーム、足まわりに手が入り[…]
日本限定カラーの「アイボリー」のスタイング&主要諸元 新型2025年モデルXSR900のトピックスはなんといっても、日本市場だけの限定カラー「アイボリー(正式名称:セラミックアイボリー)」である。往年[…]
ヘルメット装着で手軽に使えるバイク専用ドラレコ 「MiVue MP30Gps」は、バイクヘルメットに直接取り付けられるドライブレコーダー。これまでの車体取り付け型と違い、視界や操作性を損なわずに取り付[…]
- 1
- 2