
3年ぶりの実施となる日本自動車輸入組合(JAIA/ジャイア)による『輸入二輪車試乗会・展示会』。’22年の各社の自慢のモデルを一気乗りしてきた。テスターはフリーライターの谷田貝洋暁で身長172cm、体重75kgだ。本記事では、KTMの1290スーパーデュークRエヴォを取り上げる。
●文:ヤングマシン編集部(谷田貝洋暁) ●写真:真弓悟史 ●外部リンク:KTM
KTM 1290スーパーデュークRエヴォ 試乗ショートインプレッション
KTMのネイキッドモデルの頂点に位置する1290スーパーデュークR。上位機種の“EVO”は、WP製の最新電サスを装備。ライディングモードによってプリロードや減衰特性を変化させるとともに、“AUTO”を選べばバイクが走行条件に合わせたセッティングにリアルタイムで変化させる。加えて細かいプリロード&減衰設定が可能なほか、OPでアンチダイブ、前後サスペンションの個別設定なども行える。
実際にモードを切り替えてみればエンジンの出力特性とともにサスペンションの動きも変化。足着き性が変わるほどの効果が感じられた。180psのエンジンはモード次第で荒々しくも、穏やかにもなり十分ツーリングにも使えるキャラクターになっている。
【KTM 1290 SUPER DUKE R EVO】■全長NA 全幅NA 全高NA 軸距1497±15.5 シート高835(各mm) 車重200kg(燃料除く) ■水冷4ストDOHC V型2気筒 1301cc 180ps/9500rpm 14.2kg-m/8000rpm 変速機6段リターン 燃料タンク容量16L ブレーキF=ダブルディスクφ320mm R=ディスクφ240mm タイヤサイズF=120/70ZR17 R=200/55ZR17 ●色:青×黒 銀×橙 ●価格:249万9000円
【ライディングポジション】シート高は835mmと数値的にはそれほど高くはないのだが、やや前傾気味のポジションやシート幅などが相まって踵が4、5cm浮く足着き性。ただし電子制御サスペンションの設定次第で足着きも変わる。
走行モード次第で大きく出力特性を変える1301cc75°V型エンジン。スロットルレスポンスは3段階の設定がある。
走行モードは、OPで“ビーストモード”とも言えるトラック/パフォーマンスが使えるようになる。
コンフォート/ストリート/スポーツのダンピング設定が走行モードによって切り替わり、さらなる詳細設定にも対応。
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