FIMやMFJ規格もパスした優れた安全性能を持ち、国内はもちろん国際レースにも使用できるSHOEIのフラッグシップフルフェイス『X-Fifteen』に、マルク・マルケス選手のレプリカモデル『X-Fifteen MARQUEZ 7』が登場する。発売予定は2023年4月だ。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI
マルク・マルケス選手が’22年シーズンに着用したグラフィックのレプリカモデル
『X-Fifteen MARQUEZ 7』は、マルク・マルケス選手のレプリカモデルとして7作目で、SHOEI最新フラッグシップX-Fifteen初のマルク・レプリカモデルだ。デザインはマルク・マルケス選手が’22年シーズンに着用したヘルメットのグラフィックがベースとなっており、お馴染みの『蟻』をモチーフとした図案が頭頂部全面に描かれている。
カラースキームはレプソルカラーに合わせたオレンジだが、これまでよりもやや赤味が強く、より鮮烈な印象の色合いだ。描かれる蟻のグラフィックはいっそう進化しており、一見しただけではそれとわからないほど大胆なデフォルメを受けている。
後頭部と側端部は濃紺にペイントされ、マルク・マルケス選手のゼッケン『93』が描かれるほか、後頭部にも大きく配されている。
スポンサーロゴこそ省略されているが、ファンにとってはアレンジの余地としてステッカーなどでカスタムを楽しめるはずだ。
『X-Fifteen』は、SHOEIがMotoGP、WSBといった世界最高峰レースの現場で得たノウハウを惜しみなく投入した最新フルフェイスヘルメットだ。自社風洞設備での圧力解析の結果を存分に生かしたエアロダイナミクスにより、超高速域での空力抵抗を徹底的に軽減している。その性能は、従来モデルと比較した場合、ヘルメットが浮き上がる力を1.6%、前方から押しつけられる力を6.1%も抑制するほどの進化を果たしているのだ。
300km/h以上のレーシングスピードで最大の効果を発揮する設計だが、一般ユースでも高速道路を延々と走行する際に有効だ。風圧を抑制するため頚椎にかかる負担を減り、体力を温存できる。集中力を高レベルで持続させるため、結果として安全運転を継続できる。
前述したとおり、JIS規格に加えてFIM、MFJの規格もパスしているので、国内外のレースで使用できる安全性を誇る。レースに参戦しない人は「そこまでの安全性はいらない」と思うかもしれないが、その安全性は公道でも有効であることはまちがいない。とくに頭部を守るヘルメットの安全性はより高いものを選んでおくに越したことはない。
マルクファンにとっては、SHOEI最新フラッグシップ初のレプリカモデルとなるので、マストアイテムになること必至だ。
SHOEI X-Fifteen MARQUEZ 7
●価格:9万2400円 ●サイズ: XS(53-54cm)、S(55-56cm)、M(57-58cm)、L(59-60cm)、XL(61-62cm)、XXL(63-64cm) ●色:赤/青(TC-1) ●規格:JIS、FIM、MFJ ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガードJ、チンカーテンD、シリコンオイル、防曇シート、ロアエアスポイラー、SHOEIロゴステッカー、シールド用ステッカー(No.11ステッカー) ●発売時期:2023年4月
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