
カワサキはインドネシアで、ニンジャZX-10Rの2023年モデルを発表した。ニューカラーに更新されたのは、レーシングカラーをまとうKRTエディションで、ライムグリーンの面積を大きくあしらいながらグラフィックが変更されている。
2022年レースカラーのアップデート版
カワサキがインドネシアでZ900RSシリーズに続いて発表したのは、ニンジャZX-10R KRTエディションの2023年モデルだ。現地価格は据え置きでグラフィックのみの変更と思われ、従来よりもライムグリーンの占める面積を増やしつつ白地を縮小、差し色の赤の入り方などが変わっている。
今年のワールドスーパーバイクでは、カワサキレーシングチーム(KRT)のマシンは今年の市販カラーに近いグラフィックとなっていたが、差し色の入り方などは今回発表された2023年モデルに近い。これにより、来シーズンのレーシングマシンのカラーリングは、2023年モデルの市販車をベースとしたものになりそう……かも? ZX-10Rはジョナサン・レイ選手とともに2015~2020年シーズンを6連覇しており、2021年シーズンは7連覇を逃したものの、今シーズンもチャンピオン争いを繰り広げている。
2021年にモデルチェンジしたニンジャZX-10Rは、エアロダイナミクスを大胆に反映したイカツイ顔に変わっており、クルーズコントロールの装備などますますの円熟を見せた。2023年モデルのニューカラーも、今後日本へ導入される可能性は高そうだ。待て続報!
KAWASAKI NINJAZX-10R ABS KRT EDITION[2023 Indonesia model]
主要諸元■全長2085 全幅750 全高1185 軸距1450 シート高835(各mm) 車重207kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 213ps/13200rpm 11.7kg-m/11400rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ※諸元はインドネシア仕様
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