
BMWは、スマートフォン用アプリ「BMW Motorrad Connected」に日本国内で使用できるナビゲーション機能を追加し、サービス提供を開始する。これにより、BMWの一部モデルが採用するTFT液晶メーター上でナビ機能が使えるようになる。
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:BMW Motorrad
スマートフォンでルート設定、メーターに情報を表示
BMWは、同社が提供するスマートフォン用アプリ「BMW Motorrad Connected(ビー・エム・ダブリュー・モトラッド・コネクテッド)」に、日本国内で使用できるナビゲーション機能を追加すると発表した。これにより、BMW Motorrad製モーターサイクルの一部モデルに装備されているTFT液晶カラーメーターパネル(以下TFT)にて、ナビゲーションを使用することができるようになる。
この新機能の採用により、スマートフォンを用いて目的地検索とルート案内設定を行ったあと、6.5インチTFTを装備するバイクでは矢印型のルート案内(いわゆるターンバイターン方式)を、また10.25インチTFTではマップを表示させた一般的なルート案内が可能になる。さらに、6.5インチTFT搭載の車両であっても、BMW Motorrad ConnectedRideクレードルを用いてスマートフォンを固定することにより、スマホ画面にマップを表示させることも可能になる。
また、いずれのTFTメーターを装備刷る車両でも、ハンドルバーのマルチコントローラーを使用してBMW Motorrad Connectedの各種機能を使用できるという。
本アプリケーションは、先行してiOS版を展開しており、Android版アプリへのナビ機能追加はこの7月を予定している。
BMW Motorrad Connectedアプリの機能
ルート検索およびナビゲーション
- 一般的な距離や時間によるルート選択に加え、モーターサイクルに最適化されたカーブの多いルート検索機能
- 速度制限の表示
- 住所検索、プリセットされたカテゴリーからの検索、直接入力など複数の目的地入力
- 音声案内(スピーカー装備車両またはコミュニケーションシステムと接続した場合)
※ナビゲーション機能利用の際は、日本国内の地図データ(無料、約13GB)を、スマートフォンへ事前にダウンロードする必要があります。
走行記録
- 走行ルートや距離、その走行時の車両データおよび走行データ(バンク角、加速度、エンジン回転数など)の記録
- エクスポートした走行記録のソーシャルメディアでの共有
車両データ
- 現在の走行距離(km)、燃料タンク残容量と航続可能距離
- タイヤ空気圧(RDC(空気圧センサー) 装備車両に限る)
10.25インチTFTの表示画面
BMW Motorrad ConnectedRideクレードル ●5万5330円
ConnectedRideクレードルは、BMW Motorrad純正のスマートフォン・ホルダーである。BMW Motorrad Connectedアプリと接続することで、ナビゲーション・マップと、傾斜角、加速度、減速度などの車両データを、ハンドル・バーのマルチ・コントローラーを使用して操作することが可能となる。
さまざまなサイズのスマートフォンの装着が可能であり、Qi規格に従って最大7.5 Wでワイヤレス充電、もしくはUSB-C接続経由で最大7.5 W(5V /1.5 A)で充電しながら走行することが可能である。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
【写真】ファイナルエディション×2車のスタイリングとディテール(全22点)をまとめて見る ピュアFE=33台、スクランブラーFE=50台を日本限定で発売 空油冷の水平対向2気筒エンジンを搭載しながらユ[…]
BMW R 12 nineT 初代と同様の自由なカスタマイズが可能なR12ナインT BMWがRナインTの新型「R12ナインT」を発表した。ネオクラシック・ロードスターのRナインTは、2013年にBMW[…]
チタンフルエキゾーストでRナインTを凛々しく! RナインTは、日本でも'14年から発売され続けるロングセラーで、さらに様々な派生モデルを展開する人気機種。しかし、世界的に見てもRナインT用のフルエキゾ[…]
‘22 BMW M1000R【ネイキッド版Mモデルは寛容なスーパーバイク】 スポーツバイクを操る楽しさをあらためて感じさせてくれる機会となった、スペインにおけるM1000Rのテスト。コロナ禍もあって追[…]
‘22 BMW S1000RR【進化したS1000RRをスペインにて体感】 スペイン・アルメリアサーキットのパドックに整然と並べられたマシンにはブリヂストン製スリックタイヤが装着され、タイヤウォーマー[…]
