
ホンダが誇るスーパースポーツのトップエンド、CBR1000RR‐Rファイアーブレードがマイナーチェンジ。厳しさを増す排出ガス規制に対応しながらもスペックを下げず、加速とレスポンスをいっそう向上。本記事では、CBRが掲げる「トータルスポーツ」の進化を、車両ディテールから明らかにする。
●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司) ●写真:山内潤也 ●外部リンク:ホンダ
’22 ホンダ CBR1000RR-R FIREBLADE SP
主要諸元
【HONDA CBR1000RR-R FIREBLADE SP】■全長2100 全幅745 全高1140 軸距1460 シート高830 車重201kg(装備) ■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 999cc 218ps/14500rpm 11.5kg-m/12500rpm 変速機6段 燃料タンク容量16L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=200/55ZR17 ●価格:278万3000円 [写真タップで拡大]
フロントカウルのゼッケンベースがブラックからホワイトに変わったのが、前モデルとの識別点。ベース両脇のグラフィックはホワイトからブルーに変更。リヤビューは前モデルと違いナシで、アクラポヴィッチのサイレンサーも同一。エキゾーストパイプは集合部の形状と触媒の構造を変更して排気抵抗を最適化。 [写真タップで拡大]
ライディングポジション
シート高は830mmで、両足のツマ先の腹がしっかり接地する。ハンドルが開き気味の設定なので強い前傾姿勢を強制され、街中やツーリングならもう少し絞った方がラクな印象。[身長168cm/体重61kg] [写真タップで拡大]
エンジン
足まわり
主要装備
30周年限定モデルはすでに受注期間終了
CBR1000RR-Rは「Total Control for theTrack ~サーキットで本領発揮するマシン」をコンセプトに掲げるが、『トータルコントロール』の考え方は’92 年に欧州で発売した初代CBR900RRから、歴代のFIREBLADEシリーズで一貫してホンダがスーパースポーツモデルで追求してきたテーマだ。
そして今回のマイナーチェンジはCBR900RR登場から30年の節目であり、それを記念してCBR1000RR-R SPをベースに30周年モデルをリリース。車体カラーは「パールグレアホワイト」を採用し、初代CBR900RRを彷彿させるトリコロールのグラフィックを纏う。タンク上面やスマートキー、そしてメーターの起動画面にも30周年の記念マークが表示される。
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