
●レポート: 鷹橋 公宣 ●編集; モーサイ編集部(小泉元暉)
気象庁のデータによると年々増加傾向にある「ゲリラ豪雨」は浸水や氾濫、土砂災害など深刻な被害をもたらす恐れがあります。そういった局所的な大雨が降った場合に排水が間に合わず、道路や路肩が池のようになっているのを見たことがある人も多いでしょう。
しかし、大雨だからといってクルマやバイクで水しぶきをあげながら走るのは気を付けなければなりません。なぜなら、意図せずとも歩行者に向けて雨水や泥、雪などをかけてしまった場合は「泥はね運転違反」として警察に検挙されてしまうからです。
道路交通法では「泥土・汚水の飛散」を禁止している
「泥はね運転違反」とはクルマやバイクでの走行中に泥水や雨水などをかけることによって、歩行者へ迷惑をかける行為を罰する道交法違反です。
「泥はね運転違反」で検挙された報道等を聞いたことがないので「本当にそんな違反があるの?」といささか疑問に思うでしょう。
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