カワサキのフラッグシップが退役、バトンはH2へ

さらば自然吸気のモンスターマシン! ニンジャZX-14Rがついにファイナルモデル[2020年型]

  • 2019/8/3

2006年にZZR1400として登場(北米仕様はZX-14R)、幾度かのモデルチェンジを経て2012年型では1441ccへと排気量を上げ、カワサキのフラッグシップとして君臨してきたニンジャZX-14Rが、2019年11月上旬リリースの2020年モデルで、ついにファイナルとなる。

ブレンボ&オーリンズで武装したハイグレードで有終の美

カワサキから発表された2020年モデルのニンジャZX-14Rハイグレード(Ninja ZX-14R HIGH GRADE)がカワサキの逆輸入車を扱うブライトのHPに掲載され、これがファイナルモデルになることが明らかになった。スーパーチャージャー搭載のニンジャH2(2015年初登場)、そしてツアラーのニンジャH2 SXシリーズ(2018年より展開)が充実してきたことにより、大排気量自然吸気のニンジャZX-14Rも、ついにその役目を終えようとしているのだろうか……。

ニンジャZX-14Rは、優れたウインドプロテクションと上質なサスペンション、太く柔らかいトルクでハイスピードクルージングの世界を身近なものにした。ヤングマシン2013年10月号では永遠のライバルことハヤブサと対決し、当時健在だった仙台ハイランドにてゼロヨン10秒切りの勝利を収めたことも記憶に残る一幕だ。ファイナルモデルとして販売されるニンジャZX-14Rハイグレードは、フロントにブレンボ製ブレーキキャリパー、リヤサスペンションにはオーリンズ製TTX39ショックユニットを採用し、走りの質をさらに高めたものだ。

オーリンズ社と共同開発することによって、ニンジャZX-14R専用に最適化されたTTX39ショックユニット。

ブレンボ製のM50モノブロックキャリパーが高次元のブレーキ性能とコントロール性を発揮。

フロントフォークのトップキャップやステアリングステムナットには、削り出し後にアルマイト処理を施すという手間をかけ、高い質感を持たせている。

大排気量1441ccの上質な自然吸気4気筒

排気量1441ccの並列4気筒エンジンは全回転域でスムーズかつパワフル。ユーロ4の排出ガス基準をクリアしながら、優れた燃焼効率でパフォーマンスを維持している。これを搭載するカワサキ独自のアルミモノコックフレームは、暴力的な加速で知られたニンジャZX-12RのDNAを受け継いだもの。最新のH2シリーズはスチール製のトレリスフレームを採用していることから、当面の間、モノコックフレームのフラッグシップモデルが登場することはなさそうだ。

トラクションコントロールシステムやパワーモード、ABSといった基本的な電子制御も完備しており、実力に不足はない。ファイナルモデルとなるのは2020年より排出ガス規制がユーロ5へと移行することを受けてのものだ。今のところフルモデルチェンジの噂はなく、北米ではユーロ4準拠のまま生き残っていく可能性もあるが、日本で大排気量NA(自然吸気)ならではのスムーズで厚みのあるトルクと上質なハイパワーを手に入れたいなら、これが最後のチャンスとなるだろう。

【KAWASAKI Ninja ZX-14R HIGH GRADE 2020】主要諸元■全長2170 全幅780 全高1170 軸距1480 シート高800(各mm) 車重269kg■水冷4ストローク並列4気筒 DOHC4バルブ 1441cc 200ps/10000rpm 16.4kg-m/7500rpm 変速機6段 燃料タンク容量22L■キャスター23度/トレール93mm ブレーキ形式F=φ310mmダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ250ディスク+2ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/50ZR17 ●価格&色:192万5000円(白×赤)、190万3000円(黒×緑) ●発売時期:2019年11月上旬 ※マレーシア仕様 ※価格は消費税10%込みを想定 ※実際の輸入車両には写真と異なる部分があります

[KAWASAKI Ninja ZX-14R HIGH GRADE 2020]パールブリザードホワイト×メタリックスパークブラック×キャンディーファイアレッド

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[KAWASAKI Ninja ZX-14R HIGH GRADE 2020]メタリックディアブロブラック×ゴールデンブレイズドグリーン

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ヨ

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帰ってきたネイティブ足立区民。ヤングマシン、姉妹誌ビッグマシンで17年を過ごしたのち旅に出ていた編集部員だ。見かけほど悪い子じゃあないんだぜ。
■1974年生まれ
■愛車:MOTOGUZZI V7 SPECIAL(2012)