人気の高いFXRベースのクラブスタイル

ハーレーカスタム FXR/FXRDBBクラブスタイル【RTBモーターサイクル】

  • 2020/6/16

昨今のカスタムシーンで、高い人気を誇っている「クラブスタイル」。そのベース車としてファンから根強く支持されているのがFXR系だ。本記事では、RTBモーターサイクルがFXRとFXRDBBの異なる年代生まれの2台をベースに作り上げたカスタムモデルをそれぞれ見てみよう。

’94 FXR S&S TC97モーター換装車:高年式オーナーも羨むFXRクラブスタイル

ハーレーがオールアルミ素材のエボリューションエンジンをリリースする以前、鉄シリンダーを有するショベルヘッドがまだ現役だった1982年に初期モデルが登場したFXR。80年のFLTフレームに続き、エンジンをラバーを介して搭載するラバーマウント構造(3点懸架)を採用した高剛性なシャシーを持つ。

シート下にサイドカバーを配したデザインは”日本車みたい”と揶揄されたが、その一方でアメリカ西海岸のアウトローバイカーやトップビルダーたちが、ポリス仕様のFXRPを安価で払い下げてカスタムベースとしていたのもまた事実。クラブスタイルのルーツを辿っていけば、その頃のそんなシーンにまで遡らなければならないだろう。

前置きが長くなったが、現代版ではパワフルなTCモーターを惜しみなく投入するのがトレンド。RTBモーターサイクルではS&S製TC97を積み込み、吸排気もスーパーGキャブレターとサンダーヘッダーマフラーで刷新。さらに足まわりも強化し、フロントはダイナ用39mm径トリプルツリーでプログレッシブのカートリッジ式フォークに、リヤはイタリアODC15インチショックで武装した。

凝ったペイントも目を惹くもので、トータルコーディネイトの完成度が高いのはRTBらしさ。ダイナやM8といった高年式車がクラブスタイルの主役となりつつあるが、FXRのオーラは唯一無二。戦闘力を高め、まだまだ勝負の土俵にあげてくるのがRTB流だ!!

'94 ハーレーダビッドソンFXRカスタム S&S TC97モーター換装車[RTBモーターサイクル]

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'94 ハーレーダビッドソンFXRカスタム S&S TC97モーター換装車[RTBモーターサイクル]

人気の高いFXRベースのクラブスタイルカスタム。より次元の高い走りを求めてTCモーターを搭載するのもカスタムトレンドのひとつになっている。3点ラバーマウントフレームは側面のサイドカバー部が特徴だが、販売されていた当時は不人気だった。 [写真タップで拡大]

'94 ハーレーダビッドソンFXRカスタム S&S TC97モーター換装車[RTBモーターサイクル]

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'94 ハーレーダビッドソンFXRカスタム S&S TC97モーター換装車[RTBモーターサイクル]

フルレストアした車体。クロモリ補強で剛性アップしたFXRフレームに、TC97S&Sコンプリートエンジンを搭載する。スーパーGキャブと組み合わせた。 [写真タップで拡大]

'94 ハーレーダビッドソンFXRカスタム S&S TC97モーター換装車[RTBモーターサイクル]

ODCサスペンションは15インチ。 [写真タップで拡大]

'94 ハーレーダビッドソンFXRカスタム S&S TC97モーター換装車[RTBモーターサイクル]

マフラーはサンダーヘッダー。エンド部を持ち上げるために、ソフテイル用のエキパイにダイナ用のサイレンサーを組み合わせた。 [写真タップで拡大]

'94 ハーレーダビッドソンFXRカスタム S&S TC97モーター換装車[RTBモーターサイクル]

TC用純正キャリパーをワンオフサポートで装着。 [写真タップで拡大]

'94 ハーレーダビッドソンFXRカスタム S&S TC97モーター換装車[RTBモーターサイクル]

手の込んだグラフィックスペイントも舌を巻く。コンソールはリンクルブラックで仕上げた。 [写真タップで拡大]

