ホンダはマレーシアで販売しているフルカウルスポーツモデル「CBR150R」にニューカラーを設定し、2023年モデルとして発表した。そのニューカラー、わずかに紫がかった青に黄色を組み合わせたスポーティなものだが、日本レース界の名門・モリワキを彷彿とさせる。
●文:ヤングマシン編集部
最高出力16.3psの単気筒スポーツバイク、デザインは250RR譲りだ!
ホンダはインドネシアなどアジア数か国で販売しているフルカウルスポーツ「CBR150R」のマレーシア仕様にニューカラーを発表した。日本でも一時期はタイ仕様、インドネシア仕様などの並行輸入車が入手できたが、最新モデルについてはハードルが高そうだ。
そんな最新CBR150Rに設定されたニューカラーは、パールナイトフォールブルーと名付けられた青系をベースとしたもので、わずかに紫がかった青と鮮やかな黄色を組み合わせているのが特徴だ。
このカラーリングは、2012年に国内で発売されたCBR250R(単気筒モデル)のスペシャルエディションのうち、MORIWAKIをイメージしたというキャンディーライトライトニングブルーによく似ている(もう一方はレプソルカラーのナイトリックオレンジ)。最新モデルのCBR150Rは、CBR250RR譲りのデザイン各所に配されたエアロパーツのエッジ部分に黄色を多用しており、かなりアグレッシブな印象だ。
CBR150Rは、フルLED灯火類による非視認性の高さやアシスト&スリッパークラッチ、ABSといった上級モデル並みの装備を誇り、フルデジタルメーターや倒立フロントフォーク&プロリンクサスペンションといったディテールも一級品。価格は1万3299リンギット(日本円換算約40万6000円)で、すでにマレーシアのディーラーに向けて出荷されている。
HONDA CBR150R[2023 Malaysia model]
車名 | CBR150R |
全長×全幅×全高 | 1983×700×1090mm |
軸距 | 1310mm |
最低地上高 | 151mm |
シート高 | 788mm |
装備重量 | 139kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 149.2cc |
内径×行程 | 57.3×57.8mm |
圧縮比 | 11.3:1 |
最高出力 | 16.3ps/9000rpm |
最大トルク | 1.39kg-m/7000rpm |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 12L |
タイヤサイズ前 | 100/80-17 |
タイヤサイズ後 | 130/70-17 |
ブレーキ前 | シングルディスク(ABS) |
ブレーキ後 | シングルディスク(ABS) |
価格 | 1万3299リンギット |
CBR150Rのディテール
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
エンジン&足まわり強化で戦闘力をさらに向上! ホンダが新型CBR250RRを発表した! インドネシアのSNSやYOUTUBEで動画を配信し、その姿が明らかに。さらにその数十分後、公式HPで詳細も正式に[…]
330ccのeSP+搭載、セレクタブルトルクコントロールは標準装備 シティスクーターらしい洗練されたスタイリングと、アドベンチャーモデルのエッセンスを高次元で融合させ人気となっているADVシリーズ。 […]
新色は「マットマインブラウンメタリック」と「ポセイドンブラック」 ホンダは、2021年にフルモデルチェンジした人気の軽二輪スクーター「PCX160」の水冷4バルブ単気筒エンジン「eSP+(イーエスピー[…]
アメリカの改造バイクがはじまりだったハンターカブ=CTブランド 北米市場では「トレール125」を名乗るCT125ハンターカブだが、このシリーズ、元々は1960年頃にアイダホ州のディーラーがスーパーカブ[…]
2006年にZZR1400として登場(北米仕様はZX-14R)、幾度かのモデルチェンジを経て2012年型では1441ccへと排気量を上げ、カワサキのフラッグシップとして君臨してきたニンジャZX-14R[…]
最新の関連記事(新型スポーツ&ツーリング)
グローバルサイトでは「e-アドレス」「アドレス125」と表記! スズキが新型バッテリーEV(BEV)スクーター「e-ACCESS(e-アクセス)」、新型スクーター「ACCESS(アクセス)」、バイオエ[…]
