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ライダーの使用条件に特化したものから、デイリーユースにも着回せるものまで幅広くウエア製品を取り揃えるワークマン。’21-’22秋冬ラインナップの中から、人気ウエアながらあえて値下げに踏み切られた「イージス透湿防水防寒スーツ/リフレクト」を紹介する。
●文:ヤングマシン編集部(大屋雄一) ●写真:山内潤也 真弓悟史 小見哲彦 ●外部リンク:ワークマン
【テスター:大屋雄一】テスター歴20年以上のバイクジャーナリストで、ワークマンの公式アンバサダー。一部の製品は北海道に持ち込んでテストを実施している。
イージス 透湿防水防寒スーツ:イージスの名を知らしめた立役者
ライダーの間に「イージス」の名を広めたベストセラーモデル。今季はなんと6800円から4900円へと大幅にプライスダウン! もちろん、そのために中綿量を減らすなどといった小細工は一切なし。着脱可能なフードをはじめ、風の侵入を防ぐ二重構造の袖口、バタつきを軽減する調整タブなど、ライダーにうれしい機能が充実。しかも軽い着心地でありながら防寒性に優れ、防水性についても高いレベルにあることを何度も確認している。これが上下セットで4900円で買えてしまうのだから、欲しいサイズと色がなくなる前にワークマンへGO!
防寒性:★★★★★(5)/フィット感:★★★(3)
【イージス 透湿防水防寒スーツ H700】●機能:透湿防水 保温 再帰性反射 ●耐水圧:1万mm ●透湿度:5000g/m2/24h ●サイズ:S M L LL 3L 5L(男女兼用/オレンジはSなし) ●色:オレンジ ライムグリーン ブラック ●価格:4900円(上下セット) ※写真色はオレンジ
’19年モデルから追加されたウエストのアジャスター。同年に中綿量が20%も増やされたほか、表地の透湿度は3000→5000g/m2/24hへとアップ。まさに死角のない進化ぶりだ。
内ポケットは左側に1か所。前合わせのファスナーは二重フラップで覆われており、ここからの浸水をシャットアウトする。なお、襟が高いためヘルメットに付着した雨水が中へ浸入しやすいので要注意。
’19年モデルでファスナーからマチ式となり、この部分の防水性をアップ。腰にはカイロ用のポケットあり。股関節や膝部分は立体裁断となっており、動きやすさをサポート。
ウエストの両サイドにはベルクロアジャスターあり。ジャケットがどのカラーでもパンツはブラックとなる。なお、裾にもベルクロアジャスターがあり、隙間風の浸入を防ぐ。
イージス 透湿防水防寒スーツリフレクト:被視認性強化モデルも大幅値下げ
上の透湿防水防寒スーツH700と同様、上下セット6800円という安さで支持されてきた透湿防水防寒スーツリフレクトH300Aも4900円へとプライスダウン。透湿防水性のスペックは共通で、こちらは肩から袖口にかけての広大なエリアにリフレクタープリントを施しているのが特徴だ。コンセプトとしては360°リフレクトシリーズに近く、夜間にヘッドライトが当たったときの存在感は抜群だ。防寒性はH700とほぼ同等であり、H300Aの方はわずかにスッキリとしたシルエットとなっている。サイズ展開がSSから7L(!)まで8種類というのも魅力。これも店頭からなくなってしまう前にゲットしたい。
防寒性:★★★★★(5)/フィット感:★★★(3)
【イージス 透湿防水防寒スーツリフレクト H300A】●機能:透湿防水 保温 再帰性反射 ●耐水圧:1万mm ●透湿度:5000g/m2/24h ●サイズ:SS S M L LL 3L 5L 7L(男女兼用) ●色:レッド ブルー ブラック ●価格:4900円(上下セット) ※写真色はレッド
肩から袖口にかけて施されたリフレクタープリント。’19年モデルで柄が迷彩からイージスロゴに変更されている。同じプリント生地をフロントポケットの開口部にも採用。
後ろ身頃の裾にも大型のリフレクターロゴをプリント。同じものがH700にもある。サイズは’20年モデルでSSと7Lが追加され、全部で8種類をラインナップする。
フロントにファスナーがあるのもH700との相違点で、二重フラップで浸水を最小限に食い止める。白い袋は使い捨てカイロ(別売り)で、そのためのポケットが腰の内側に設けられる。
膝の屈曲に合わせた立体裁断。股関節部分はセンターに縫い目が来ないシームレスヒップ構造となっている。上掲のH700とは異なり、裏面に無縫製キルティング加工を採用する。
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