●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:国土交通省
ナンバープレートの様式の見直しにともない、希望ナンバー制も検討
国土交通省は、バイクに希望ナンバー制を導入する方針を明らかにした。クルマではすでに導入されている制度だが、これをバイクユーザーにも広げることになる。なお、総排気量125cc以下の二輪車については各市町村で所管されるため、検討対象外となる。
現行の二輪車のナンバープレートに記載される番号や平仮名等の組み合わせは、一部の地域で底を突くおそれがあり、ナンバープレートの様式の見直しの検討が必要になってきている。この様式の見直しにともない、番号や平仮名等の組み合わせが大幅に増える見込みであることから、二輪車ユーザー等から要望のある希望ナンバー制の導入も検討することにしたという。
これらを検討する「二輪車のナンバープレートの様式の見直し及び希望ナンバー制導入に係るワーキンググループ」を設置し、6月27日には第1回ワーキンググループが開催される。
レジェンドライダーのゼッケン番号、勝手に5選
さて、慌てて先走るのがヤングマシン流であるからして、希望ナンバー制が導入されたら愛車に付けたくなるであろう、往年(および現役)のGPライダーのゼッケン番号を勝手に5選してお届けしたい。
以下、もちろん異論は認めよう。若い世代の方は置いてけぼりにしてしまったら申し訳ない。ごめんねごめんねー!
1)『7』──1976年、1977年にスズキRG500で世界チャンピオンになったレジェンドライダー「バリー・シーン」が、当時チャンピオン獲得者は『1』を付けるのが普通だった頃にこだわった番号。おじさん世代は感涙か。
2)『46』──言わずと知れた「ヴァレンティーノ・ロッシ」が愛した番号。1997年に125ccクラス、1999年に250ccクラス、2001~2005年、2008年、2009年と9度の世界チャンピオンに輝いている。父グラツィアーノ氏の現役時代の番号でもあった。
3)『93』──すでにレジェンドクラスと呼んで差し支えない現役ホンダ最強ライダー「マルク・マルケス」の番号。1993年に生まれたことがその由来だ。2010年に125ccクラス、2012年にモト2クラス、そして2013~2014年、2016~2019年にモトGPクラス王者。
4)『26』──ダニ・ペドロサは、モトGPクラスではタイトルこそ逃したが、最高峰クラスでの勝利数は4度の世界チャンピオンに輝いたエディ・ローソンと同じ31勝。2003年に125ccクラス、2004、2005年に250ccクラスで世界チャンピオン。『侍』の文字があしらわれたヘルメットでもおなじみだ。
5)『34』──1993年に500ccクラスで世界チャンピオンになったケヴィン・シュワンツの番号。一定の年齢の世代にはスズキといえばコレである。1990~1992年に3連覇したヤマハのウェイン・レイニーとのライバルストーリーは今でも語り草である。
参考:希望ナンバー制とは
ナンバープレートの4桁以下のアラビア数字の番号について、ユーザーが自由に選べるもの。現在は、登録自動車及び軽自動車(一部除く)において希望ナンバー制が導入されているが、本ワーキンググループでの議論を経て導入が決定された場合、総排気量が125ccを超える二輪車についても、ユーザーが自由に番号を選べることになる。普通自動車で1999年、軽自動車では2005年に導入されている。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
オーストラリアから復元プロジェクトのため空輸 このバイクは、1970年代にチームスズキに加入し、バリー・シーンのメカニックも務めたMartyn Ogborne氏によってレストアされた。ちなみにOgbo[…]
カワサキ ニンジャZX-10RR 川崎重工125周年記念KRTスペシャル#1:ZXR750カラーでオヤジハートを直撃 川崎重工グループの設立125周年を記念して、'21年SBK第12戦アルゼンチン大会[…]
地元ファンの前で One More Lap(ワン・モア・ラップ) EICMA 2021の会場にバレンティーノ・ロッシが現れた!これはグランプリ最終戦よりも後に開催されたからこそ。たとえば2019年のE[…]
