
SHOEIはミラノショーことEICMA 2023にて、ツーリング向けフルフェイスヘルメットのニューモデル「GT-Air3(GTエア3)」をお披露目した。日本では現行モデルのGT-Air IIが販売中(受注は終了)だが、こちらも追ってモデルチェンジするものと思われる。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:SHOEI Europe
安全性&快適性を向上、日本でも次期モデルとして登場確実
ミラノショーことEICMA 2023では、数々のニューモデルだけでなくウエア&ギア、カスタムパーツなども会場を彩った。そんな中で目を引くのは、やはり日本ブランドのアイテムだろう。日本では未発表のものもあったので紹介してみたい。
SHOEIがブランニューモデルとして展示したのは「GT-Air3(ジーティーエアスリー)」だ。日本では現行モデルのGT-Air IIが11月30日をもって受注終了となっているが、次期モデルが海外で先行発表された形になる。
デザインは現行モデルのテイストを残しながら、サイドのリブの立ち方が変わるなど帽体から全て新作に。シールドはセンターロック式になったほか、微開ポジションも継続採用。定評のある内蔵タイプのQSV-2サンバイザーも大型化して気になる光の漏れを低減、また操作感が向上したという。
エアロダイナミクスの進化によって走行中の安定性や静粛性も増したほか、開閉可能なベンチレーションも通気性能が向上。ちなみにオプションのインカムシステムもシームレスにインストールできる。
このほか、エマージェンシークイックリリースシステム(E.Q.R.S.)やEPSライナー、着脱&洗浄可能なインナーを備え、ピンロックシート/ブレスガード/チンカーテンが標準で付属する。シェルサイズは3種類あり、ぞれぞれXS~M/L/XL~XXLに対応。4種類の厚みが用意されるチークパッドなどで細かい調整も可能だ。
日本において現時点では未発表だが、現行モデルの受注が終了していることを鑑みればそれほど遠くないうちに正式発表となりそう。続報を待ちたい。
SHOEI GT-Air3[欧州モデル]のカラーバリエーション
ソリッドカラー
グラフィックモデル
SHOEI GT-Air3 Scenario[EU model]TC-5
SHOEI GT-Air3[欧州モデル]のディテール
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
英国とイタリアでXSR900との価格差は1.16倍~1.18倍 ヤマハは、10月24日にオンラインで初公開し、ジャパンモビリティショーおよびEICMA 2023にて実車をお披露目したニューモデル「XS[…]
価格差は思ったより小さく、1.05~1.08倍程度 スズキは、2023年11月9日~12日に一般公開されたEICMA 2023で初お披露目したブランニューモデル「GSX-8R」の価格を、早くも欧州と北[…]
北米はパニアケースなどを標準装備したGX+のみラインナップなので参考までに スズキは、2023年11月9日~12日に一般公開されたEICMA 2023にて、名機GSX-R1000(K5)エンジンを搭載[…]
アップハンドルでライディングポジションは快適方向に 先に世界初の2輪ストロングハイブリッド(=エンジンとモーター/エンジンのみ/モーターのみの3モードで走行が可能)車として発表されたカワサキ ニンジャ[…]
クラッチ操作「する/しない」が状況ごとに選べるぞ!! 648ccの並列4気筒エンジンを搭載し、日本でも人気のホンダCBR650R/CB650Rがモデルチェンジした。フルカウルのCBR650Rは、デュア[…]
最新の関連記事(SHOEI)
最外層にカーボンファイバーを使ったX-Fifteenの最高峰モデルが登場! 積層させた炭素繊維を樹脂で固めたカーボンファイバー(CFRP)は、軽くて強い素材だ。そのため航空機やレーシングマシンに使われ[…]
GT-Air3のメカニズムにマッチするニューグラフィックモデルが登場 GT-Air3に追加される新しいグラフィックモデルは、多数のパーツを組み合わせて帽体を構成するような、メカニカルな模様が特徴だ。と[…]
※写真はSHOEI Gallery FUKUOKA SHOEIは2025年9月12日、同社のヘルメットをフルラインナップ展示する公式ショールーム「SHOEI Gallery SAPPORO」を北海道札[…]
