第47回マシン・オブ・ザ・イヤー2019

頭上には碧空のみ。日本屈指の天空回廊

読者が選んだ絶景道・7位[実走ガイド]高知県 瓶ヶ森林道(UFOライン) #モトツー

  • 2019/9/4

モトツーリングがお送りするのは、読者目線で集計した絶景道の完全ガイドだ。ノミネートされた絶景ロードの周辺情報やロードガイドを旅人の目線から徹底的にバイクで実走調査。皆様の旅に真に役立つ情報マガジンとしてまとめてみたぞ。第7回は読者投票7位となった瓶ヶ森林道(UFOライン)。四国山脈の頂点に位置する、幽玄の秘境地帯だ。アクセスは極めて不便だが、訪ねる価値はあるぞ!

〈モトツーリング2019年5月号より〉

四国の屋根より下界を一望! 神々の棲む聖域を旅しよう

これぞ一生に一度は走っておくべき、国内屈指の絶景道。場所は高知県と愛媛県の県境。四国山脈の頂点に位置する、幽玄の秘境地帯だ。アクセスは極めて不便で、ダートだった時代は、剣山スーパー林道と並ぶオフローダーの聖地でもあったニッチなルートだ。

しかし、この風景と解放感。何より霊山の幽玄な秘境感は、ここだけの独自の雰囲気。多大な困難に挑みつつ遠方より訪れる価値は、弊誌の看板をかけて保証しよう。

現在は全線舗装化されており、ダートは皆無。路面も新しめで大型ツアラーでも難なく走行可能だ。しかし、全線1.5車線の狭路。線形も旧来のままで、まさに“険道”の見本のような様相だ。正直、初心者ライダーにとっては地獄絵図だろう。

四国山脈を遠望しつつ山腹をトラバース。展望が素晴らしい

しかし、標高1700mにも及ぶピークからの風景は絶句モノ。遠方には瀬戸内。目前には幽玄な四国山脈。写真詐欺的“絶景”はよくあるが、ここの場合、写真の方が完全に負けている。キミ自身の目でいつかはこの風景を見て頂きたい。

通常、4月中旬まで冬期通行止め。しかし、初夏でも早朝は凍結のリスクを頭に入れておこう。ハイカー達もよく訪れる為、頂上付近には駐車場も整備されている。周辺の峰々には徒歩約50分程度で登れる為、余裕があれば山頂からの風景を堪能する事も、ぜひお勧めしたい。

注意すべきは休憩施設やガソリンスタンドが皆無な事。自販機すら無い。旧道と登山道には湧水があるが、飲料水と燃料の確認は必須。しかし、この絶景の中で食べる弁当は、大変美味い。これが一番お勧めの昼食だ。

ピーク付近以外は典型的な四国道。全線1. 5車線の険道だが、断崖トラバース路の為、展望感は素晴らしい。さぁ、四国の山奥へ挑んでみよう!

ピーク付近の標高は約1700m。これより先は空のみ!まさに天空回廊の名に相応しい、日本屈指の絶景道だ。全線約27kmだが、走破には2時間程度は見込んで挑みたい。

山脈の稜線を一望できる東黒森の山頂へは、ルート沿いの登山口より片道約45分。少々キツイが、想像を絶する展望に感激にする事間違い無しだ。

瓶ヶ森林道は完全舗装されているものの、全線1. 5車線の狭路が続く。アクセスルートはさらにエキサイティングな様相だ。気合を入れて走ろう。

名の由来たる瓶ヶ森(女山)山頂へは吉野川源流の碑より徒歩約40分。標高は約1900m。天空から見下ろす風景は日常とは一線を画した別世界だ。

瓶ヶ森林道(町道瓶ヶ森線)

区間距離:約27km ※11/30~4月中・下旬は冬季通行止

展望と風景は国内屈指の道だが、アクセスルートはエキサイティングで激ハード。初心者は十分気を付けよう。瓶ヶ森林道西部には石鎚スカイラインが走っており、松山~高知方面へのルートも選べる。スカイラインとは言え展望はあまり望めず、期待はそこそこに。

展望感★★★★★★
絶景度★★★★★★
路面★★★★
酷道感★★★★★
爽快感★★★★
混雑度★★
アクセス★★

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モトツーリング モトツーリング編集部

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