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[画像 No.2/10]広く深く伝えてこそのレース活動【ホンダ高山正之のバイク一筋46年:第8回】

ホンダ高山正之のバイク一筋46年|広く深く伝えてこそのレース活動【ホンダ高山正之のバイク一筋46年:第8回】
1959年6月4日、ホンダはマン島TT 125クラスにWGP初参戦。ここでホンダ勢最高の予選12位、決勝6位を獲得したのが、ゼッケン8番のRC142+谷口尚己氏だった。フロントのアールズフォークは、全周火山灰で覆われた浅間火山レースで作動性が良好だったために用いられたが、全周舗装路のコースはホンダにとって初めての経験だった。
ホンダ広報部の高山正之氏が、この7月に65歳の誕生日を迎え、勇退する。二輪誌編集者から”ホンダ二輪の生き字引”と頼りにされる高山氏は、46年に渡る在社期間を通していかに顧客やメディアと向き合ってきたのか。これを高山氏の直筆で紐解いてゆく。そして、いち社員である高山氏の取り組みから見えてきたのは、ホンダというメーカーの姿でもあった。 連載第8回は様々なバイクレースを通じた広報活動について振り返る。 […]