愛車とコーディネートしやすい4色のニューグラフィック ベンチレーション機能も優れており、100km/h走行時のアッパーエアインテークの流入量は従来モデル比で約1.2倍、トップエアレットからの排出量は約[…]
疲れない、頭痛知らずのフィッティング技術! SHOEIの「Personal Fitting System(以下P.F.S.)」は、十人十色で異なるライダーの頭部形状に合わせたフィッティングを行う同社の[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
皮脂や汗に含まれる尿素が生地を痛めてしまう ──一般の方が汗でびちょびちょのヘルメットをリフレッシュさせたい場合、どのように行えばよいでしょうか? 「どこが外せるのか、どういうふうに洗えばいいのかは、[…]
ヘルメット専用設計で、手提げ&肩にかけてショルダーにしても快適 ツーリング先でのヘルメットの持ち運びのために、ポケットへ忍ばせておくのに最適な、小さく折りたためるヘルメットトートバッグ。出先での急な買[…]
ドゥカティを王者へと導くマシンを開発するピッロ選手のシグネチャーモデル 『F-17 Mips MICHELE PIRRO』は、MotoGPに参戦中の『ドゥカティ レノボ チーム』のテストライダーを務め[…]
ジョアン・ミル選手が今季着用中のシグネチャーモデルが登場! 『F-17 Mips JOAN MIR』は、’23年からレプソル・ホンダと契約してMotoGPを戦っているレーシングライダー、ジョアン・ミル[…]
最外層にカーボンファイバーを使ったX-Fifteenの最高峰モデルが登場! 積層させた炭素繊維を樹脂で固めたカーボンファイバー(CFRP)は、軽くて強い素材だ。そのため航空機やレーシングマシンに使われ[…]
人気記事ランキング(全体)
ホンダ「CB1000F SE コンセプト」が鈴鹿8耐で世界初公開! 8月1日より予選が始まった“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第46回大会のホンダブースにて、CB1000F SE コンセプト[…]
3色すべてホイールカラーも異なる カワサキは欧州でZ650RSのニューカラーを発表。カラーバリエーションの全てが新色に置き換わり、黒ボディにレッドストライプ&レッドホイールのエボニー、メタリックブルー[…]
国内規制に合わせてエンジンを再設計 ホンダのCB750フォア(1969年)の発売と前後して、大型バイクの事故の増加や暴走族が社会問題化し、国内では750ccを超える排気量のバイクを販売しない自主規制が[…]
KOMINE プロテクトフルメッシュジャケット ネオ JK-1623 フルメッシュで残暑厳しい秋口のツーリングでも快適さを保つジャケット。胸部・肩・肘・背中にプロテクターを標準装備し、高い安全性も両立[…]
最小限のカスタムでクルーザーをアドベンチャーマシン化 1200ccという大排気量の水平対向エンジンを心臓部に持つBMWのヘリテイジモデル、R12シリーズ。その新しいバリエーションとして2025年5月に[…]
最新の投稿記事(全体)
シグナスシリーズ、20年の歴史を背負うニューフェイス 以前は空冷エンジン搭載のコンパクトな原付二種スポーツスクーターとして人気を博した「シグナスX」だが、水冷の新世代「シグナス グリファス」に交代した[…]
皮脂や汗に含まれる尿素が生地を痛めてしまう ──一般の方が汗でびちょびちょのヘルメットをリフレッシュさせたい場合、どのように行えばよいでしょうか? 「どこが外せるのか、どういうふうに洗えばいいのかは、[…]
発表と同時に発売! マットチタニウムカラーのアヴェニス125など新色×5種 スズキは欧州で、日本でいう原付二種に相当する125ccのスクーター×2車をカラーチェンジ。1車は2022年の現地登場以来(日[…]
鮮やかなブルーでスポーティな外観に 欧州においてスズキ「ハヤブサ」が2026年モデルへと更新された。アルティメットスポーツを標ぼうするマシンは基本的に2025年モデルを踏襲しながら、レギュラーカラーが[…]
「56design NARA」に続く新店舗が北海道に バイクアパレル&ファッションブランド「56design(フィフティシックス・デザイン)」が、北海道札幌市に新店舗「56design SAP[…]
- 1
- 2