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マシンの性能開発を机上で行うDIL。コクピット部が前後左右&ロール方向に動き(このストローク量の多さがSakuraが使うDILの特徴とのこと)、さらにステアリングやシートに振動を与えるなどで、まるで実車を運転しているかのようなシミュレーションが可能。パーツ交換によるラップタイムの向上幅などが忠実に予測できるため、実走行前の予測などに非常に有用で、 市販車でもシビックタイプRのリミテッドエディション開発で活用された。この際はプロドライバーが実際に鈴鹿を走ったタイムと、DILで記録したタイムにコンマ数秒のズレしかなかったという。DIL内には世界各国のサーキットのデータが収められている(路面をスキャニングし、路面の凹凸などを忠実に再現)。余談だが、仮想のマシンを机上でいくらでも試せるため、人材の育成にも役立つそうだ。