’21ベネリTNT249S試乗ショートインプレ【”扱える感”が楽しいミドルネイキッド】


●文:谷田貝洋暁 ●写真:真弓悟史 ●取材協力:ベネリ[プロト]

スリムな鋼管トラスフレームに、右側にオフセット&寝かされたリヤショックという、足着き性とスポーツ性を両立する車体コンポーネントを250ccクラスで採用。スゴいのはこの価格でラジアルタイヤや各種調整機構付きの倒立フロントフォーク&リヤショックを備えていること。実際にキャラクターも激変するので、積極的なサスセッティングが250クラスで楽しめる。

【’21 BENELLI TNT 249S】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 250cc 29.9ps/11000rpm 2.1kg-m/9000rpm ■車重204kg(装備) ●色:赤 白 黒 緑 ●価格:63万6900円~64万7900円

【ライディングポジション&足着き性】795mmのシート高とスリムな車体のおかげで、両足でもなんとか踵まで着くくらい足着き性はいい。上半身はほんの少しだけ前傾するアップライト気味のポジションで非常に楽ちん。[身長172cm/体重75kg]

トラスフレームにサイドマウントのリヤショックという、カワサキのER-6nを思い出す車体コンポーネントに、250ccのDOHCパラレルツインエンジンを搭載している。

Φ41mmの倒立フロントフォークは、ストローク量135mmを確保し、なんと伸び側減衰調整機能付き。リヤショックもプリロードに加えて伸び側減衰調整機能を備えている。


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