最新の関連記事(BMWモトラッド)
R20 CONCEPT/Concept F 450 GSを本邦初公開 ! 『東京モーターサイクルショー』にて、BMWはドイツ本社より本イベントのために特別に取り寄せたコンセプトモデル「R20 CONC[…]
BMWが打ち出すベテラン用オートマチック 違和感はなく、慣れという意識も必要なかった。走り出して10分もすると、僕はASA(オートメイテッドシフトアシスト)のコツを掴み、その機能をより効率良く活用する[…]
新型モデルの「M 1000 R / RR」「S 1000 R / RR」「F 900 R / XR」の実車を国内初お披露目(大阪会場) 来たる3月21日(金)〜3月23日(日)にインテックス大阪で『大[…]
ボクサー誕生、最強バイクとして世界中でコピー BMWといえば2輪メーカーとしてスーパーバイクS1000系からボクサーのRシリーズなど、スポーツバイクで世界トップに位置づけられるメーカー。 そのBMWが[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
最新の関連記事(カスタム&パーツ)
ヘッドユニットオーディオ「WHD14+」(プレシジョンパワー):Apple CarPlay&Android Autoワイヤレス対応 高機能かつ高性能のオーディオヘッドユニットを取り扱うプレシジョンパワ[…]
量産車ではこだわりきれないパーツを独自の技術で高品位化。完全ボルトオン設計によりパーツ装着が容易で、ユーザー自身によってアップグレードを図ることができると好評を博しているのが、スピードラのカスタムパー[…]
ヤンマシ勝手に断言。これでレースに出るハズだ!! 「CB1000Fコンセプト モリワキエンジニアリング(以下モリワキCB)」は、見ての通り、ホンダCB1000Fコンセプトをレーサーに仕立てたカスタムモ[…]
ラバーマウントスポーツでは、シート下周辺がボテッと重厚感のあるスタイルになりがちなところを、オイルタンクおよびソロシートをワンオフにて製作し、スッキリさせつつ見事なまでのくびれで魅せているから舌を巻く[…]
先進的な3Dスキャナーや3Dプリンターを駆使しながら、熟練工によるハンドメイドにてひとつずつ丁寧に仕上げられるプロダクツはクオリティが高く、スポーツスター乗りからも絶大な人気を誇っている。ハーレー専門[…]
人気記事ランキング(全体)
タイホンダ創立60周年を記念したスペシャルエディション 特別仕様車の製作に旺盛なカブハウスは、タイホンダの創立60周年を記念した「New Monkey Chrome Legacy Limited Ed[…]
ヤンマシ勝手に断言。これでレースに出るハズだ!! 「CB1000Fコンセプト モリワキエンジニアリング(以下モリワキCB)」は、見ての通り、ホンダCB1000Fコンセプトをレーサーに仕立てたカスタムモ[…]
Q.猛暑も過ぎようやくツーリングへと出かけたのですが、曲がり角やカーブのたびにハンドルを重く感じて、内側に切れるのを左手で支え疲れ果てました。これまで快適に乗れていた愛車が、わずか2ヶ月乗らずにいたら[…]
子供の夢を、ホンダが大人げないほど本気で作る この「ホンダコライドン」は、内部のモーターや駆動用タイヤによって走行が可能な電動モビリティ。手足/首/顔も可動としてゲーム上の動きの忠実な再現を目指し、子[…]
2機種/3+2グレードで構成されるインド仕様 ホンダモーターサイクル&スクーターインディア(HMSI)は、日本でGB350シリーズとして販売され人気の空冷単気筒バイク「H’ness CB350(ハイネ[…]
最新の投稿記事(全体)
110ccベースの4kW制限モデル=新基準原付 2025年11月の新排出ガス規制導入によって50cc原付・現行モデルの継続生産が困難になり、新たに110~125ccのモデルをベースとした車両に4kW([…]
2024年にモデルチェンジ&Y-AMT仕様追加、最新カラーは1色のみ入れ替えで登場 ヤマハは、2024年4月・9月に発売した新型「MT-09」「MT-09 Y-AMT」に新色のマットライトグレーを追加[…]
まず車間が変わることを理解しておこう! ツーリングでキャリアのある、上手なライダーの後ろをついてゆくのが上達への近道。ビギナーはひとりだと、カーブでどのくらい減速をすれば良いかなど判断ができない。そう[…]
ラインナップ豊富な新生KLX230シリーズ カワサキは、KLX230シリーズをモデルチェンジするとともに、KLX230Sとしては3年ぶり(その他の無印やSMは2~5年ぶり)に復活させた。 KLX230[…]
ヘッドユニットオーディオ「WHD14+」(プレシジョンパワー):Apple CarPlay&Android Autoワイヤレス対応 高機能かつ高性能のオーディオヘッドユニットを取り扱うプレシジョンパワ[…]
- 1
- 2