モトツーリングがお送りするのは、読者目線で集計した絶景道の完全ガイドだ。ノミネートされた絶景ロードの周辺情報やロードガイドを旅人の目線から徹底的にバイクで実走調査。皆様の旅に真に役立つ情報マガジンとしてまとめてみたぞ。第10回は読者投票10位となった安芸灘 とびしま海道。定番のしまなみ海道の“裏面”とも言える大橋梁ルートである。
〈モトツーリング2019年5月号より〉
潮と共に漂うレモンの香り。風光明媚なアロマロードへ
人呼んで“裏しまなみ海道”。そう。本州と四国を連絡する手段の定番は、大橋梁で繋いだ3ルートだ。しかし、そこは高速道。原付は走行不能な上、料金も中々のもの。そんな悩みを一挙に解決する裏道ルートがこのとびしま海道なのだ。
とは言え、バイクで行けるのは四国の一歩手前、岡村島まで。対岸までは直線距離で約7km。あとはフェリーにて仕上げる事となるが、バイクで縦横無尽に離島を走れる格好の潮風ルートなのだ。
とびしま海道はその名のとおり、7つの離島を飛び石のように次いで走る。島嶼間は橋で連絡されており、本土側の1カ所以外は全て無料。もちろん原付も通行可能な為、ゆっくりトコトコと島時間を楽しむ事も余裕なのである。
ルートは概ね島の周囲の海岸線にそった外周路がメイン。その為、風光明媚な瀬戸の雰囲気を、潮風と共に存分に楽しめる。反面、展望は少な目と言えるだろう。……と、ここまではガイドブックに書いてある。しかし、真の絶景は島の随所にある展望台なのだ。
島の高台にひっそりと設けられた展望台からは、四国~本州まで瀬戸の多島海が一望! これこそが瀬戸内の神髄なのだ。本ページの撮影ポイントは大崎下島の一峰寺山展望台。まるで飛行機の様な飛翔感すら味わえる。各展望台共に穴場感抜群。海岸を一気に走りきらず、ぜひ立ち寄りをお勧めしたい。地域の名物、柑橘と潮の香が混じり、エキゾチックな雰囲気の漂う海道旅。春に行くのもおすすめだ。
アナゴは絶対に食べておこう!
瀬戸内の名物と言えばやはり新鮮な魚。安芸灘イチバンの名物はアナゴ。焼き立てのアナゴは絶対に頂いておきたい。また、現在はベタな観光地だが、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている御手洗の古い町並みも必見!汐待ちで栄えた古き瀬戸を堪能しよう。
船旅は意外とお得! フェリーを上手く使おう
とびしま海道の終点、岡村島からは愛媛県の今治市行きのフェリーが就航している。乗船時間は約1時間とスピーディーな上、料金も安い。旅プランにもよるが、しまなみ海道よりも圧倒的に安くて速い場合もあるのだ。瀬戸内は離島も沢山!島間の船旅も楽しいぞ。
安芸灘とびしま海道
区間距離:30.1km ※安芸灘大橋以外無料
展望感★★★
絶景度★★★★
路面★★★
酷道感★★★
爽快感★★★★
混雑度★★★★
アクセス★★★★
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