ライダーの聖地、信州を代表する絶景高原をつなぐ道

実走ガイド【読者が選んだ絶景道・1位】長野県 ビーナスライン #モトツー

モトツーリングがお送りするのは、読者目線で集計した絶景道の完全ガイドだ。ノミネートされた絶景ロードの周辺情報やロードガイドを旅人の目線から徹底的に実走調査。皆様の旅に真に役立つ情報マガジンとしてまとめてみたぞ。まさに保存版のロードガイド。今年は走るっきゃない!

〈モトツーリング2019年5月号より〉

信州・長野県が誇る絶景道。懐の深さで誰でも楽しめる

読者投票1位を獲得したのは、やはり信州のビーナスラインだった。全長約76kmに及ぶ展望ロードには3つのステージが用意されている。蓼科高原エリアの白樺が美しい林間ゾーン、白樺湖から八島ヶ原湿原にかけた高原・湿原ゾーン、そして標高2000mに迫ろうという美ヶ原高原のある山岳ゾーンだ。これらを全て走りつなぐも良し、一部に限って楽しむも良し、最もポピュラーな車山から霧ヶ峰のわずかな区間を走るだけでもダイナミックな絶景に酔いしれれことができる。

懐が深く、バイク初心者からベテランまでどのようなバイクで走っても楽しい。それがビーナスラインだ。なお、現地にいるとあまり実感できないが、遊園地のある白樺湖でさえ標高は1420m、真夏と言えど、朝晩の服装には防寒・防雨対策を。

松本市街と名勝「王ヶ頭」をつなぎ、裏ビーナスラインとも呼ばれる美ヶ原スカイライン。ほぼ1.5 車線と道幅は狭いが松本平を見下ろす展望は圧巻。
ビーナスラインのハイライトは高原ゾーン。白樺湖~霧ヶ峰~諏訪とつなぐルートなら全線の魅力をダイジェストで楽しめる。手軽に絶景が楽しめるぞ。
ビーナスラインからの富士山。天気快晴が絶対条件だが、所どころで見られるのでぜひ探してみてほしい。写真は霧ヶ峰の富士見台展望台からの富士。

ビーナスライン

区間距離:約76km/無料

展望感 ★★★★★
絶景度 ★★★★★
路面  ★★★
酷道感 ★
爽快感 ★★★★★
混雑度 ★★★★
アクセス★★★★★

標高差は実に500m以上!

白樺湖と美ヶ原の標高差は500m以上で、まさに山1 個分の差がある。白樺湖でさえ1420mもあるため雨風が吹こうものなら夏でも震えてしまうほどだ。メッシュジャケットの場合は必ず防風インナーを携行しよう。レインウェアも必須アイテムだぞ。

ビーナスラインは冬期通行止め!

ビーナスライン(八島湿原~和田峠~美ヶ原)、県道464 号線、アザレアライン(松本市街~扉峠)は11月下旬~翌4月下旬まで冬期通行止めとなる。また、メルヘン街道も麦草峠から先は同様に通行止めとなる。

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