コーナリングするときにアウト側の膝やくるぶしの内側で車体をホールドするとよく書いてあります。このニュアンスがいまいちわかりません。身体をしっかり固定しようとすると力が入りすぎてしまいます……。
A.すべてに安定をもたらす基本です
上半身の肩や両腕、そして腰など、身体のどこかが力んでしまっているとバイクの自然な旋回能力を妨げてしまう。それが分かっていても、チカラを抜いた状態でコーナー手前のブレーキングで身体がシートの上を滑って前にいってしまうのをどう防いだらいいか、そしてコーナリングに入っても、不整路面で車体が揺れたり、加速をはじめたときの車体の姿勢変化に合わせて身体をグリップさせる方法はないのか……。概略すると、これらがコーナリングで身体のホールドが必要になる理由です。
つまりバイクの曲がる機能を妨げず、無駄なチカラを入れずに必要最小限で身体を安定させるには、曲がろうとしているコーナーに対し、アウト側になる太股から足首など下半身の片側を使うのがもっとも効果的です。
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