XR1200オーナーが集う一国サイクルワークス
スポーツスターXR1200がさらにスポーティに【ハーレーカスタムトレンドNEWS】
- 2020/3/27
横浜市鶴見区の老舗バイクショップ「一国サイクルワークス」は、国内メーカーも取り扱うがハーレーのカスタムバイク製作が得意である。それもルックスだけのカスタムではなく、バイクとしてトータルポテンシャルをスープアップさせることが上手い。そしてここはおそらく日本一スポーツスターXR1200のユーザーが数多く集うショップとも言えるだろう。数あるカスタム事例の中から特別な1台を紹介する。
●取材協力:一国サイクルワークス ●車両オーナー:五十嵐大
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
徹底的にスポーツ性をアップデートさせたスペシャル
スポーツスターXR1200のデザインモチーフは、もちろん’70〜’80年代に大活躍したダートトラックレーサーXR750である。
発売されたのは2008年で、なんとアメリカ本国では販売されず、ヨーロッパや日本限定モデルとしてデリバリーされていた。エンジンはそれまでラインナップされていたビューエルからのフィードッバックが多く、スポーツスターカテゴリーの中でも特別スポーツ性の高いモデルとしてその存在をアピールし、現在もコアなファンを掴んで離さない存在だ。
一国サイクルワークスでは、このXRをカスタムした事例が多く、おそらく日本一このモデルのユーザーが数多く集うショップだと言えるが、今回その中の1台を紹介しよう。
徹底的に手を加えたのは足回りである。前後のホイールは17インチの超軽量マルケジーニを採用し、ハイスペックラジアルタイヤを装着。前後のサスペンションはオーリンズを専用セッティングした状態で組み込んでいる。エンジンはストックのままだが、給排気系を変更しパワービジョンにてチューニング。ストックの日本仕様エンジンはデチューンされた状態で販売されていたので、本来以上の性能を復活させることができている。

オーリンズのフロントフォークは、カワサキ用をフィッティング加工して装着する。

リヤサスもカワサキ用のオーリンズに変更。
外装は、ノーマルの特徴を生かしたイメージのまま完全にリペイント。センスの良い仕事はシェイキンスピードグラフィックス清水氏の腕によるものだ。そして、本来こうあるべきだろう、と誰もが思うシートカウルはプレイン製。よりダートトラックレーサーのXR750に近づいたイメージとなった。
XRオーナーなら誰も憧れるシルエット。そんなカスタムに仕上がっている。

ハンドルはミリバーに変更。スイッチはホンダ製を採用する。ミラーはクラフトマン製。
※この記事はハーレーダビッドソン専門誌『WITH HARLEY』に掲載したものを加筆修正したものです。最新の雑誌は書店もしくは下記サイトにてお買い求めください。
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※この記事はハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』に掲載したものを加筆修正したものです。最新の雑誌は書店もしくは下記サイトにてお買い求めください。
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