たゆまぬ進化を続ける二輪車テクノロジー

時代を切り拓いた革新のエポックマシン〈世界初〉’04〜’09セレクション×7台

  • 2020/8/21
時代を切り拓いた革新のエポックマシン〈世界初〉’04〜’09セレクション×7台

※本記事で取り上げる「初」は、公道走行可能な量産二輪市販車としての”初”を意味します。なお、その定義には諸説ある場合があります。

’04 ホンダ フォルツァZ〈世界初・スマートキーシステム〉電子制御の充実化でライバル勢を凌駕

激戦区となった250ccスクーター市場を制するべく、2代目に進化したフォルツァの上級仕様は、二輪車初のスマートキーや電子制御式6速Sマチックを採用。4連メーターはLED透過式。

’04 ホンダ フォルツァZ

【’04 HONDA FORZA Z】■水冷4スト単気筒SOHC4バルブ 249cc 22ps 2.4kg-m 車重174kg(乾) ●当時価格:59万9000円 [写真タップで拡大]

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NSR250Rのカードキーとは異なり、フォルツァのスマートキーは車両への装着が不要。ボタンを押すことですべての操作が行える。

’04 トライアンフ ロケット3〈世界初・2400ccオーバー〉怒涛のトルクが満喫できる

’04年に初代が登場し、’20年から2代目の販売が始まる「ロケット3」は、量産車最大排気量となる2294/2458ccの並列3気筒エンジンを搭載。最大トルクは20.4/22.25kg-mで、この数字も量産車最大。

’04 トライアンフ ロケット3

【’04 TRIUMPH ROCKET-III】■水冷4スト並列3気筒DOHC4バルブ 2294cc 142ps 20.4kg-m 車重320kg(乾) ■当時価格:220万5000円 [写真タップで拡大]

’04 トライアンフ ロケット3

2代目はスポーツ性を強調。徹底した軽量化を行い、車重は初代-約40kgとなった。 [写真タップで拡大]

’07 スズキGSX-R1000〈世界初・パワーモードセレクター〉走行状況に応じたエンジン特性を選択

’01年にデビューしたGSX-R1000の最高出力は、世代を重ねるごとに向上。185psを獲得した’07年型では常用域での扱いやすさを高めるため、量産車初のエンジンモードセレクター・S-DMSを採用。

’07 スズキGSX-R1000

【’07 SUZUKI GSX-R1000】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 999cc 185ps 11.9kg-m 車重172kg(乾) ※輸出車 [写真タップで拡大]

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3種の特性が選択できるエンジンモードの切り替えボタンは(セカンダリーバルブの動きが変化する)、右側スイッチボックスに設置。

’07 ヤマハWR250R/X〈世界初・オフロード用アルミフレーム〉開発目標は林道のYZF-R1

’00年代前半のオフロードレーサーの世界では、アルミフレームが急速に普及。その技術を量産モデルに初めて転用したのは、林道のYZF-R1をコンセプトに掲げるWR250R/Xだった。

’07 ヤマハWR250R/X

【’07 YAMAHA WR250R/X】■水冷4スト単気筒DOHC4バルブ 249cc 31ps 2.4kg-m 車重123kg(乾) ●当時価格:70万1400円(R) [写真タップで拡大]

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メイン部はレーサーと同様のアルミ製だが、剛性バランスと耐久性を考慮した結果、WRのダウンチューブはスチール製を採用。

’07 ホンダ ゴールドウイング[エアバッグ]〈世界初・エアバッグ〉前面衝突時の衝撃を大幅緩和

’60年代から四輪で培った技術の転用に熱心だったホンダは、’07年以降のゴールドウイングの上級仕様にエアバッグを搭載。衝撃感知からエアバッグの展開までに要する時間は約0.015秒。

’07 ホンダ ゴールドウイング[エアバッグ]

【’07 HONDA Gold Wing〈Air Bag〉】■水冷4スト水平対向6気筒SOHC2バルブ 1832cc 109ps 16.4kg-m 車重403kg(乾) ●当時価格:346万5000円 [写真タップで拡大]

’07 ホンダ ゴールドウイング[エアバッグ]

エアバッグは言うまでもなく、衝撃センサーやインフレーターやECUなど、関連部品は2輪用としての小型軽量化を図った専用品。 [写真タップで拡大]

’07 MVアグスタF4CC〈世界初・200psオーバー〉創業者の名を冠したF4シリーズ最高峰

’98年から発売が始まったMVアグスタF4シリーズは、これまでに数多くの限定車を販売。フルカーボン外装の’07年型CCは、公道用モデル初となる200psオーバーの最高出力を公称。

’07 MVアグスタF4CC

【’07 MV-AGUSTA F4CC】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 1078cc 200ps超 12.7kg-m 車重187kg(乾) ●当時価格:10万ユーロ(約1500万円) [写真タップで拡大]

’07 MVアグスタF4CC

当時のMVアグスタの社長だったクラウディオ・カスティリオーニの名を冠したCCは、レースを度外視した1078ccエンジンを搭載。 [写真タップで拡大]

’09 ホンダCBR1000RR〈世界初・電子制御式前後連動ABS〉速度域などに合わせ前後配分も自動調整

昨今の大排気量車ではABSや前後連動ブレーキが定番になりつつあるが、その2種をリッターSSに初めて導入したのは’09年型CBR1000RRだった。フルパワー仕様の最高出力は178ps。

’09 ホンダCBR1000RR

【’09 HONDA CBR1000RR】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 999cc 118ps 9.7kg-m 車重211kg(装) ●当時価格:155万8200円 [写真タップで拡大]

’09 ホンダCBR1000RR

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●文:沼尾宏明、中村友彦
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