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ホンダはタイで新型「CT125ハンターカブ」を発表した。エンジンは最新の排出ガス規制に適合する新世代エンジンに換装され、ガードパイプの補強やリヤサスペンションをグレードアップするなどの変更を受けている。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
日本での正式発表は10月中旬!
ホンダはタイで新型CT125ハンターカブを発表。グロムに端を発したロングストローク設定の新型エンジンは、スーパーカブC125、モンキー125、ダックス125と採用されてきており、ハンターカブへの搭載も時間の問題と思われていたが、ここでついに新エンジンに切り替わることになる。
CT125ハンターカブはホンダ横型125シリーズの中で唯一、旧エンジンを採用していたが、タイで発表された新型は従来型のボア×ストローク52.4×57.9mmから、50.0×63.1mmにロングストローク化した新型に換装。出力は未発表だが、小型AT限定二輪免許で乗れる自動遠心クラッチ+4速トランスミッションに変わりはない。
タイの新型ハンターカブは、従来あったマットフレスコブラウンが廃止され、代わりに新色のグレーを設定。グリーンとレッドは継続される模様で、このカラーラインナップは日本仕様の新型でも踏襲されそうだ。
また、リヤショックには5段階のプリロード調整機構、パイプが追加された強化型エンジンガードなど細部も変更を受けた。また、リヤキャリアは形状変更を受けているというが、見た目にはわかりにくいので実車の確認が必要だろう。車重はタイ仕様で118kg→116kgと軽量化されている。
日本仕様も10月中旬には発表されるとの情報で、もちろん令和2年排出ガス規制に適合するはずだ。
HONDA CT125 HUNTER CUB[2023 Thai model]
主要諸元■全長1961 全幅805 全高1085 軸距1258 最低地上高165 シート高800(各mm) 車重116kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 123.94cc 出力未発表 変速機4段 燃料タンク容量5.4L■タイヤサイズ前後=80/90-17 ※諸元はタイ仕様
日本仕様の従来型と比較
左の従来型はフロントサスペンションが縮んだ状態で撮影されている模様。右の新型は、サスペンションは伸びているが最低地上高などの諸元は変わらないので撮影時の置き方の違いだろう。エンジンガードに横方向のパイプが追加されている。おそらく強度を増すと同時にアクセサリーの装着なども考慮しているはず。FIユニットの取り回しの違いにも注目したい。
マフラーのヒートガードはほとんど同じ形状に見える。日本仕様(赤)に追加されている黒い樹脂部品は、タンデム時にパッセンジャーを熱から守るためのものだが、タイ仕様はタンデムステップとともに省略したソロ仕様になっている。新型のリヤショックには5段階のプリロード調整機構が追加された。
そのほかの新型CT125ハンターカブのディテール
下のスペシャルエディションはタイで発表されたもので、正式名称は「CT125 STANLEY SPECIAL EDITION」。クラシックランチボックス、アドベンチャーアウトドアクーラー、GOバキュームボトル、マグカップ、トップフロントキャリア&トレールランチボックス、キタコキャンピングチェア、サイドケース、センタープロテクター、ヘッドライトガード、フロントフェンダーエンブレムなどがセットされているようだ(一部オプションかもしれないがタイ語の聞き取りが困難なためご容赦ください)。
【動画】NEW CT125 THE TRAIL EXPLORER
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