'94 ハーレーダビッドソンFXRカスタム S&S TC97モーター換装車[RTBモーターサイクル]

2眼メーターそれぞれにバイザーをセットするあたりは、バイクカルチャーに精通するRTBモーターサイクルY.A.S.氏らしい。カワサキZ1など70’Sスタイルにも通じるスタイルだ。 [写真タップで拡大]

'94 ハーレーダビッドソンFXRカスタム S&S TC97モーター換装車[RTBモーターサイクル]

純正クォーターフェアリングを備えた精悍なフロントマスク。 [写真タップで拡大]

'94 ハーレーダビッドソンFXRカスタム S&S TC97モーター換装車[RTBモーターサイクル]

テールエンドのフェンダーラインがスッキリとし、より美しいのはライセンスレイダウンによるもの。 [写真タップで拡大]

’15FXDBBクラブスタイル:アグレシッブな走りを予感せずにはいられない 

フォワードコントロールだったフットペグをスポーティなミッドに戻し、カーボン製のTスポーツカウルやワイルドワンの12インチ・ハンドルバーでワイルドなスタイルに。チョッパースタイルだったストリートボブリミテッドの面影は、もはやどこにもない。

'15ハーレーダビッドソンFXDBB ストリートボブリミテッドベースカスタム[RTBモーターサイクル]

ベース車両は2015年式FXDBB ストリートボブリミテッド [写真タップで拡大]

'15ハーレーダビッドソンFXDBB ストリートボブリミテッドベースカスタム[RTBモーターサイクル]

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ツインカム96に入れたスクリーミンイーグルのハイカムSE-255は、トルク重視で常用回転域での力強さが増し、強烈な加速が楽しめる一方で扱いやすさも失われていない。ステンレス管ならではの重厚な低音が響き、ストリートを流すだけで痛快なエキサイティングなライドフィールを獲得している。

前後サスペンションも強化済みで、フロントはダイナ・ローライダーSより移植したカートリッジ式フォークとし、リヤはODCの14.25インチショック。

エンジン下の武骨なスキッドプレートも存在感があるが、これはカリフォルニア・ロングビーチに拠点を構えるパーツメーカー・スピードマーチャント製。こうしたワンポイントでマシンの表情をガラリと変える。クラブスタイルの枠組みの中で個性をアピールした好例だ。

'15ハーレーダビッドソンFXDBB ストリートボブリミテッドベースカスタム[RTBモーターサイクル]

スクリーミンイーグル・パフォーマンスカムSE-255でトルクアップを果たしたツインカムエンジン。 [写真タップで拡大]

'15ハーレーダビッドソンFXDBB ストリートボブリミテッドベースカスタム[RTBモーターサイクル]

TCBカーボンフロントフェンダー [写真タップで拡大]

'15ハーレーダビッドソンFXDBB ストリートボブリミテッドベースカスタム[RTBモーターサイクル]

真紅の3本ラインが目を惹くタンクコンソールもカーボンで軽快感がある。 [写真タップで拡大]

'15ハーレーダビッドソンFXDBB ストリートボブリミテッドベースカスタム[RTBモーターサイクル]

タンク両サイドのペイントも凝っている。 [写真タップで拡大]

'15ハーレーダビッドソンFXDBB ストリートボブリミテッドベースカスタム[RTBモーターサイクル]

エキゾーストマフラーはレッドサンダー。ステンレス製で迫力のサウンドを奏でる。 [写真タップで拡大]

'15ハーレーダビッドソンFXDBB ストリートボブリミテッドベースカスタム[RTBモーターサイクル]

ツーアップシートは足着き性とホールド性に優れるラペラ。 [写真タップで拡大]

'15ハーレーダビッドソンFXDBB ストリートボブリミテッドベースカスタム[RTBモーターサイクル]

もはや入手できなくなったイタリアTCBカーボンフェンダー。 [写真タップで拡大]

●取材協力: RTBモーターサイクル
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※この記事はハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』に掲載したものを加筆修正したものです。最新の雑誌は書店もしくは下記サイトにてお買い求めください。

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