日本メーカーは、ロードレース世界選手権の最高峰クラスにおいて1974年から2006年まで32年連続でチャンピオンを獲得してきた。写真左は1974年のベルギーGPにて、同年ヤマハでチャンピオンになったジャコモ・アゴスティーニだ。前年は故フィル・リードがMVアグスタでチャンピオンを獲得し、1958年から16連覇を決めていた。日本メーカーが初めてチャンピオンを獲得したのは1961年、ホンダで250ccクラスを走ったマイク・ヘイルウッドだった。写真右は、2007年に日本メーカーの連続タイトル獲得を阻止したドゥカティのケーシー・ストーナー。翌2008年から2021年も日本メーカーのライダーが勝っている。
1993年、デビューイヤーにいきなり世界GP250チャンピオンを獲得した原田哲也さん。虎視眈々とチャンスを狙い、ここぞという時に勝負を仕掛ける鋭い走りから「クールデビル」と呼ばれ、たびたび上位争いを繰り広げた。’02年に現役を引退し、今はツーリングやオフロードラン、ホビーレースなど幅広くバイクを楽しんでいる。そんな原田さんのWEBヤングマシン連載は、バイクやレースに関するあれこれを大いに語るWEB […]