SHOEIが今春から展開している新ブランド『NEXT LINE』から、同社の最高峰フルフェイスヘルメットに『X』ロゴを配したグラフィックモデル『X-Fifeen CROSS LOGO』が登場する。SHOEIテクニカルショップのみの限定販売で、2023年11月に発売予定だ。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI
横ノリ系スポーツやカルチャーとの融合を図るNEXT LINE仕様のX-Fifteen
『NEXT LINE』は、“遊ぶ”をキーワードとするモータースポーツを中心としたカジュアルのブランドだ。バイクだけにとどまらず、サーフィンやスケートボードといった横ノリ系スポーツやカルチャーにもその範囲を広げている。
そんなNEXT LINEのロゴマークは、ネクストの文字にもある「X」をモチーフとしたもので、これにはさまざまなスポーツやカルチャーを融合させる「CROSS」の意味も込められている。
ロゴマークをメインモチーフとし、3方向へ向かう流線を組み合わせることで疾走感を演出。しかし左側面には流線がまったくないという非対称グラフィックによって、シンプルながらも特徴的なデザインに仕上がっている。
ご存知のとおり、『X-Fifeen』はSHOEIが誇る特級の安全性と快適性を持つ、フラッグシップフルフェイスヘルメットだ。MotoGPをはじめ、世界中のレーシングライダーが愛用しており、その開発にはそうしたレースからフィードバックされたテクノロジーも多数もりこまれている。
特徴的なルックスを作り出している帽体は、風洞実験とGPなどのレースから得た知識を生かした造形で、時速350km/h超の速度域でも安定した空力性能を発揮する。最新スーパースポーツを国内のサーキットで走らせてもそこまでの速度には達しないし、一般公道では高速道路の100km/h巡航が上限だ。それを踏まえるとオーバースペックといえなくもないが、350km/hはあくまでスペック上の目安であり、たとえ100km/hでもX-Fifteenの空力性能は生かされ、走行中の疲労軽減、集中力の持続に貢献する。
レーシングポジションで最適化されるベンチレーションシステム、レーシングシールドロック、前傾姿勢時の広い視界を確保するアッパーフィールドオブビジョン、走行中の水分補給をサポートするレディフォーハイドレーションシステムなど、スーパースポーツオーナーやサーキット走行を楽しむライダーの定番ヘルメットだ。
SHOEI X-Fifeen CROSS LOGO
●価格:8万9100円 ●サイズ:XS(53-54cm)、S(55-56cm)、M(57-58cm)、L(59-60cm)、XL(61-62cm)、XXL(63-64cm) ●色:黒×白(TC-5) ●規格:JIS、FIM、MFJ ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガードJ、チンカーテンD、シリコンオイル、防曇シート、ロアエアスポイラー、SHOEIロゴステッカー、シールド用ステッカー(No.11ステッカー) ●発売予定時期:2023年11月、SHOEIテクニカルショップで限定販売開始予定
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
「遊ぶ」をキーワードとして横ノリ系のスポーツやカルチャーと融合する新ブランド SHOEIは、2016年に『J・O』をはじめとする『NEO CLASSIC LINE』を誕生させた。このシリーズには、かつ[…]
X-Fifteen MARQUEZ MOTEGI 4の写真をまとめて見る 日本の伝統をアート化したグラフィックが個性的な昨シーズン日本GPのレプリカ 『X-Fifteen MARQUEZ MOTEGI[…]
マルク選手がウィンターテストで着用したレプリカモデルが登場 『X-Fifeen MARQUEZ DAZZLE』は、マルク・マルケス選手が'23年シーズンのウインターテストで着用したグラフィックだ。ベー[…]
今シーズンからドゥカティを走らせるアレックス・マルケス選手の最新レプリカ 『X-Fifeen A.MARQUEZ 73 V2』はMotoGPライダー、アレックス・マルケス選手の最新レプリカモデルだ。2[…]
[◯] 静けさ/空力/装着感/全てが快適さに直結 2016年登場の前作から約7年、最高峰ヘルメットの新型が満を侍して登場。帽体/内装とも最新の解析結果と技術に基づいて設計された。 被ってみると、まずフ[…]
最新の関連記事(SHOEI)
SHOEIらしい細かなディテールが全体を引き締めるグラフィックモデル 『GT-Air3 ディシプリン』は、直線を基調としたストライプとドットラインで構成されるグラフィックモデルだ。シンプルなデザインだ[…]
