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ヤマハは、2024年1月12日~14日に幕張メッセ(千葉県)で開催される「東京オートサロン 2024」に初めて出展することを発表した。小型低速EVの汎用プラットフォームを軸にプロトタイプモデル7機種を制作したほか、ジャパンモビリティショー2023に出展したモデルの展示も行う。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ヤマハ
- 1 1~2人乗りの低速パーソナルモビリティ用のEVプラットフォームを軸に展示
- 2 小型低速EV汎用プラットフォーム「YAMAHA MOTOR PLATFORM CONCEPT」
- 3 ヤマハが制作する「Concept 580」
- 4 ビブラントとコラボした「Concept 682」
- 5 ソニーグループ、二葉工業、二葉家具とコラボの「Concept 294」
- 6 SKIPPER、TOPとコラボの「Concept 310」
- 7 Higraph Tokyoとコラボの「Concept 160」
- 8 Final Aim Inc.とコラボの「Concept 451」
- 9 リゾートトラストとコラボの「Concept 350」
- 10 YXZ1000R[水素エンジン搭載]
- 11 XSR125 ABS
1~2人乗りの低速パーソナルモビリティ用のEVプラットフォームを軸に展示
ヤマハが、4輪のカスタム車などで年始にいつも大きな盛り上がりを見せるオートサロンに初めて出展する。近年のオートサロンは、4輪メーカーが出展し新車の発表も行うなど、カスタムカーの祭典からさらにグレードアップして賑わっているが、ここにヤマハも4輪の小型低速EV汎用プラットフォームを投入する。
この小型低速EV汎用プラットフォーム「YAMAHA MOTOR PLATFORM CONCEPT」は、1~2人乗りの低速パーソナルモビリティでの活用を想定したもので、車体の複数連結やバッテリーの複数搭載など、用途によって仕様の変更が可能な高い自由度と汎用性が特長になっている。
ヤマハ自身が同プラットフォームを活用したプロトタイプ「Concept 580」を皮切りに、共創パートナー企業とともに製作したプロトタイプモデルを全7機種展示するほか、ジャパンモビリティショー2023に出展したROV(4輪バギー)「YXZ1000R(水素エンジン搭載)」や、市販モーターサイクル「XSR125 ABS」の展示も行う。我々バイク乗りとして注目したいのは、やはり跨って乗るタイプの乗り物だろう。以下に紹介していきたい。
小型低速EV汎用プラットフォーム「YAMAHA MOTOR PLATFORM CONCEPT」
1~2人乗りの低速パーソナルモビリティでの活用を想定した、研究開発中の汎用プラットフォーム。当社製の電動モーターをパワーユニットに、バッテリーには「Honda Mobile Power Pack e:」を搭載する。車体の複数連結やバッテリーの複数搭載など、用途によって仕様の変更が可能な高い自由度と汎用性が特長。
YAMAHA MOTOR PLATFORM CONCEPT
ヤマハが制作する「Concept 580」
畑地や不整地など、多様な路面環境での敏捷な移動性と、スマートな使い勝手を提供する2人乗り電動モビリティ。2人乗車を可能としながら、軽量・コンパクトな設計により優れた電費を実現。
Concept 580(プロトモデル)
ビブラントとコラボした「Concept 682」
乗る楽しさや所有する喜びを叶えつつ、自分好みのアレンジやカスタムにも応えるホースライド型の4輪駆動電動モビリティ。ヤマハモーターサイクルの系譜を感じさせるカラーリング、カスタムを容易に楽しむことのできるモジュラー構造が特長だという。イエローにストロボラインの組み合わせに四角いバズーカのような走る電池のような(?)デザインが目を引く。バイク乗りとしてもコイツは注目だ。
Concept 682(プロトモデル)
ソニーグループ、二葉工業、二葉家具とコラボの「Concept 294」
都市生活における便利でスタイリッシュな移動手段として、幅広い年齢層の新たなライフスタイルにも応える近未来的都市型3輪パーソナル電動モビリティ。北欧風デザインに加え、リーン機能による走行性、IoTの融合による利便性などが特長としている。リーン走行というのが車体の中心が捻じれるものかLMWのように全体が傾くのかは不明だが、ヤマハらしさを考えると後者の可能性い?
Concept 294 (プロトモデル)
SKIPPER、TOPとコラボの「Concept 310」
フィッシングボートを搭載するトレーラーの牽引など、マリンレジャー用途に特化した2人乗り電動ユーティリティモビリティ。オリジナルエアサスペンションの装備やスポーツシート等によるアメリカンカスタムに加え、小型軽量なe-Axleの搭載により高電費を実現。
Concept 310(プロトモデル)
Higraph Tokyoとコラボの「Concept 160」
モビリティの枠を超えて、自由な魅力を纏ったミニマムサイズ の1人乗りオフロード電動モビリティ。ユニセックスかつ都会的なセンスに加え、自然を愛する気持ちや自由な心を表現したスタイリングが特長。各種機能を備えた発光 LED ストライブを装備する。
Concept 160(プロトモデル)
Final Aim Inc.とコラボの「Concept 451」
Concept 451(プロトモデル)
リゾートトラストとコラボの「Concept 350」
風を切る爽快感が味わえるリゾート向け1人乗り電動モビリティ。スタイリッシュなデザインと卓越した操縦安定性に加え、十分な積載スペースによりリゾート施設内での自由な移動を実現。
Concept 350(プロトモデル)
YXZ1000R[水素エンジン搭載]
ジャパンモビリティショー2023に展示された車両で、水素用直噴インジェクターを使用し、走行中にCO2を排出しない100%水素エンジンを搭載したROV(四輪バギー)。水素エンジンは、脱炭素と内燃機関を両立させる可能性を秘めた技術だ。走行時の音や振動など、内燃機関の持つ魅力を未来につなげるために、当社ではその可能性を探求している。
YXZ1000R[水素エンジン搭載](参考出展車)
XSR125 ABS
12月8日に発売されたばかりの原付二種スポーツバイク。2023年春のモーターサイクルショーにYZF-R125、MT-125らとともに出展され、ヤマハ待望のマニュアルトランスミッション125ccモデルの登場にファンが沸いた。
YAMAHA XSR125 ABS
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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