'22年MotoGPアメリカズGPでマルク・マルケス選手が着用したレプリカ SHOEI Z-8 MARQUEZ AMERICAN SPIRIT 【SHOEI Z-8 MARQUEZ AMERICAN […]
鉄パイプか、アルミの板か 超マニアックなネタをお届けするのが上毛グランプリ新聞。今回はいつにも増してウルトラマニアック全開でブッ飛ばすので、いったい何人の方が最後までお付き合いいただけるか分からない…[…]
最新の関連記事(モトGP)
リスクの高いスポーツは社会に受け入れられない……? 3月末、日本にいた僕は東京モーターサイクルショー(TMS)にお邪魔しました。会場を回りながら肌で感じたのは、「レース、やばいぞ……」ということでした[…]
あのスタイルは好きじゃない、でもあれがマルケスらしさ 引き続き、MotoGP第2戦ポルトガルGPについて。前回は、冷静なはずのフランチェスコ・バニャイアがマルク・マルケスとのバトルでちょっと熱くなった[…]
初優勝の翌日にマシントラブルで転倒したビニャーレス MotoGP第2戦ポルトガルGPは、土曜日のスプリントレースでマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)が優勝しました。’21年、シーズン途中でヤマハ[…]
ヤマハは、MotoGPファクトリーライダーのファビオ・クアルタラロ選手と2年間の契約延長を決定したと発表した。これによりクアルタラロ選手は、2025年と2026年も引き続きヤマハファクトリーレーシング[…]
スーパースター不在とコロナ禍により観客減少 四輪レースの最高峰であるフォーミュラ1(F1世界選手権、以下F1)の興行主であるアメリカのリバティメディアが、MotoGPの主催者であるドルナスポーツ(以下[…]
人気記事ランキング(全体)
↓メインビジュアルのALT設定をお願いします(枠をクリック→右サイドメニューのブロックタブで設定) 125ccクラスは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~5[…]
↓メインビジュアルのALT設定をお願いします(枠をクリック→右サイドメニューのブロックタブで設定) 126~250ccスクーターは16歳から取得可能な“AT限定普通二輪免許”で運転できる 250ccク[…]
↓メインビジュアルのALT設定をお願いします(枠をクリック→右サイドメニューのブロックタブで設定) 1959年から支持され続けている! 1)作業がとても手軽2)使用できる範囲が広い3)しっかりツヤが出[…]
330円の万能ソケット買ったので試してみたい いつ頃からだろうか?100円ショップが100円だけではなくなってしまったのは。工具のコーナーも例外ではなく、100円、200円、500円、ものによっては1[…]
※2024年3月にWEBヤングマシンで大きな反響を呼んだ記事をあらためて紹介します。こちらは第4位の記事です(初公開日:2024年3月8日)。 車名が「セロー」になるかは不明だが、セロー的なものになる[…]
最新の投稿記事(全体)
↓メインビジュアルのALT設定をお願いします(枠をクリック→右サイドメニューのブロックタブで設定) 125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原[…]
↓メインビジュアルのALT設定をお願いします(枠をクリック→右サイドメニューのブロックタブで設定) 発進→変速→停止まで全てオートマ化しつつマニュアルモードも備える BMWは、新しい自動シフトアシスト[…]
↓メインビジュアルのALT設定をお願いします(枠をクリック→右サイドメニューのブロックタブで設定) 現行型R1は次期規制に適合していない ヤマハYZF-R1に“新型”が存在するとの情報が入ってきた。そ[…]
↓メインビジュアルのALT設定をお願いします(枠をクリック→右サイドメニューのブロックタブで設定) 軽二輪の排気量上限=250ccスクーター登場は、スペイシー250フリーウェイから ホンダPCXやヤマ[…]
1960年代にホンダが海外進出で成功したのは、世界GP制覇より前だった! 1959年発表、1960年に発売されたホンダ初のスーパースポーツ「ドリームCB72(シービー・ナナニィ)」。そもそも日本にスー[…]
- 1
- 2