どうも! バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。 突然ですが皆さん。ヘルメットはどのブランドの製品を使用していますか? SHOEI、Arai、OGK KABUTO、BELL…色んなメーカーがあります[…]
レプソルカラーをアクセントとする今や貴重なM.マルケスレプリカモデル マルク・マルケス選手をサポートするSHOEIは、そのレプリカモデルを多数リリースしており、現在も昨年のタイGPで着用したグラフィッ[…]
グラフィックモデル第2弾が早くも公開、ディテールにこだわったペイントに注目! 『GT-Air3 SCENARIO』は、遠目から見ると非常にシンプルな面と線の構成を持つグラフィックモデルだが、細部に注目[…]
古き良きアメリカのレースシーンをよりいっそう深めるグラフィック 「abide」には、「耐える」、「貫く」、「(意思を)守る」といった意味があり、現在進行形になると「長続きする」、「永続的な」になる。 […]
最新の関連記事(ヘルメット)
SHOEIらしい細かなディテールが全体を引き締めるグラフィックモデル 『GT-Air3 ディシプリン』は、直線を基調としたストライプとドットラインで構成されるグラフィックモデルだ。シンプルなデザインだ[…]
どうも! バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。 突然ですが皆さん。ヘルメットはどのブランドの製品を使用していますか? SHOEI、Arai、OGK KABUTO、BELL…色んなメーカーがあります[…]
カーボン素材で軽量かつ高性能を両立したBMWの最新フルフェイスヘルメット BMWオーナー以外は、BMWがヘルメットも販売していることはあまり知られていないかもしれない。今やすっかり定番となったシステム[…]
変幻自在なデュアルパーパスフルフェイスに待望のグラフィックモデル第2弾が登場 このたび加わったグラフィックモデルは、先の太さが異なるラインを組み合わせた図案で、多数のライン構成ながらもシンプルにデザイ[…]
MotoGPで永久欠番のゼッケン「34」をあしらう 1984年にヨシムラスズキのライダーとしてAMAスーパーバイク選手権にデビュー、、1988年よりスズキのエースライダーとしてWGP(ロードレース世界[…]
人気記事ランキング(全体)
330円の万能ソケット買ったので試してみたい いつ頃からだろうか?100円ショップが100円だけではなくなってしまったのは。工具のコーナーも例外ではなく、100円、200円、500円、ものによっては1[…]
↓メインビジュアルのALT設定をお願いします(枠をクリック→右サイドメニューのブロックタブで設定) 126~250ccスクーターは16歳から取得可能な“AT限定普通二輪免許”で運転できる 250ccク[…]
※2024年3月にWEBヤングマシンで大きな反響を呼んだ記事をあらためて紹介します。こちらは第4位の記事です(初公開日:2024年3月8日)。 車名が「セロー」になるかは不明だが、セロー的なものになる[…]
↓メインビジュアルのALT設定をお願いします(枠をクリック→右サイドメニューのブロックタブで設定) 燃料タンクは残し、カポッと被せて着せ替え完了! 車名の“エフモン”とは「CB-Fみたいなモンキー」の[…]
――はじめに、津久井高校の県内の位置付けや特色を教えてください。 熊坂:県立高校に移管される前も含めると、明治35年に始まった学校なので120年を超える歴史があります。全日制と夜間定時制の2課程ありま[…]
最新の投稿記事(全体)
↓メインビジュアルのALT設定をお願いします(枠をクリック→右サイドメニューのブロックタブで設定) 盗難されたナンバープレートは犯罪目的に使われる可能性も!? 警視庁のデータによれば、バイクやクルマの[…]
↓メインビジュアルのALT設定をお願いします(枠をクリック→右サイドメニューのブロックタブで設定) 125ccクラスは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~5[…]
排気量は“エンジンが1回に吸気できる容量”のこと 車検があるとかないとか、あるいは運転免許でもバイクのエンジンの大きさで制限など、さまざまに区分されているのは、ご存じのとおり。 そのエンジンの大きさを[…]
長いガラス繊維をシート状に編み込むことで飛散を防ぐ ガラス繊維を重ね合わせたグラスウールは、吸音性が高いものの、経年変化で繊維が飛散すると消音性能が低下するため、定期的なウール交換が必要。また一般的な[…]
↓メインビジュアルのALT設定をお願いします(枠をクリック→右サイドメニューのブロックタブで設定) 126~250ccスクーターは16歳から取得可能な“AT限定普通二輪免許”で運転できる 250ccク[…]
- 1
- 2