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バッテリーの状態を監視しながら自動充電。維持充電機能付き充電器で長期保管も安心


●文/写真:モトメカニック編集部(栗田晃) ●取材協力:プロト

走行中のバッテリーはオルタネーターで発電した電気によって常に充電されているが、灯火類や点火系で消費されているため充電と放電を繰り返している。また乗っていない間にも自己放電が続いているから、定期的かつ連続的にメンテナンスを行うことが望ましい。

そんな場面で重宝するのが、バッテリーの状態を監視しながら必要に応じて自動的に充電を行う、維持充電(フロート充電)機能付き充電器である。

【フルオートデジタルバッテリーチャージャー|プロト】軽量でコンパクト(本体サイズ75×140×47mm)な本体と、コンセントから充電クリップ先端まで3.5mと余裕のあるコード長で使う場所を選ばない。小型バッテリー向けに、みの虫クリップのコードがあるのが嬉しい。●税抜価格:5800円

最近は各メーカーとも機能の多彩さをアピールした製品が多いが、プロトの新製品は機能を厳選することで賢い充電と高いコストパフォーマンスを両立したのが特長。

開放型/MF型/密閉型などリチウムイオン以外のすべての12Vバッテリーに対応し、電極に接続すれば小型車から大型車まで容量に応じて最適の電圧/電流で充電を開始。

最大電流によるバルク充電、14.8Vの最大電圧で電流を絞るアブソーブ充電、微弱充電による維持充電、充電カットによる視状態ひとつのサイクルとしたデジタルプログラムによって、長期管時にバッテリーの活性が保たれる。

こうした機能を持つ充電器は他にもあるが、複数のバイクを所有するオーナーにとって3種類の充電ケーブルとリーズナブルな価格も大きな魅力となる。バッテリー上がりで痛い目に遭う前に、転ばぬ先の杖として活用することをおすすめしたい。

本体前面には詳細な情報が記載されているので、この本体さえあればいつでも迷うことなく使える。最大充電電流は1.2Aで、バッテリーの容量に応じて自動的に調整される。

走行中の充電で満充電に達するとは限らない。この充電器を繋げばバッテリーに過剰な負荷を掛けず約8時間以上かけてゆっくり充電し、100%状態で緑色のLEDが点灯する。

ケーブル接続部は防水カプラーを使用し、5Aのヒューズが組み込まれたバッテリーターミナル直結ケーブルには防水キャップも付く。


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