CFMOTOショールームを展開するクロニクル(千葉県松戸市)は、水冷DOHC単気筒エンジン搭載のフルカウルスポーツ「250SR-S」を2025年2月1日に発売決定したと発表した。 この軽二輪フルカウル[…]
トルク強化のエンジンアップデート+電サス新採用ほか ホンダは新型「NT1100」の国内モデルを2025年1月23日に発売すると発表した。2022年に初登場したNT1100は、CRF1100Lアフリカツ[…]
緑×金、銀×青、黒×黒の3バリエーション スズキは北米で2025年モデルを一挙発表した。全モデルともカラーチェンジであり、「GSX-S1000」「GSX-8S」「GSX250R」「SV650」「GSX[…]
日本でも公開されたNT1100ポリスの北米バージョン! アメリカンホンダは、欧州を中心としたスポーツツーリングマーケットで人気車となっているNT1100を警察仕様として北米初導入することを発表した。 […]
最新の関連記事(新型軽二輪 [126〜250cc])
126~250ccスクーターは16歳から取得可能な“AT限定普通二輪免許”で運転できる 250ccクラス(軽二輪)のスクーターを運転できるのは「AT限定普通二輪免許」もしくは「普通二輪免許」以上だ。 […]
ライトグレーのボディにライトブルーのホイールが新鮮! ヤマハが「MT-25」の2025年モデルをインドネシアで世界初公開した。欧州で発表済みの兄弟モデル・MT-03に準じたモデルチェンジ内容で、現地価[…]
欧州&北米で昨秋登場した新型YZF-R3の250cc版 ヤマハはインドネシアで新型「YZF-R25」を発表した。2024年10月に欧州&北米で登場した新型YZF-R3と同様のモデルチェンジ内容とした2[…]
グローバルサイトでは「e-アドレス」「アドレス125」と表記! スズキが新型バッテリーEV(BEV)スクーター「e-ACCESS(e-アクセス)」、新型スクーター「ACCESS(アクセス)」、バイオエ[…]
CFMOTOショールームを展開するクロニクル(千葉県松戸市)は、水冷DOHC単気筒エンジン搭載のフルカウルスポーツ「250SR-S」を2025年2月1日に発売決定したと発表した。 この軽二輪フルカウル[…]
人気記事ランキング(全体)
2000年代、若者のライフスタイルに合ったバイクを生み出すべく始まった、ホンダの『Nプロジェクト』。そんなプロジェクトから生まれた一台であるズーマーは、スクーターながら、パイプフレームを露出させた無骨[…]
チーム・ロバーツの誘いを断った唯一のライダー 年末年始に5泊6日でお邪魔した、アメリカ・アリゾナ州のケニー・ロバーツさんの家。家族ぐるみで仲良くさせてもらっていますが、実は僕、現役時代にケニーさんが監[…]
元々はブレーキ液の飛散を防ぐため フロントブレーキのマスターシリンダーのカップに巻いている、タオル地の“リストバンド”みたいなカバー。1980年代後半にレプリカモデルにフルードカップ別体式のマスターシ[…]
126~250ccスクーターは16歳から取得可能な“AT限定普通二輪免許”で運転できる 250ccクラス(軽二輪)のスクーターを運転できるのは「AT限定普通二輪免許」もしくは「普通二輪免許」以上だ。 […]
プロトは国内導入を前のめりに検討中! イタリアで1911年に誕生し、現在は中国QJグループの傘下にあるベネリは、Designed in Italyの個性的なモデルをラインナップすることで知られている。[…]
最新の投稿記事(全体)
カワサキUSAが予告動画を公開!!! カワサキUSAがXで『We Heard You. #2Stroke #GoodTimes #Kawasaki』なるポストを短い動画とともに投稿した。動画は「カワサ[…]
止められても切符処理されないことも。そこにはどんな弁明があったのか? 交通取り締まりをしている警察官に停止を求められて「違反ですよ」と告げられ、アレコレと説明をしたところ…、「まぁ今回は切符を切らない[…]
「乗せて指導する教育」を実施、バイク通学者が多い熊本県立矢部高校 熊本県の県立矢部高等学校は、原付免許取得とバイク通学を2年生以上の生徒に許可している。「乗せて指導する教育」を、長年にわたり続けている[…]
2000年代、若者のライフスタイルに合ったバイクを生み出すべく始まった、ホンダの『Nプロジェクト』。そんなプロジェクトから生まれた一台であるズーマーは、スクーターながら、パイプフレームを露出させた無骨[…]
論より証拠!試して実感その効果!! 老舗カー用品ブランドとして知られる『シュアラスター』が展開するガソリン添加剤「LOOPシリーズ」。そのフラッグシップアイテムであるのが『LOOP パワーショット』。[…]
- 1
- 2