女性オーナーが駆る、快適ゴージャス仕様

FLSTCヘリテイジソフテイル チカーノスタイル【ハーレーカスタムトレンドNEWS】

現在のソフテイルシリーズは、フレームやサスペンション機構が刷新された優秀なシャーシーが魅力だが、ハーレーというバイクは、旧型に対する根強いファンも多いことも特徴のひとつだ。それぞれの年式に強い個性があるのだから当然の話だが、旧型のソフテイルをベースにしたカスタムは、現在でもまったく色褪せない個性を発揮している。

ソフテイルフレームとは、元々リヤサスを持たなかったリジットフレーム時代のシルエットを現代的に表現したフレームで、1980年代にデビュー。そのクラシカルな外観は特にオールドスクールファンには受け入れられており、多くのカスタム車両が生み出され続けているのは当然のことだろう。

フォレストウィング(愛知県名古屋市)が手がけたこのカスタムも、同じく基本のシルエットはオールドスクール。クラシカルテイストに溢れているものの、使われているパーツは最新スペックのものばかりである。

チョロスタイルとかチカーノスタイルと呼ばれるメキシコ発祥のカスタムスタイルは、旧ソフテイルをベースに大柄なエイプハンガーを装着して、前後ホイールはアップサイズのスポーク仕様。そして塗装はキャンディ系のゴージャスなイメージという内容だが、まさしくこのカスタムも同じイメージで製作されている。

日本にはまだ定着しているとは言い難い新しいムーブメントではあるが、女性ライダーにも人気で、その乗りやすさとゴージャスなイメージを楽しむという両面が大きな魅力となっているようだ。

スタイルは新旧コラボしたイメージだが、ハーレーらしさを失わないチカーノスタイル。気になる存在なのである。

ハンドルバーはカリーニデザイン製のピストエイプ17インチクローム。

フロントフォークアウターチューブとブーツは、アーレンネス製。ヘッドライト&フォグランプはクリアキン製LEDである。

フェンダーはクロックワークス製。ホイールはシニスター製の21インチスポークを採用する。

ペイントはセンタールーツ。ロゴに特徴があり、個性を強調する。

その他のカスタムポイント

エンジンはストックで、インジェクションチューンを施す。エアークリーナーカバーはクラシカルなS&Sのティアドロップ型。

エンジンガードはワンオフ製作。フットボードはPM製。スーパーライトフロアボード。シフトペダルはアーレンネス。ペグはPM製をコラボする。

シートはライダーの体格にマッチングするように、ワンオフ製作されたもの。

マフラーは、バッサーニ製のフィッシュテイル36インチ。

超小型ウインカーはケラーマン製バレットアトー。


●取材協力: フォレストウィング ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

ウィズハーレー

ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓

最新の記事