バイクのハンドル/レバー/ペダル位置や角度等には慣れや好みがあり、ほんのちょっと変化するだけで違和感を覚えることもよくある。ハンドツールも同様で、ボルトやナットへのフィット感はもちろん工具そのものの触感や質感も作業性を左右する重要なポイントとなる。そこで『モトメカニック』編集部が特にお勧めしたいのが、シブイチ(1/4)サイズのラチェットハンドル。”1/4″または”6.3sq.”とも表記される、小ぶりなラチェットハンドルとソケットレンチだ。
●外部リンク: 京都機械工具[KTC]
デリケートな入力に対してダイレクトに反応する、ネプロスの6.3sq.ラチェットハンドル&ソケット
前後スライド/リクライニング機構付きシート/チルトステアリングなど、いくつもの調整機能がある自動車に対して、多くのバイクは今でも”ライダーがバイクに合わせる”必要がある。ブレーキレバーの開き幅やペダルの高さを微調整できる機種もあるが、グリップとレバーの角度やハンドルの位置などは固定されていることが多い。
操作性にしてもスタイルにしても自分好みに合わせてナンボというバイクいじり好きであれば、快適で操作しやすいようにするのは当たり前だろう。そして調整であれ部品交換であれ、そうした場面で必要なのが手になじみ使いやすい工具だ。
ハンドルやレバーまわりのボルトは周辺部品のデザインや形状に合わせて組み付けられている場合も多く、使える工具が限定されることもある。またスムーズに操作できるよう微調整を行う際に、ボルトを何度も締めたり緩めたりすることもある。
そんな時こそ、デリケートな入力に対してダイレクトに反応する「ネプロス6.3sq.」が活躍する。めがねレンチではヘッド部分が干渉するレバーホルダーのボルトも、外径がスリムなソケットなら余裕で調整できる。L型六角棒レンチでは周囲に干渉しがちなハンドルクランプのキャップボルトも、スピンナハンドルとヘキサゴンビットを組み合わせれば、微妙な締め付けで行う仮締めからしっかり締める本締めまで、掛け替え不要でストレスなく作業できる。
レバーやハンドルの角度を合わせるだけでライディングに集中できるようになるもの。何かしっくりこないと感じたら、ネプロスのシブイチで調整してみよう。
ラチェットやソケットの精度の高さをエンジンメンテナンスで実感
ハンドルやレバーの角度を合わせる際は、ボルトを仮締め状態で調整することも多い。ネプロスのラチェットハンドルは仮締めと本締めの微妙な境界線のトルク感が伝わりやすく使用感が良い。スタッビハンドルはクイックスピンナのように指先で操れるのが魅力。
ネプロススピンナハンドルとビットでトラブルの元、オーバートルクを回避
本締めに使える強度があり、ドライバーのように早回しもできるスピンナハンドルは、90枚ギアのラチェットハンドルに劣らぬ魅力的な駆動工具だ。エクステンションバーと組み合わせれば、狭い場所での使いやすさ抜群だ。
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