Z900RS用パーツを数多くリリースするキジマが次の一手として製作したのはキャリア。普遍的なスタンダードスタイルのZ900RSだけに、ツーリング需要もかなりある。車体に違和感なく溶け込むその姿に、匠のデザインが隠されている。
ツボを押さえた実用性と絶妙に溶け込むデザイン
キジマがリリースするZ900RS用のニューパーツは、「お客様からの要望が多かった」というリヤキャリアだ。
一見すると何気ない作りの『普通の』リヤキャリアだが、車両のスタイリングを崩さずに十分な積載性を確保、そして長旅にも対応するタフな強度を持たせるなど、設計に気を配っている。また、同社のフェンダーレスキットとも併用可能であるほか、サイドバッグなどの巻き込みを防止するバッグガードが装着できるのもうれしいところ。
もうひとつのニューパーツは、パルサーカバーセット。今回装着されていたのはバフ仕上げのタイプだが、メッキ仕様もある。見た目には1点だが『セット』とあるのは、装着にともないインナーが必要になるから、とのことだ。
ステップリロケーションブラケットも面白い。足着きの際に、まっすぐ足をおろせば接地するはずでも、ステップバーがふくらはぎなどに当たって邪魔になることがある。それを解消するのがこのパーツで、ステップホルダーのマウントに噛ませることでステップを20㎜後方、10㎜上方へ移動し、悩みを解決する。また、デモ車両ではローダウンブラケットも装着。足着き改善だけでなく、ややリヤ下がりの姿勢となることで、Z900RSのたたずまいに落ち着き感が出ているようにも見える。
キジマの手がけるZ900RS用パーツはこれだけじゃない
●文/写真:編集部
※取材協力:キジマ
※ヤングマシン2019年8月号掲載記事をベースに再構成
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